戌年のお祝いのために
犬は十万年前から友達だった
旧人に飼われたオオカミから分化 米の学者らDNA解析
(毎日夕刊 97・6・13)
十三日発行の「サイエンス」にR・ウェイン博士らが発表したところによると、六十七種のイヌと各大陸に住む百六十二匹のオオカミ、北米・南米に分布するコヨーテ、インドなどのジャッカルを調べ、少なくとも十万年前に遺伝子の突然変異が始まっていたこと、この頃の人類はネアンデルタール人など旧人の時代で、旧人に飼われてオオカミから分岐したと考えられるという。
忠犬 (毎日夕刊 93・6・9)
ニュージーランドで行方不明にっていた女の子が三日ぶりに無事発見された。一緒にいた犬が、夜は覆いかぶさるように寝て風雨を凌いだという。
厳寒の森の迷子、野犬の愛で救出 米国
(朝日 96・3・17)
アメリカ・ミズーリ州の町で自宅近くの森に迷い込んだ子供が、三日ぶりに救出された。きっかけは犬の鳴き声。発見者によると、子供は二匹の犬にくるまれて零下
十七度にもなる夜を凌いでいた。一匹の犬は子供を乗せた救急車を追いかけ、病院に着くと安心したかのように帰っていったという。
走れ、名犬チプシ (毎日夕刊 02・7・4)
オーストリアで、ドイツシェパード雑種で一歳のチプシが、飼主の男性が農機具で大怪我したのを、二キロも離れた町に出かけていた妻に追いつき、吠えたりくんくん鳴いたりして知らせ、引返させた。
犬のお手柄 (毎日夕刊 00・12・27)
ドイツ・チューリンゲン州で、自殺しようとしていた女性を思い止まらせた四歳の犬が、州政府からご褒美として肉付きの骨をもらった。
犬の恩返し (毎日夕刊 95・7・26)
ニュージーランド南部の町で、犬が火事を知らせ、就寝中の家族を救った。この犬は保護所で処分される寸前だったのを引取られた子で、恩に報いてくれたと主人は感激している。
お手柄の犬 (毎日夕刊 02・7・6)
リオデジャネイロの刑務所で、数ヶ月前から構内にいた野良犬が、壁をよじ登っている一団の囚人がいるのを吠えて知らせ、今後の好待遇を約束された。
挫折 (毎日夕刊 99・11・30)
英国で訓練を受けていた警察犬候補しゃ・二歳のシェパード「シャドー」がお払い箱になった。追いつめた犯人をぺろぺろなめてしまうため。普通の家庭で暮すことになった。
犬の旅 (05・8・29)
スコットランドで、飼主と共に列車で外出したラプラドールレトリーバーは、着いた駅で主人が蒸気機関車を見に行ってなかなか戻ってこないので、ひとりで帰宅した。主人は、よく正しい列車に乗ったものだと感心している。
ご帰還 (毎日夕刊 05・12・20)
スペインで、二十キロ離れた親類宅に愛犬を預けて旅行に出た男性に、翌朝メールが入った。「玄関に犬がいるよ」。どうやら一緒に親類宅に出かける度に乗っていた電車を覚えていて、乗って帰ったらしい。
大西洋横断ねこ (毎日夕刊 05・10・31)
アメリカ・ウィスコンシン州の猫エミリーがフランス北東部で見つかった。近所の倉庫の辺で遊んでいて、コンテナに入り、そのまま船で運ばれてしまったらしい。名札によって連絡が入り、飼主は飛行機で迎えに行く予定。
続報 (東京夕刊 12・2)
船便で一ヶ月かかってフランスに着いたエミリーは、アメリカのコンチネンタル航空からビジネスクラスのチケットをプレゼントされ、同航空手配の付添人と共にパリから搭乗した。
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猫に小判?! 一億三千万円相続 カナダの男性遺す
(東京夕刊 05・11・5)
生涯独身、今年三月に七十九歳で亡くなった庭師のD・ハーバーさんは、三歳のレッドに全財産を遺した。カナダ合同教会が遺志に基づき、遺産を管理、レッドの世話をする。
悠々自適(毎日夕刊 95・5・22)
英国で、飼主の遺産約一千万円を相続した猫サミーは、ペット用施設に入り、豪華な食事と散歩を楽しんでいる。
「豪邸は愛犬が相続」 殺されたデザイナー遺言
(東京 05・1・23)
ドイツ・ミュンヘン郊外で殺害された有名デザイナー・モスハマー氏は、遺言として、共に活躍した愛犬デージーが邸宅に住み、運転手が世話をするよう伝えていた。実際には運転手が邸を引取り、世話をするという。
犬を撫でれば心臓疾患改善
不安二十四%減、人の訪問より効果
米大学チーム「効果は絶大」
(東京夕刊 05・11・16)
カリフォルニア大学医学部の看護師チームが、患者七十六人に対して犬の訪問を加えた不安解消の調査を報告した。それによると、アドレナリン分泌、血圧、肺動脈圧等すべてについて、犬の場合に好結果が出た。
「身内に不幸」なら五%加点
英国中等教育修了試験 (東京夕刊 05・5・9)
終了試験直前に親族が亡くなった生徒には五%、遠い親類の場合は四%、当日にペットが死んだ場合も二%、前日だと一%の得点が増されるという指針が作成された。骨折、喘息、花粉症などにも配慮されるという。
幸運の使者 (毎日夕刊 05・6・21)
クアラルンプール南方の寺院で、足が六本ある茶色の斑の子犬が拾われ、信者たちは幸運の使者と喜び、ペットとして飼う許可を地元の自治会から取ったという。
門前の名犬 (毎日夕刊 05・9・20)
韓国南西部・珍島で、一歳になる珍島犬が修行僧と共に仏像を拝む姿が評判になっている。「お坊さんみたいにお辞儀をするんだ」と寺を訪れた大学生は話している。
永遠のきずな (毎日夕刊 02・7・17)
アメリカ・アイオワ州で九年間麻薬捜査にたずさわっていたジムさんは、共に働いた麻薬犬レディの死後半年で亡くなったが、遺言によって、レディのお墓に葬られた。妻は、固いきずなで結ばれていたふたりが永遠に一緒だと思うと私も慰められると言っている。
犬と埋めて (毎日夕刊 98・2・19)
女優B・バルドーさんは「私が死んだら犬たちと一緒に自宅の庭に埋葬して」と写真誌パリ・マッチに語った。現在十七匹の犬と、南仏サントロペの豪邸で暮している。
敬虔な犬 (毎日夕刊 01・7・11)
ポルトガル北部の町の民家の犬プレタは日曜日には必ず二十六キロ離れた教会に通っている。午前五時に家を出、七時半からのミサでは礼拝者と同様、座ったり立上がったり、敬虔に祈りを捧げているようだ。
意外と静か (毎日夕刊 05・6・7)
英国南部の教会が創立八十年を記念して「動物との共生」をテーマにした礼拝を開き、信者のペット二十五匹も参加した。一匹の犬が賛美歌に合せるように吠えたが他の犬・鳥・爬虫類たちは静かだった。
★ 猫も紛れ込みました。
この星の上のみんなが幸せに! |