■ TOP | ■ アピール | ■ 活動報告 | ■ GPCA-FAQ | ■ トピックス | ■ 出版案内 |
mook 動物ジャーナル | ■ Links | ■ 通信販売 | ■
ご連絡窓口 |

TOP アピール! 2001年01月

「唄を忘れたかなりや」の歌を忘れた日本人

青島 啓子

カナリヤはその声の美しさによって購められた。
しかし、歌わなくなってしまった。つまり、役に
立たなくなった、ヒトの。
ではどうする? 捨てる・生き埋めにする・鞭で
打つ。──が提案された。まさかそんなことがで
きますか? すぐに拒否された。
では? 唄を思い出せるように、環境をととのえ
てあげましょう。(現在象牙はなりませぬが。)
再び歌うようになったカナリヤは、老いて歌えな
くなっても、この家のヒトにずっと大事にされた
ことであろう。
「古き良き時代」などと片付けておけることだろ
うか。
『動物ジャーナル28』より