オーディオ日記 第52章 目指す頂は見えてきたか(その3)2021年6月25日


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MQA Radio Paradiseを楽しむテク:(副題:ストリーミング時代のプレイリスト管理)

先にMQAに対応した高品質なストリーミング(Internet Radio)の「MQA Radio Paradise」についてBluOSが独占的に対応したことを 記載 したが、当方の聴き方に関する小技?を紹介しておきたい。

(注記)Bluesound Node 2iなどのBluOS機をお持ちであること、Amazon Musicのサブスクが前提となる点ご容赦。

Internet Radioの類は基本音楽は「垂れ流し」である。MQA Radio Paradiseもここは同じである(曲のスキップは可能)のだが、MQA対応による音の良さ(96K/24bit出力)に加えて割と良質の音楽を提供してくれている点がありがたい。そして「これ案外いいな!」という楽曲がそこそこに流れてくるので、また聴きたくなるような曲は、これをその場で再度聴けるように何らかの登録をしておきたくなるというのは人情というもの。

MQA Radio Paradiseは4つのチャンネルがあって多少流れてくる曲の色合いがチャンネル毎に異なるのだが、ベースはポップス系のボーカル曲であることは共通しているようで、当方は「Mellow Mix」というチャンネルを良く聴く。比較的ソフトな楽曲が中心と云えばいいだろうか。(クラシック系のチャンネルも欲しいのだが、、、)

BGM的に聴いている時などに、好みだな~という曲が流れたらまず「曲の情報」をチェックする(画像1)。ここで、タイトル、アルバム、アーティストが分かる。ピンクの矢印が示しているところをタップあるいはクリックするとサブメニューが表れてくるので、そこの「info」というところを選択すると当該アーティストの情報を表示(画像2)してくれることもありがたい機能。

画像1:MQA Radio Paradiseで流れている曲のアーティスト、アルバム、トラックを確認
MQA Display Image

画像2:BluOS Controller上でアーティスト情報を見るとこんな感じ
MQA Display Image

タイトル、アルバム、アーティストが把握できれば、後は該当の曲を検索して自分なりのプレイリストに登録してしまえば良い訳だ。なお、これには二つのやり方がある。

1.BlusOS Controllerとは別に「Amazon Music App」を起動して検索する。(当方のやり方)
2.BlusOS Controller上で「Amazon Music」を選択して、そこで検索する。
3.(その次のステップとして)探し当てた結果の曲を「プレイリスト」に登録する。

検索機能自体は大差はないと思うのだが、「Amazon Music App」で探した方が経験的に楽曲に辿り着きやすいと感じる。ただ、ポイントとなるのは、上記3のプレイリストへの登録である。登録のし易さという観点では、圧倒的に「Amazon Music App」の方が効率的なのだ。

ここで注意しなければならないのは、Amazon Music Appで登録するのは「Amazon Musicのプレイリスト」であること。上記2のBlusOS Controllerでは「BluOS上のプレイリスト」となる。(この二つは別物である点留意)

Amazon Music Appでアーティスト、アルバムまでたどり着けたら、該当の曲に対して「プレイリストに追加」という操作(画像3)をすれば良い。ここでは既存のAmazon Musicのプレイリストに追加することも、新規のプレイリストを作ることもどちらもできる。当方の場合は音楽カテゴリ別にいくつかのお好みプレイリストを用意しておいて、音楽の内容に合わせてマッチするプレイリストに適宜追加するというスタイルとしている。

画像3:Amazon Music Appでは曲が特定できたら、サクッとプレイリストに追加
MQA Display Image

つまり、BluOS Controller上では曲(アーティスト、アルバム、タイトル)の情報を確認するが、検索から登録までの作業はここでは行わず、すべてAmazon Music Appで行ってしまうスタイル。この間、BluOS(Bluesound Node 2i)では継続してMQA Radio Paradiseを聴いていられる。改めて、BluOS Controllerで当該曲の再生を指示する場合は、追加を行った「Amazon Musicのプレイリスト」を読み出して、全体を再生キューに入れるか、当該曲の再生を選択する。

一方、BluOS Controllerでは検索した結果の曲を「プレイキューに追加する」(画像4)ということしかできない。このため、追加したいと思うBluOSプレイリストを呼び出してから一旦再生キューに入れて、そこにキュー上で該当曲を追加した上で元のBluOSプレイリストに上書きする、という操作手順しか取れない。(結局これによってMQA Radio Paradiseを聴いている状態を中断しなければならない、という不便さがある)

画像4:BluOS Controllerでは再生キューにしか入れられない
MQA Display Image

なお、「Amazon Musicプレイリスト」をBlusOS Controller上で呼び出して、さらに「BlusOSプレイリスト」として登録、作成することも問題なくできる(BluOS Controller上で「Amazon Musicプレイリスト」へ曲の追加や登録はできない)。最終的に「プレイリストをどのように作成、管理していくか」という観点がストリーミングに比重が移れば移るほど重要になってくるような気がしている。

なお、BluOS上では上述の二つのプレイリストとはまた別に「m3u形式のライブラリープレイリスト」を利用することもできる。こちらは所謂NAS等の音源DBに対するプレイリストで、基本は外部ツールで作成し、音源を読み込む時に同時にBluOS上のプレイリストを作ってしまうもの。従って、これはライブラリ音源専用のプレイリストと云えるだろう。

また、もっとややこしくなるのだが、BluOSプレイリストはこのライブラリ音源とストリーミング(複数サービスの混在も可)の楽曲をミックスさせることができる、ということも大きな特長である。真に音源の所在はどこにあっても良く、それを聴きたい時に引っ張り出せるプレイリストの存在が重要となる訳だ。

NAS音源の時代から、長大なプレイリストを作成してはランダム再生などを楽しんできた当方にとっては「夢のような機能」でもあるのだが、現時点ではその作成方法や維持管理の仕方も含めて、「これがベスト!」というところには行き着けてはいない。今回はMQA Radio Paradiseを題材としたが、膨大なストリーミング音源に対するプレイリストの管理手法については自分でもほとんど整理できていないのが率直なる実情。現実はとっ散らかったままのプレイリストが多く結局どこに何を入れたのか判らなくなることもある。

さらにはストリーミングサービス自体がお薦めのプレイリストをこれでもか、と提供してくる。最早自分での管理などは諦めろとばかりに。

オーディオ的な音の吟味、向上施策も不可欠とは思うのだが、一方で聴き手として好みの音楽、良い録音の曲を無限とも思えるほど手に入れられる状態の今、それをどのように自家薬籠中の物(音楽)とするか、聴きたい時に聴けるものとするか、改めてそのノウハウが極めて大事なことだと痛感している。自分なりのノウハウの確立を目指しての模索はまだまだ始動したばかりである、、、


                 4way MW16TX構成の設定暫定値(2021年6月23日更新)
項目 帯域 備考
Low Mid-Low Mid-High High
使用スピーカー
ユニット
- Sony
SUP-L11
SB Acoustics
MW16TX
Sony
SUP-T11
Scan Speak
D2908
-
能率
能率(90dB基準相対差)
dB 97.0 (+7.0) 87.5 (-2.5) 110.0 (+20.0) 93.0 (+3.0)
定格値
DF-65の
出力設定
dB +0.7 +0.7 -10.5 +4.7
マスターボリューム
アッテネーション
dB -9.0 -3.0 -3.0 -5.0
各チャネル毎の設定
パワーアンプでの
GAIN調整
dB 0 0 -12.0 -12.0
 
スピーカーの
想定出力レベル
dB 88.7 85.2 83.5 80.7
合成での
出力概算値
クロスオーバー
周波数
Hz

200
200

800
800

3550
4000

High Pass

Low Pass
スロープ特性
設定
dB/oct flat-96 48-48 48-24 24-flat
DF-55 DELAY
設定
cm -10.0 +28.0 -37.0 +27.0 相対位置と
測定ベース
極性 - Norm Norm Norm Norm  
DF-55 DELAY COMP
(Delay自動補正)
- ON 自動補正する
DF-55デジタル出力
(Full Level保護)
- OFF 保護しない

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