単線LANケーブルの研究(その2):
つくづくオーディオとは自己満足の世界だな~と痛感する、、、
単線LANケーブル(CAT8)が到着したので、いそいそと繋ぎ変えてみた。LINKUPのケーブルをBluesound Nodeに、AMPCOMの方をサーバーPCとの接続に使用した。RJ-45コネクター(製造メーカーは不明だがそれぞれの自社製かも)はどちらもほぼ同等に見えてちゃんとしたものであるし、ケーブルは流石に単線なので太く硬いが、取り回しに難儀するほどでもない。ただし、若干余裕を持たせた長さとすることがベターだと思う。
LINKUPのケーブル(左)には測定結果と思しきドキュメントの同封あり。ケーブルとしてはAMPCOM(右)とあまり差はない:
で、ライブラリ音源やらストリーミングなどをざっと聴いてみる。変わったような、変わらんような、、、エージングが必要なものかどうかは判然とはしないけれど、気持ち的には良い感じ(となったような気はする)である。
ただし、以前のケーブルのとの明確な差異や変化度合いを語ることはとても出来ないし、敢えて云えば「聴き分けた」上での感想でもないようにも思えてくる。世にはLANケーブルの差異を的確に聴き分けるオーディオファイルが殆ど(!?)のようなので多少情けなくもなるのだが、聴力の差とすればこれは遺憾ともし難い。
どちらのケーブルも(コネクタも含めて)しっかりとした作りだし価格もリーズナブル。従って、安心材料あるいはここでいう自己マンでも良いのかな~と改めて納得。我が家的には先の宅内配線の
光ファイバー化
と併せてLAN環境がそれなりにブラッシュアップできたので、この部分で何となく感じていたような「小骨」は取り終わった、として良いだろう。
軽量ハブでは持ち上げられてしまう可能性がある:(
LHY Audio SW-6
は2Kg程あるので安定)
課題として残るのは、いよいよ本丸のネットワークストリーマとなるのだが、この部分はハードウエア的な音の云々よりも当方にとっては使い勝手を優先せざるを得ない状況で、この観点からは未だ合格点を付けられる機種は無い。
Bluesoundが確かに一歩リードしている現状ではあるが、最新のBluOSでやっとこさDSD対応が行われても当方所有のNode(N130)はその恩恵を受けられない。メーカーはハードウエアの能力的な問題から新しい機種しかサポートしない、としているのだがこれはもう単なる販売戦略としか考えられないので、ちょっと不信感ともなる。また、この最新のBluOSであってもかねてより当方から報告を上げているUSB接続の課題(注記)もクリアーされていない。
(注記)NodeのUSB出力は仕様上は音量固定なのだが、最近のバージョンではMCTEC MC3+USBとの接続においてバグにより可変音量となってしまう。
一方でEversoloは新ファームウエア(1.3.80)を同社としては珍しいことに事前に
アナウンス
(近々リリースということであるが、リリース日の発表はない)しているが、こちらはDMP-A6、A8、A10共通となっている点はありがたい。事前情報では更にいろいろな機能が追加されるようなので結構期待もしている。
しかしながら、Eversoloの現行のファームウエア(1.3.30)では数々の課題や不具合(注記2)が残っていて、それらを解決しないままに新機能の搭載となってしまうようにも思えてその点を危惧している。ソフトウェアの品質向上よりも宣伝効果の高い開発を優先するのは(販売戦略上からも)やむを得ないこととは思うが、地道に改善は続けて欲しいと切に願う。
(注記2)Amazon Musicの大きなプレイリスト(概ね350トラック以上)が読み込めない。またプレイキューの上限が2000トラックに制限されてしまった(以前のファームウェアでは制限なし)。
国内音源の品揃えがQobuzで満足できる状況となりAmazon Musicからの乗り換えが可能となれば、Roon+Qobuzの構成に移行することによって、この使い勝手という観点において幸せになれるかも知れないとは思うが、Roonと組み合わせて音が良くなるだろうという幻想は既に無い、、、今はむしろ音源の品揃えは何よりも優先事項なのだ。
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