オーディオ日記 第55章 この道はどこへ続くのか(その15)2023年8月1日


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設定メモリが足りない:

我が家のオーディオシステムの中核を為すデジタルチャネルデバイダーは設定内容が僅かに5通りしか保存できない。保存したものはプリセットの番号としてCH1~CH5となり、この5つから適宜それぞれの設定を呼び出すことになる。当方のスピーカーユニットの構成では低域と高域のユニットは固定であるが、中低域と中高域のユニットはそれぞれ二つづつあるので、聴く音楽に合わせて(あまり厳密ではないが)以下の様に雰囲気で使い分けている。ユニットの個性あるいは得意、不得意というものは若干ながらでもあるので、まぁ気分の範囲ということではあるが。

現状のプリセットメモリの設定内容:
Channel Memory

さて、今般新たに中高域用のユニットとして Bliesma M74B を迎えるに際して、ちょっと困った問題が、、、現状の設定は5パターンすべて必須なものなのだが、新たに加えるプリセットメモリの枠が無いのだ。当然ながらユニットの能率など異なるので、他のユニットの設定をそのまま使うことはできない。プロ用のデジチャンであれば保存可能なメモリ数はもっとずっと多いのであるが、何故かAccuphase DF-65(それ以前のDF-55も)は設定保存用メモリは5パターン分しか無い困ったさん。このため、Bliesma M74B用に最低でもどれかひとつのメモリ枠を潰さざるを得ないので、結局その設定をメモなどして残しておかねばならない、、、やれやれ。

Accuphase DF65:(音には満足しているのだが、、、)
Accuphase DF-65

デジチャンに関しては、現状必要不可欠な機器と思いながらも、その使い勝手や機能の不足についての葛藤をずっと引き摺っている。それらについては既に何回か 書いて きたが、そもそも選択肢が少ないので我慢するしかない。神機能のデジチャンが欲しいとはずっと思って入るのだが、やはり絶対的なユーザー数が少ないことがビジネス的にも難しくしているのだろうか。また、プロ用の世界では単体としてのデジチャンの需要はますます薄れる可能性があり、アンプやスピーカーシステム自体にDSPが搭載されたものが今後の主流となっていくだろうと推測している。

融通無碍のチャンデバ機能、DSP設定をリスニングポイントで座ったままリモートコントロールでき、豊富なデジタル入力が選択可能で、尚且つ絶対的に音の良いDACを搭載しているデジタルチャネルデバイダー、、、そんな機器に生きている内に巡り会えるだろうか。


                 4way MW16TX構成の設定値(2022年1月3日更新)
項目 帯域 備考
Low Mid-Low Mid-High High
使用スピーカー
ユニット
- Sony
SUP-L11
SB Acoustics
MW16TX
Sony
SUP-T11
Scan Speak
D2908
-
能率
能率(90dB基準相対差)
dB 97.0 (+7.0) 87.5 (-2.5) 110.0 (+20.0) 93.0 (+3.0)
定格値
DF-65の
出力設定
dB +1.0 +1.0 -9.0 +4.0
マスターボリューム
アッテネーション
dB -9.0 -2.0 -3.0 -0.0
各チャネル毎の設定
パワーアンプでの
GAIN調整
dB 0 0 -12.0 -12.0
 
スピーカーの
想定出力レベル
dB 89.0 86.5 86.0 85.0
合成での
出力概算値
クロスオーバー
周波数
Hz

140
140

710
710

4000
4000

High Pass

Low Pass
スロープ特性
設定
dB/oct flat-48 48-48 48-24 24-flat
DF-55 DELAY
設定
cm -8.0 +19.5 -37.0 +25.0 相対位置と
測定ベース
極性 - Norm Norm Norm Norm  
DF-55 DELAY COMP
(Delay自動補正)
- ON 自動補正する
DF-55デジタル出力
(Full Level保護)
- OFF 保護しない

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