オーディオ日記 第56章 音楽三昧の日々(その13)2023年12月1日


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やることメモ:

久しぶりにAccuphaseのホームページを覗いてみたら、デジタルチャネルデバイダー(DF-65)の後継機を 開発中 だとか。このような情報が公式に掲載されるのは珍しいが中身は何もない。せめてもうちょっと情報を出してくれれば良いのにと思うけれど余りに素っ気ない、、、新たなデジチャンとして期待をかけていたDEQX Pre8も(僅かな動きはあるものの)どうやら儚い幻に終わってしまいそうな気配で、何だか寂しい。

今や貴重な存在なのかも?:
Accuphase DF-65

現行機が既にディスコンになっていることやAccuphaseのデジチャンに関する製品サイクルは過去概ね6年の周期であることを勘案すれば、本来的には後継機がアナウンスされても良い頃だが、ニッチな製品でもあるので生産台数や価格設定などマーケティング上のハードルも少しあるのかも、と推測している。現状の構成においてリニューアルが必須というようなことはないのであるが、魅力的な新製品であればやはり検討したいと思う。ただ、価格は相当アップしてしまうのかもしれない、、、それでも選択肢が極めて少ないことを考えれば、将来的なことを考えて「ありかな~」と。(デジチャンの機能についての 要望 は多々あるのだが、アキュのことなので多分あまり期待はできない)

さて、このところは専ら音楽三昧である。お陰様でベリ三兄弟もやっと本領を発揮してくれるようになったのか、高域感がオーディオ的快感をもたらしてくれているのだが、その上でベリ三兄弟の特筆すべき点は間違いなく弦の再生だと思う。どこまでも突き抜けるようにのびやかで、時にスリリングでもある。このためなのだろうか「弦」を聴いている時間がかなり増えた。バイオリンソロは云うに及ばず、パガニーニを一日ずっと聴いていることもある。

愉しめる音源が多いほど幸せなのだと思うが、ストリーミングは汲めども尽きぬ泉。パガニーニの魅力をたっぷり堪能させてくれる音源、バイオリニスト(Salvatore Accardo、Gil Shaham、David Garett☆など)が心を掴んで離さない。パガニーニというと奏法の技巧的なところに注目されることが多いのだが、弦楽四重奏(ギターが編成に入る)やソナタなどしっとりとした曲も沢山あり、おだやかな歌心が感じられて個人的な好みにとてもマッチしている。
☆パガニーニの 伝記映画 の主役を務めたことでも知られている。

素敵な音楽探しの方が比重が高いというべきか、より関心事になりつつある中で、時には自分のオーディオもやっとやっとではあるが何とかここまで来たのか、という感慨も顔を覗かせる。ただ改めてオーディオでのやるべきことをリストアップすれば、Solid SilverのSPケーブルにチャレンジしたい、さらに高品位なマスタークロックを導入したい、などまだ宿題がある。これらをどのように実現していくべきか、パガニーニを聴く微睡みの中で頭の片隅ではこのような目論見がぐるぐると廻っている。


                 4way構成の-12dB/oct設定値(2023年11月30日)
項目 帯域 備考
Low Mid-Low Mid-High High
使用スピーカー
ユニット
- Sony
SUP-L11
(Experimental)
BeW-16
Bliesma
M74B-6
Scan Speak
D2908
-
能率
能率(90dB基準相対差)
dB 97.0 (+7.0) 87.5 (-2.5) 97.0 (+7.0) 92.0 (+2.0)
定格値
DF-65の
出力設定
dB +1.2 +0.7 +2.7 +6.0
マスターボリューム
アッテネーション
dB -9.0 -2.0 -3.0 -0.0
各チャネル毎の設定
パワーアンプでの
GAIN調整
dB 0 0 -12.0 -12.0
 
スピーカーの
想定出力レベル
dB 89.2 86.2 84.7 86.0
合成での
出力概算値
クロスオーバー
周波数
Hz

200
200

1000
1000

5000
5600

High Pass

Low Pass
スロープ特性
設定
dB/oct flat-12 12-12 12-24 24-flat
DF-65 DELAY
設定
cm -7.0 +22.0 +20.0 +25.0 相対位置と
測定ベース
極性 - Norm Rev Norm Norm  
DF-65 DELAY COMP
(Delay自動補正)
- ON 自動補正する
DF-65デジタル出力
(Full Level保護)
- OFF 保護しない

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