行・ち・ぢ 作品・日本










チーム・バチスタの栄光                      ( シリーズ第1作/2008.02 )
ジェネラル・ルージュの凱旋                   ( シリーズ第2作/2009.03 )



 チーム・バチスタ FINAL/ケルベロスの肖像 
[COMEDY & MYSTERY]
2014.03:日本映画(東宝)
監督:星野和成   原作:海堂尊「ケルベロスの肖像」
出演:伊藤淳史仲村トオル生瀬勝久桐谷美玲栗山千秋
西島秀俊松坂桃李木下隆行戸次重幸加藤あい名取裕子利重剛バカリズム
国広富之中村靖日阪田マサノブ
 中村育二二階堂智中村新将有森也実品川徹大沼百合子柳葉敏郎/他
全く観る予定のない映画でした!
実は全然別の映画を観に行ったのですが、通常の前売券を持っていたので事前のネット予約なし
公開初日、まさかの全回満席!近場で時間の合う映画がコレでした…
TVドラマがシリーズ化していたもののラストの映画、付いて行けるのかな?と悩む
随分と逡巡のうえ…決断して観ました

STORYは…
火葬場、遺骨を拾い上げていくと…?
(映画直前に放送された連続ドラマから引き続きの話…観てませんが、パンフからの抜粋!)
(碧翠院桜宮病院での安楽死事件を暴いた田口と白鳥、焼失した碧翠院、一族3名が焼死)
(生き残った姉妹、姉の小百合は逮捕、妹すみれは…白鳥に恨みを抱いたまま行方不明)

海辺の別荘
1週間ぶりに日本に帰ってきた音楽家・船橋律子、車はあるが夫がいない?
何故か「断」になっているブレーカー、ON!地下室へ、異臭、点けられる照明
食べ物、飲み物が散乱する中に…倒れている10人の男、警察へ通報!
東城大学附属病院が取り組む死因究明の一大改革、日本初の国際Aiセンター開設の準備が進む!
その目玉…顕微鏡レベルの解像度、9ステラの巨大MRI “リヴァイアサン”…聖書に記される怪物の名
その重量ゆえ…戦車で牽引、Aiセンターまで続く敷板、ハッチから(自衛官)制服姿の田口医師、敬礼!
厚労省・白鳥の無茶振り演出、駆け寄る取材陣、一言二言…んっ!?人混みに“すみれ”を見たような?
「AiセンターProjectを取材させていただきます」と挨拶する医療ジャーナリスト別宮〈ベック〉葉子
美人!一目惚れの田口?
Aiセンターの講堂、市長を案内する白鳥(厚労省大臣官房秘書課付技官)、腰を低くして…太鼓持ち?
壇上に現れる東堂マサチューセッツ医科大学上席教授
テンガロンハット、厚労省の船橋氏の依頼でAiセンタ所長に着任
死因究明システム“リヴァイアサン”で日本の死因究明が変わる!どうせ分からんだろうが…と市長を小バカに!
いろんな人物が出入りする田口の特別愁訴外来、気の利く看護師・渡辺、薬に詳しい患者、気苦労の多い事務長…
そして…白鳥、厚労省の一匹狼、それでも目を掛けてくれる上司がいるらしい
白鳥の電話が鳴る…その上司はもうこの世にいなくなったと…
事件現場、件の別荘、取り調べる桜宮警察署、9名死亡、1名生存を確認…意識不明の重体、東城大学附属病院へ
10名は医療関係者ばかり、つながりは不明、生存者の意識回復を待つしかない状況
引き受けるはジェネラル・ルージュこと速水晃一率いる救命救急チーム
9人の死因究明…司法解剖では特定できず!
東城大学附属病院内、白鳥と歩く田口医師、滝沢と話す別宮を見つける田口、滝沢は幼馴染み?嫉妬の田口
「すみれ先生」って言ってませんでした?過去を調べてきた別宮
食事の誘い、炉端焼き?医師・患者に公正な報道、最後は患者の立場に立ちたいという別宮…盛り上がる田口
取り引き、すみれ先生の情報収集をするかわり…「(医療関係者)密室集団不審死事件」の情報を!
4日間で“リヴァイアサン”の最終調整までを終えた東堂教授!遺体を1体回して欲しい
あまりのタイミングの良さ?変だと疑う白鳥
ぼやける映像、導かれた結論、閉じ込められていた間に摂取した“重水”!
身体の60%を締める水、その内の半分が重水に置き換われば…意識混濁、その先には死!
医療知識のある者の仕業!
死因調査の世界が変わる!宣言する東堂
早速、すみれの情報を持ってきた別宮、東堂の会見会場への入場の便宜を図る田口
(何処か不明の場所…「爆弾」を使うという男女)
唯一の生き残り榊医師が意識を取り戻す!尋問する白鳥、混乱している榊…女って?
回復していく榊、進まない取り調べ、腕が良いVS愛想が悪い…相反する榊の評判
違和感を感じた速水?長谷川を使って実験、相貌失認症と判明!トレーニングできると速水
しかし何故に榊が狙われた?
他の9人の繋がりは判明、リウマチの痛みに対する特効薬…丸元製薬の「ケルトミン」認可に関わった人物
薬害事件、1000人に1人の確率で寝たきり…
榊は普通の内科医!ケルトミンとの繋がり?自分の患者の中に薬害患者がいないか?いれば謝りたい…と言う榊
関連性不明!原因はケルトミンではないのか?

不審死事件のの全貌が見えない焦りの中…
「三の月、東城医大とケルベロスの塔を破壊する」という脅迫状が田口の元へと届く
北海道は極北市の消印!?
ケルベロスとは「3つの頭を持つ冥界の番犬」であり、東堂が Ai を例えて使う言葉
ケルベロスの塔とはAiセンター?
3月1日のOPENまで残り4日、誰が何のため?
別宮の情報、すみれの行方、「碧翠院」院長の盟友…極北市の「極北青藍院」の南雲の元?
休暇を取得、北海道へ向かう田口、すみれ先生?院長は不在、すごすご引き下がる田口
せっかく来たのに帰していいの?の会話、徒歩で駅へ向かう田口を追ってきた南雲院長、宣戦布告!?

白鳥に黙って田口の単独調査
ケルトミン薬害訴訟の調査結果を持ち込む別宮
被害患者と合うこととなる白鳥&田口、妙に患者の扱いに手馴れた別宮、強引に釈明させられる白鳥
偏った別宮の発言、公正な立場?聞いて呆れる白鳥
それでも…別宮の味方をする田口

いつしかバチスタコンビに亀裂
集団不審死事件の犯人は誰?その動機は?脅迫状の目的は何?
Aiセンター始動の日、医学界の根底を大きく揺るがす最悪の事態が待ち受けていた…


2008年2月に映画「チーム・バチスタの栄光」が公開される
同年10月期にドラマ「チーム・バチスタの栄光」が放映
(これだけはTVで見たけど…白鳥は阿部寛、田口は女性キャラに変更されていて竹内結子)
2009年にドラマ「チーム・バチスタの栄光SPECIAL/新たな迷宮への招待」&「ナイチンゲールの沈黙」
(SPドラマは、白鳥は仲村トオル、田口は伊藤淳史に変更されている)
2009年3月に映画「ジェネラル・ルージュの凱旋」
(再びの映画…白鳥は阿部寛、田口は竹内結子)
2010年にTVドラマ第2シーズン「チーム・バチスタ2/ジェネラル・ルージュの凱旋」
(以後は…白鳥は仲村トオル、田口は伊藤淳史)
2011年にTVドラマ「チーム・バチスタSP/さらばジェネラル!天才救命医は愛する人を救えるか」
そしてとTVドラマ第3シーズン「チーム・バチスタ3/アリアドネの弾丸」
2014年1月からはTVドラマ最終シリーズ「チーム・バチスタ4/螺鈿迷宮」が放送…
そうか書店でたくさんシリーズ本が並んでいたが、こんなに作られていたのか!驚き
前段をよく知らない不安もあったが…取りあえず観る
いきなりの不安的中!TVドラマの続きだったか…全然分からない流れがある
えっ?地下室に「エレベータ」でしかアクセスできない住宅!?建築基準法では許されないと思うんだけど!
ああ〜、確認申請出さずに建てたか!違法建築…それで密室ね…?世の中そんなもんかな…
連続で…戦車で牽引しなければ運べない医療機器“リヴァイアサン”!どうやって玄関から建物内にいれたのか?
2階以上にあると思われる部屋に持ち上げたのか?あの部屋には搬入用の大きな扉はあったか?謎だ…
その戦車に医者が乗っていて敬礼するか?バカ丸出し!
さらに…何故に厚労省の技官が、何も分からないバカ市長相手に太鼓持ち?
所長を含めた漫才シーンは、どういう意図での演出なのだろう?もっとピシッと決めた方が良いと思うが…
で、謎の人物・シーンを配しているが、犯人が誰か直ぐに分かってしまう…動機はおいおい分かるだろうが…
9人の死因も「
重水」かな?と想像ができた…医学的知識はないが、たぶんそうなんだろうと…
なんかグズグズの出だし!「−100点」から始まった映画
その後、医療現場面では迫真の演技、オチャラケ組も真面目に映画して持ち直す!
序盤以降が良かっただけに、序盤のバカとバレバレの犯人が…残念である!
あっ、一応は犯行の重層構造を狙ったのでしょうが、映像化時点でネタバレしちゃいます、難しいものですね!
まあ観客数もそれなり?ガラガラでした
ちなみに…「バチスタ」=「左心室縮小形成術」、ついでに「ジェネラル・ルージュ」=「血まみれ将軍」
ちなみに公開15日目の第3回(15:00)、202席の映画館で1〜2割程度の入り(渋谷HUMAXシネマ)
2011.09format