『動物ジャーナル56』に「クマは絶滅する」と題して、環境省報道発表資料の数字により、ヒグマ(北海道のみ)とツキノワグマ(北海道以外)の状況を考察し、「クマは絶滅したがっている。」と推測の言を記しました。
この悲観的な推量を言葉にしてみつつ、挙げられた数字の中の「非捕 殺」数を、何か明るい見通しにつながる兆しではないか、そうでなくても、希望のもてる将来につなげることはできないかと考え、「非捕殺」数を挙げた二十一府県に、そのクマたちの処遇を聞いてみることにしました。
二十一府県は『動物ジャーナル56』13ページの図表右端、二〇〇六年十一月末までの「非捕殺」数がゼロでない府県。この府 県に対し「二〇〇六年中に捕獲され「非捕殺」となったクマについてのお尋ね」という文書を六月二十六日に発送、七月十三日までに十七府県から回答をいただきました。(本書発刊の都合で、この時点で一応まとめてみます。)
各府県ご担当各位には、早速のお返事をありがとうございました。 『動物ジャーナル56』の時点では、諸種の数字が十一月末まで のものでしたので、年末までに「非捕殺」増加も考えられたため、先ずその数字を尋ね、それを一覧表にしました。 |
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集計は7月31日現在 ※1 非捕殺はすべて子グマ
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※2 クマ牧場へ予定していたが衰弱死
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