オーディオ日記 第56章 音楽三昧の日々(その10)2023年11月10日


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Eversolo DMP-A6、その後:

(2025年1月15日追記):
DMP-A6 Gen2 が登場となる。外観、価格には大きな変化は無いが、アナログ電源とより精度の高いクロックの採用やWOL(Wake On LAN)など魅力的なポイントが追加されている。デジタル出力で使う場合の総合的なコスパは極めて高い。
(追記終わり)

(2024年12月2日追記):
Eversoloは多機能なため操作に迷うことがあるが、今般かなり親切なA6/A8の操作手順が チュートリアル としてまとめられ参照できるようになった。これは「Good Job!」である。
(追記終わり)

(2024年11月30日追記):
V1.3.80 がリリースされた。iOSのEversolo ControlはV1.1.51。全体として安定性は増しているようであるが、当方の関心事であるプレイキューの最大トラック数制限(2,000)は改善されておらず、Amazon Musicの大きなプレイリスト(300トラック超)は相変わらず読み込みエラーとなるなどまだまだ課題が残っている。
(追記終わり)

(2024年10月15日追記):
V1.3.30がリリースされているが、このバージョンは通常の使用にも影響のあるファームウェアのバグが却って増えているため、更新を推奨しない。また、Control AppもV1.1.35となった(こちらは自動的にバージョンアップしてしまう)がiOS 12(本来サポートしているOSバージョンだが)上ではクラッシュしてしまい使用できない。
(追記終わり)

(2024年9月25日追記):
標準モデルである DMP-A6 が国内でも取り扱い開始となった。機能的にはMaster Editionと全く同一なのでデジタル出力前提でお使いになる方にはコスパ的にもお薦め。
(追記終わり)

(2024年9月23日追記):
ファームウェア V1.3.23 がリリースされた。マイナーなバグ修正がメインのようで機能の追加はない。
(追記終わり)

(2024年9月14日追記):
ファームウェア V1.3.20 がオンラインアップデート可能となった。Apple Music対応に関して こちら にまとめた。
(追記終わり)

(2024年9月8日追記):
ファームウェアV1.3.18へとアップグレードが行われ、Apple MusicがNative対応となり、Extended M3U形式のプレイリストもインポート可能となるなど素晴らしい進化を遂げている! 。またEversolo Control AppもV1.2.27へ。
(追記終わり)

(2024年6月6日追記):
ファームウェア V1.2.98 へとアップグレードが行われ、EQ機能については左右を独立して補正できるようになった(これは凄い!)。この他いろいろと機能改善も実施されており一段と進化が進んでいる。また、このバージョンのファームウェアによってDMP-A8も「Roon Ready」となった。(追記終わり)

(2024年1月31日追記):
ファームウェア V1.2.50 へとアップグレードしV1.2.40_BETAで追加されていたHybrid Queue、Sample Rate Switch Latency、Equalizer(Grapfhic EQ、Parametric EQ)などの機能が正式バージョンでのサポートとなった。細部のブラッシュアップが行われた模様で音も僅かに良い感じになった印象がある。(追記終わり)

(2024年1月9日追記):
ファームウェア V1.2.40_BETA において、ローカル音源とストリーミング音源をプレィキュー上に混在させて連続して再生できるようになった(Hybrid Queue)。また、サンプルレートが変更となった時に最大3秒までデジタル出力の遅延(Sample Rate Switch Latency)を設定可能となった。どちらも非常に有用な機能でさらにはEQ機能まで追加されるなど、どんどん改良されていくのは素晴らしい。(追記終わり)

(2023年11月11日追記)ファームウエア V1.2.15 が本日リリースされた。早い、感謝! なお、リモコンソフト(Eversolo Control)もアップデートあり(追記終わり)

密林音楽の再生に関してちょっと気になる点があったのだが、近日中のファームウエアアップにて解決となる旨テクニカルチームより回答をいただいた。また フォーラム 上でも同様の公式発言があった。問題報告に対するレスポンスやその後の対応など、スピーディで好感が持てるのだが、このような対応は最近では逆に珍しいと云えるかもしれない、、、

本機はとにかく多機能なので、まぁ「万能機」と云って差し支えないだろう。いろいろな使い方をしながらそれぞれを確認しているのだが、いずれも機能的には万全でこのところちょっとお気に入りの機器となっている。通常のリモコンアプリ操作での再生もUIが良く出来ていて快適なのだが、サブ的にデスクトップに置いてタッチパネル操作での再生も極めてスムーズで扱い易い。せっかくのタッチパネルを使わないのは何だか勿体無い位にこのディスプレイ(VUメーターやスペクトラムアナライザ、スクリーンセーバーの機能まである)がとにもかくにもキュート。

Eversolo DMP-A6:Amazon Music HDの192K再生(注記:ファームウエアはV1.2.15)
Eversolo DMP A-6

リスニング環境では、USB出力をMUTEC-MC3+USBに入れる使い方をしているが、デジタルトランスポートとしても秀逸な音だと思う。メイン用、サブ用という感じでもう一台欲しくなってしまうくらいなのだが、新たに DMP-A8 という上位機も出てくる予定があってこれも内容的には垂涎なので、少々悩ましいところ。現状はPC作業部屋にてモニター上部の棚に本機を鎮座させて、作業しながら弄り回して楽しんでいる(愛でているとも云える)。アナログバランス出力を TC Electronic Level Pilot というキーボード横に置けるバランス専用ボリュームを介してヤマハのアクティブモニターに接続して音を出しているが、快適。コンパクトな構成かつニアーフィールド故とも思うが、鮮度感高くES 9038Q2M DACは素直に音が良いな~という印象である。

当方で試した主要な機能は以下の通りでそれぞれ期待通りで特段の問題もないのだが、実のところ試せていない機能も多い。
1.各種ストリーミング再生のUSB出力、S/PDIF出力、アナログ出力(バランス、アンバランス)
2.内蔵M.2 NMVe SSD(別売)からのFLAC44.1K~192KおよびDSD64音源の再生(この使い方は快適なので推奨)
3.本機をサーバー(NAS)に見立てて他の機器から音源へのアクセス(サーバー機能はSMBのみ)
4.Windows PC等と接続してのUSB DAC機能(専用ドライバーにてASIO対応、DMP-A6の入力切替なので楽チン)
5.iPAD等からのUSB OTGによる再生(Amazon Music Appから直接再生、別途OTG対応のケーブルが必要)
6.UPnP出力デバイスとして再生(fidata Music App,やmconncetHDから操作、別途DLNA/UPnPサーバーがあれば良い)
(注記)デジタルパススルーは不可なので構成上の留意が要。主要な機能としてroon対応もあるが未テスト。

(2023年12月4日追記)roonからの再生も行ってみた。しごく快調である。(追記終わり)

なお、操作性に関する部分であるが、 プレイリスト 廻りはある種我儘と思えるような当方のニーズには残念ながらあまり応えてくれてはいない。万全ではないにしてもBluesound Nodeの方が長じており、この一点ゆえなのであるが、我が家のリスニング環境での常用機には昇格し難いもどかしさが残る、、、

究極のデジタルトランスポート探しなどと宣いつつ、そこそこ複雑なPCオーディオ環境もあれこれ試してきたのだが、この目標が未達の現状において、このように単体で完結できてなおかつ「愛い奴」と思わせてくれるような機器も案外と良いものだな、と素朴に思ってしまう。ミュージックサーバーというカテゴリで見ても全方位の対応なので不足するところが無く、このような製品は他にはあまり見当たらない。

総論的にはネットワークストリーマとしての機能のみならず、価格性能比(WiiM Proのような超廉価ではないが)に関して目を見張るほど素晴らしいものがあるし、とにかくいろいろと遊べるので多くの音楽ファン、オーディオファイルにとって満足度の高い、導入して後悔の無い逸品だと思う。

(2024年9月6日追記)Eversolo DMP-A6 Configuration:
Eversolo DMP-A6 Configuration
(注記)本機は100-240V対応であるが米国市場向けに115Vを基本としているので、音に万全を求める向きには 115V昇圧トランス の使用を推奨する。

(参考)Eversolo DMP-A6にて使用しているスィッチングハブ( LHY Audio SW-6 SFP ):
アルミ削り出しの筐体と内部レイアウトや端子構成など魅力満載状態であったので導入してみたが満足度大。

LHY Audio SW-6 SFP:(Isolated RJ45、SFPポート、Clock入力あり)
LHY Audio SW-6 SFP LHY Audio SW-6 SFP

内部レイアウト:(OCXOクロック、電源系は超低ノイズレギュレータ LT3042 を三並列で使用)
LHY Audio SW-6 SFP
(追記終わり)


                 4way構成の設定値(2023年10月14日暫定)
項目 帯域 備考
Low Mid-Low Mid-High High
使用スピーカー
ユニット
- Sony
SUP-L11
(Experimental)
BeW-16
Bliesma
M74B-6
Scan Speak
D2908
-
能率
能率(90dB基準相対差)
dB 97.0 (+7.0) 87.5 (-2.5) 97.0 (+7.0) 92.0 (+2.0)
定格値
DF-65の
出力設定
dB +0.0 +0.7 +2.1 +4.1
マスターボリューム
アッテネーション
dB -9.0 -2.0 -3.0 -0.0
各チャネル毎の設定
パワーアンプでの
GAIN調整
dB 0 0 -12.0 -12.0
 
スピーカーの
想定出力レベル
dB 88.0 86.2 84.1 84.1
合成での
出力概算値
クロスオーバー
周波数
Hz

140
140

630
630

4000
4000

High Pass

Low Pass
スロープ特性
設定
dB/oct flat-12 12-12 12-24 24-flat
DF-65 DELAY
設定
cm -8.0 +19.5 +22.0 +22.0 相対位置と
測定ベース
極性 - Norm Rev Norm Norm  
DF-65 DELAY COMP
(Delay自動補正)
- ON 自動補正する
DF-65デジタル出力
(Full Level保護)
- OFF 保護しない

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