オーディオ日記 第46章 幸せの音(その4)2019年6月22日


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ラズパイは美味しいか? (その14):BNC端子編

懸案であったHifiberry Digi+ProへのBNC端子の半田付けを実施した。例外なく当方の半田付けスキルは甚だ心許ないことが改めて実証されたようだ、、、

BNC端子を半田付けした部分は非公開:
RaspPi BNC Connector

BNC端子からのS/PDIF出力は MUTEC MC-3+USB に入力する構成となる。そこで Cybershaft Premium からの10MHzクロックをベースにしたリクロックが行われる経路となる。ラズパイに対しては後段の構成がちょっと大袈裟であるような気もしないではない。シンプルには光出力でデジチャンに直接入力する経路も確保してはあるのだが、こちらの経路を(せっかくあるので)使いたくなってしまう。多少は音が違う、と思える部分もあるし、構成の違いの割には大した変化ではない、という両方の評価が成り立つかもしれない、、、

MUTEC MC-3+USBの同軸デジタル入力は基本がBNC端子でRCA端子はない。入力系統はBNCの他、USB(PC Audio)、AES/EBU(CD Player)、光(Blu-ray)と合計4系統あるのだが、これですべて埋まることとなった。当初は意識していなかったが「デジタル入力セレクター」として大活躍である。その上でリクロック機能と10MHzマスタークロックの恩恵をすべてのデジタル入力で得られるのは何ともありがたい機器である。

デジタル機器構成図:
RaspPi Configuration

さて、音についてはBNC端子からの出力だから、という特別な感慨はないし、同軸の出力と比較しても当然ながら?感知できる程の変化はない。光出力でダイレクトにデジチャンに接続した音は謂わばラズパイとDigi+Proの素の音で、これはこれで鮮度感もあって魅力があると思う。一方でMUTEC MC-3+USBを経由させた時の音は安定感のある普遍的な音。デジタル出力の機器がラズパイであるというハンディをほとんど感じさせない。何となく構成的には(価格的にも?)アンバランスだな、とは思うが。

ラズパイの当面の使い方としては、これでほぼフィックスとなるように思う。原則的にはBNC端子からのS/PDIF出力をMUTEC MC-3+USB経由。お遊び的には光出力をデジチャンに直接入力、という考え方となる。

一点気になることがある。Digi+Proを搭載したことによって購入時のプラスチックケースが使えないのでPower LEDが良く見えるようになった。このPower LEDは電圧が4.6Vを下回ると消灯するとのことだが、時たま消灯するのだ。特にHi-Res音源を再生している時はその消灯頻度が上がる。ただし、消灯したからと云って即座に音への影響は無いようにも思えるが若干の不安要素。ACアダプターは5V3Aのものなので充分とは思っていたのだが、GPIO基板を追加することで電力消費が増えてCPU使用率が上がった時にこのような電圧低下が起こるものなのだろうか。であれば5V4A程度のアナログ電源が欲しいとも思うのだが、市販品を探してみるとラズパイが4~5台は買えてしまうような価格。これでは何となくバランスが悪くて躊躇気味。

なお、もうひとつ対応しなければならないのは、ラズパイのケーシングである。現状はほぼ裸状態なので、こちらも急ぎ何とかせねば。だが、BNC端子を半田付けしてしまうと、Hifiberryの純正金属ケースは使用できないので何か見繕わねばならないのだが、今ひとつこれは、というものが無い。金属ケースに拘る必要もないとは思うのだが、さて、こちらも困った、、、


4way構成の設定備忘録(2019年6月17日更新)暫定設定値

項目 帯域 備考
Low Mid-Low Mid-High High
使用スピーカー
ユニット
- Sony
SUP-L11
Sony
SUP-T11
Accuton
C51-286
Scan Speak
D2908
-
スピーカーの
能率(相対差)
dB 97 (+4) 110 (+17) 93 (+0) 93 (+0)
定格値
DF-65の
出力設定
dB +2.4 -9.5* +1.0 +3.5
*DF-65 Att ON
マスターボリューム
アッテネーション
dB -3.0 -0.0 -6.0 -0.0
各チャネル毎の設定
パワーアンプでの
GAIN調整
dB 0.0 -6.0 0.0 -6.0
 
スピーカーの
想定出力レベル
dB 96.4 94.5 88.0 89.5
合成での
出力概算値
クロスオーバー
周波数
Hz pass

630
630

1250
1250

2800
4000

pass
Low Pass

High Pass
スロープ特性
設定
dB/oct flat-24 24-24 24-12 24-flat Low Pass
High Pass
DF-55 DELAY
設定
cm -5.0 -37.0 +37.0 +40.0 相対位置と
測定ベース
極性 - Norm Norm Norm Norm MPD
環境下
DF-55 DELAY COMP
(Delay自動補正)
- ON 自動補正する
DF-55デジタル出力
(Full Level保護)
- OFF 保護しない

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