------- 動物ジャーナル65 巻頭記事
当会はご寄付を求めることなく過してきましたが、ご恵投下さる方も多く、その使途をご相談によって「不妊手術補助金」に支出することに決めました。
『動物ジャーナル』創刊後一年位経ったときのことです。
以来積極的にご活用いただき、不幸な子たちの出生をくい止めることができましたこと、感謝に堪えません。特に近ごろホームページにも出すようになって申込者の広がりも顕著で、ありがたいことと思っております。
しかしながら、ご寄付受入口が購読料振込先の小田原アカデミーであることが同社の事務煩雑を起し、当会として気の毒と思っていました。それで、この度改善策として「切り放し」を考えました。
具体的には、ご寄付固辞を徹底する、必要の事態発生の時は当会が直接「寄付お願い」を発信する、「不妊手術補助金」は一区切り付け、残余寄付金は「補助金貯金箱」としてキープし、個別のご相談に応じる、と致したく思います。
ご厚志にあらためて御礼を、そして右事情ご了承を、お願い申し上げます。
------- 動物ジャーナル65 「動物虐待防止会より」欄から転載
[報告]不妊手術補助金の扱いについて
冒頭のページにしるしましたように、補助金の申込み受付の公募をとりやめました。近々ホームページでも告知する予定です。
当会ホームページにアップし、それが他のサイトに紹介されるようになって以来、全国各地から申し込まれるという広がりを見せました。それは、不妊手術の必要性の認識が広まったことの証しでもあり、大変うれしいことでありました。
けれども、これは本来公的機関のなすべき事ではないか、こんな小さな会の補助金でもこれだけ需要があるのを、見て見ぬふりを極めこむのか、と考え始めましたとき、力が抜けていくように感じました。
俗に「「手間・ひま・お金」と言われます。先に「小田原アカデミーも気の毒」と書きましたが、当会の作業に限っても、けっこうな「手間暇お金」を費消します。ご寄付を完全活用したい一心で続けてきましたが、このエネルギーを他の方面にも向けたく、ここで一区切り付けようと決心しました。
今後は個別のご相談に対応し、ご寄付くださる方々のお気持を無にすることのないよう努めます。使途は不妊手術補助金を主にするつもりでおりますので、活用をお勧め下さるよう、お願いいたします。
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