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■ 動物ジャーナル 66 2009 夏
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「里親」という言葉を避けます
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─── 編集方針として |
青島 啓子
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犬さんねこさんを保護し、新しい家庭を探す時、「里親募集」という言葉を使うのは、ごく自然で、ありふれた表現と思っていました。
ところが最近になって、人間の子どもさんを引き受ける「里親」さんたちが、非常に不快に感じていると知らされました。
間接的な情報ですので、もう少し調べてからしっかりと「使いません」と表明すべきとも思いましたが、「動物にも人にもつらい思いをさせたくない」と希う動物虐待防止会、およびその会が編集する『動物ジャーナル』としては、お一人でもそれが嫌と感じられるならば、使用を遠慮するのが当然であろう、と考えます。
それで、当『動物ジャーナル』では、動物さんを迎えてくださる方・家庭を「里親」さんと称することを避けることにしました。
したがって、以後『動物ジャーナル』本文には、この語を用いず、「もらい手探し」「新しい家族募集」など、臨機応変に言葉を選んでいきたいと思います。
ご寄稿くださる諸賢にも、この趣旨を容れて頂けましたら幸いに存じます。
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