二〇一五年三月二十一日付 朝日新聞朝刊の記事を、関西圏の読者からファクシミリでいただきました。
見出しは「野良猫 不適切な餌やり禁止/京都市議会、条例を可決」、記事を要約しますと、
・野良猫などに対し、餌を与えたまま放置するなど、不適切な給餌で周辺の住民に迷惑を及ぼす状況があり、鳴き声や臭いなどに関する苦情は、14年度二月末までに七百四十四件あった。
・こういう背景から、不適切な給餌人には勧告・命令を、命令違反には過料を科すとの条文を含む条例をつくった。
・この条例は、三月二十日に市議会で可決され、七月一日から施行される。
・「地域猫活動」をする人たちからは、適切な餌やりをしている人に罰則が及んだり、批判されたりするようになるのではとの声が上っている。
・市は、一律に給餌を禁止するのではなく、適切に行うことが目的。野良猫の命を軽んずるものではないと説明している。
以上が前述紙の報道の内容です。
この条例は当初「動物による迷惑の防止に関する条例(仮称)」としてその骨子が発表され、意見公募も行われました(14年12月15日〜15年1月14日)。
条例作成の過程で、その名称は「動物との共生に向けたマナー等に関する条例」に変更されました。(この名称で検索すれば、全文を読むことができます。)
この記事は猫関係のことしか取上げていませんが、条例の内容は犬と猫にわたるものです。
当会としては、この条例が制定されるまでの動きや報道のされ方を丁寧に見てみたいと思っております。
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