沖縄ツーリング

2000.05.05.Fri.

　6:00起床。もう都会の生活で溜まった澱はすっかり洗われて、何もかもが清々しい気分。
　今日は石垣島に戻る日だ。朝食を食べた後、出発の準備。うーむ、何だか名残惜しい。朝一番の高速艇が8:55なので、それに間に合わせるようにそそくさと荷物をまとめる。支度が終わった後、山田さんに挨拶をする。色々話を聞かせてくれてありがとう。良い旅を！
　会計を済ませて東荘を後にし、港へ向かった。
　高速艇は既に来ており、もうすぐ出発だ。急いでチケットを買い乗り込む。出発までの間、窓の外の西表の景色を眺める。今日も良い天気だ。今までで一番良い天気かもしれない。それなのにちょっとだけ気分は沈んでいる。名残惜しい。予期せぬ手違いのせいだったが、西表で三泊も出来たのは結果的にはとても良かった。たった三日で沢山の思い出が出来たし、出会いもあった。思い入れも深くなった。
　程なく高速艇が動き出し、港を離れる。西表島が徐々に小さくなって行く。さよなら西表。ありがとう西表。いるか再び行くからなぁ！（ＢＧＭは『悲しいときはいつも』 by松田博幸）

　３０分ほどで、高速艇は石垣島の離島桟橋に着いた。おお、賑やかだ。人が沢山居いるところなんて久しぶりだよ（ォイ
　で、今日はどうするかと言うと、ツーリングですよツーリング！　オイラは沖縄ツーリングに来たんだから。
　でもサンダーエースは那覇空港に置いたまんま。じゃあどうするかと言うと、実は昨日のうちに石垣のレンタルバイク屋に電話して、予約をしておいたのだ。これも「沖縄離島情報」に載ってました。因みに西表島では東荘の前の郵便局の公衆電話を使いました。
　離島桟橋で携帯でレンタルバイク屋に電話する。おお、携帯が使えるよ(^^;
　レンタルバイク屋は車で迎えに来てくれるとの事。程なくして一台のバンが迎えに来た。レンタルバイク屋は離島桟橋からちょっと離れていたが、車で５分程度だった。
　免許証を見せて書類に書き込み、バイクを受け取る。バイクはホンダのマグナ２５０。因みに、ここのレンタバイク屋（名前はオート・ランド）で扱ってる２５０ｃｃ以上のバイクはマグナとボルティ。マグナを選んだのは何となく。
　石垣島を一日で一周するつもりだったので、時間は６時間。16:00頃戻ってくればいい。レンタル料は \5,000。ま、こんなものか。
　石垣島の見所が書かれた地図を貰い、オススメの場所を教えてもらって出発。まずは離島桟橋に戻った。着替えとかの荷物を入れたデイバッグが邪魔だったので、安栄観光のコインロッカーに預ける為。その後、離島桟橋の近くのプリマートというスーパーに入り服を探す。なんでかというと、今着ている服が半袖のＴシャツで、日焼けを避ける為に薄手で長袖のシャツが欲しかったから。既に西表で腕と顔は強烈に日焼けして、真っ赤っかになって痛かったのだ。\955で黒い長袖のシャツを買い、それを着たところで今度こそ出発準備完了。平久保崎に向かって走り出した。
　街中を抜け、Ｒ３９０で海沿時計回り反対に平久保崎へ向かう。つーかそれしか道はない(^^;
　初めは車も結構走っていたが、石垣市街を抜けたらあっという間に車は疎らになった。大里の辺りは緩やかな上り下りが連続し、信号も殆ど無いので快適に走ることが出来る。
　それにしても、今日は本当にツーリング日和だ。沖縄に来てから一番天気が良い。何度も書いたから飽きたかもしれないが、本当に空も海も蒼い。蒼いったら蒼い！　空ってこんなに蒼かったんだ！
　そして、マグナ。これが結構良いじゃないの。オイラはホンダのバイクってあまり好きな方ではない上、ローアングルのバイクにはあまり興味がないのだが、コイツには目から鱗がポロリだね。決してピークパワーがあるわけではないけれど、９０度Ｖツインはフラットなトルク特性で、低回点からでも全然ストレスを感じない。２５０とは思えない十分な力量感がある。暴力的な加速はないが、低回点でもアクセルを開ければ加速してくれるので、シフト回数を少なくできる。車体は至って素直で特に意識して粗さしなくても操作しなくても、リアのトラクションだけでコントロールできる。コーナーでは曲がりたい方向を見て、気持ち腰を沈めるだけでスイーっと曲がれる。これはレプリカのように常にバイクを意識して走るのではなく、風を感じながらゆったりと走る事に特化されている。それでいて「バイクで走る」事はしっかり感じられるのだ。そう、ここ石垣島のようにどこまでも広がる空と海を一杯に感じながら走る事がもっとも適しているのだ。石垣島専用バイクと呼んであげよう！
　今まで知らなかった走りの世界を満喫しながら、平久保崎を目指す。
　途中の野原崎で止まって一休みする。展望台に立って海を見るとどこまでも蒼！　水平線で空と海が一つになってとけている。最高。この景色を見に来たんだよオイラは！　惜しむらくはサンダーエースで来られなかった事か。
　再び平久保崎崎を目指す。が、途中、玉取崎展望台という看板を見つけてまた寄ってしまう。まぁ、急ぐ訳じゃないし。で、ここは寄って良かったです。野原崎以上に眺めが良くて感動！　思わず立ちつくしてしまった。天気が良い日なら、ここは絶対オススメ。

玉取崎からの景観。海も空も蒼い！
　再び走り出して、今度こそ平久保崎を目指す。伊原間を過ぎて県道206号に入り、安良岳の辺りでコーナーが多くなり、ちょっとワインディングっぽくなる。コーナーを楽しみつつも、その向こうの海に目を奪われてしまう。サンダーエースで来てたら海に飛び込んでたカモ(-_-;
　石垣市街から、一時間ちょっとで平久保崎に到着。ここは傾斜のきつい丘陵のようになっていて、牛が放し飼いにされている。九州の都井岬とちょっと似てるかも。何となく地の果て感漂ってて良いです。そして、岬の突端に立ったときの景色が絶景。マヂ感動！　他の観光客に取ってもらった写真がコレ。

平久保崎にて。我ながら爽やかな笑顔じゃん(^^;
　「悲しいときはいつも」を口ずさみながら、しばしこの景色に見入る。
　平久保崎を後にして、伊原間に戻る。途中、「海へ出る鍾乳洞」という看板を見つけた。鍾乳洞ハンターのオイラが見逃す筈もなく、当然の如く突入。鍾乳洞の名前はサビチ洞で入場料は \700。しかし鍾乳洞自体は大したこと無かった。鍾乳洞の出口が浜辺に出るってのが売り。看板そのまんまじゃん。でも、浜辺は綺麗で良かったです。思わず旅行会社のパンフレットに載っていそうな写真を撮ってしまったり。
　鍾乳洞を戻ると、入り口の売店に寄った。流石にのどが渇いたから。で、買ったのはパッションフルーツジュース。ウマい。やっぱ気に入ったよ。
　サビチ洞を後にし、伊原間で右折して県道79号を行く。この道は海沿いの高いところを走っていて、遠くまで海を見渡せる。道はアップダウンがあり、デッカイ海を望みながら豪快に走る事が出来る。バイクで走るのには一番のオススメポイント。
　暫く行くと、「天然ヤシ群生地」という看板が目に入ったのでそちらに行ってみる。そのまんま天延ヤシが生えてるところ。山の斜面で登ると結構時間がかかりそうなので、一番近い群生ポイントまで行って引き返してきた。
　再び県道を行く。
　で、この辺りまですっかり失念していたのが昼飯。この時点で既に14:00をまわっていた。適当な食堂でもあったら入ろうと思っていたのだが、なかなか見つからない。そうこうしているうちに、パイン食べ放題のパイナップル園の辺りまで来てしまった。流石にパイナップルで昼飯ってのも何なので、そのまま走り続ける。
　御神崎まで来た時には、既に食欲もなくなっていた。御神崎は鉄砲百合が沢山咲いていた。南国の日差しの下で、眩しいくらいに白い大輪の花と蒼い海のコントラストが見事だ。こんな写真も撮ったりして。
　石垣島には○○崎というのが多いが、天気が良ければどこも景色が良い。やっぱり海が綺麗だからだね。
　名蔵湾沿いに南下して、八重山民俗園に寄る。ちょっとは観光ライクなとこにも寄ってみようと思ったんで。園内では昔ながらの八重山地方の民家を移築している。因みに、トップページのバックの青空は、ここで撮った民家の写真を切り取って使用してます。更に因みに、今回持ってきたデジカメは出発直前に買った物で、取扱説明書まで忘れて来てしまった。つまりロクに使い方知らない状態でテキトーに撮ってもあんな蒼色になるくらい鮮やかな空です。
　八重山民俗園を出てきた頃には、時間は15:00を過ぎていた。もうどこかによる時間もないので、このまま石垣市内を目指した。レンタバイク屋に直行。と、その前にガソリンスタンドで満タン給油しないとね。しかし燃費の事全然考えてなかったけど、無給油で石垣島一周できました。この時の燃費はリッター当たり３８キロ。うわスゲー。流石ホンダの２５０だ。
　レンタバイク屋でバイクを返却して、車で離島桟橋まで送ってもらう。あー、久しぶりにツーリングしたよ。しかも絶好のツーリング日和に、絶好のロケーションを走った。後半はちょっと急ぎ足だったが満足である。
　安栄観光のコインロッカーから荷物を回収した後、今夜の宿を探す。ホテル、旅館、民宿全てが離島桟橋に集まっているので、探すのは苦労しなかった。「沖縄離島情報」を見て、適当な安い宿に電話する。一発でＯＫ。離島桟橋の裏にある松屋旅館というところ。名前から旅館ライクなところを想像していたのだが、ビルを改装した安いビジネスホテルみたいなところだった。ま、屋根と布団さえあれば何でもオッケー。安いしね（素泊まり\3,000）。
　チェックインした後、荷物を部屋に置いて出かける。まだ日が高いから桟橋周辺を散歩する。近くに公設市場というのがあったので、そこへ行く。市場としてはこじんまりとしているが、街の規模を考えればこんなところだろう。公設市場の中の石垣島特産品販売センターへ行く。ここで実家や会社へのお土産を一通り買って、宅急便で送った。
　その後は特に目的もなかったので、何も考えずにブラブラと散歩。漁港のあたりまで行って、石垣港ターミナルのあたりでボケーっと海を見ていた。
　その後は宿に戻り、少し横になった。しかし、何気なくつけたつけたテレビでサンダーバードがやっていてビビる。よく見たらＣＳじゃん。なんと丸々一日サンダーバードを放送していて、思わず見入ってしまった。
　腹が減ってきたところで再び外出する。時間は19:00を過ぎていたが、まだ西の空が明るい。日が長くって良いね。
　夕飯にはこちらの名物を食べたかったので「沖縄・離島情報」で店を探した。「磯」という店で八重山の郷土料理が食べられるそうだ。しかし行ってみてメニューを見たら結構な値段。ここは向かいの飲み屋風の店で夕食をとることにした。
　飲み屋風とと思ったら、まんま飲み屋だったのだ。カウンターに座って一品料理をいくつか頼む。ゴーヤチャンプルにグルクン唐揚げに刺身、それから泡盛。沖縄名物として有名なゴーヤチャンプルは、ゴーヤと卵を混ぜて炒めるだけなので、味付けで結構変わるものかも。それぞれの家庭の味があるんだろう。オイラは結構気に入った。それから泡盛がうまい。口当たりが良くてクイッとイケるんだが、アルコール度は高いので飲み過ぎに注意かな。食事を終えて店を出て、ほろ酔い加減でそこいらをちょっと散歩してから宿に帰った。
　シャワーを浴びてからサンダーバードを見ていたら、いつの間にか寝ていた。

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2000.05.05.Fri.
6:00起床。もう都会の生活で溜まった澱はすっかり洗われて、何もかもが清々しい気分。　今日は石垣島に戻る日だ。朝食を食べた後、出発の準備。うーむ、何だか名残惜しい。朝一番の高速艇が8:55なので、それに間に合わせるようにそそくさと荷物をまとめる。支度が終わった後、山田さんに挨拶をする。色々話を聞かせてくれてありがとう。良い旅を！　会計を済ませて東荘を後にし、港へ向かった。　高速艇は既に来ており、もうすぐ出発だ。急いでチケットを買い乗り込む。出発までの間、窓の外の西表の景色を眺める。今日も良い天気だ。今までで一番良い天気かもしれない。それなのにちょっとだけ気分は沈んでいる。名残惜しい。予期せぬ手違いのせいだったが、西表で三泊も出来たのは結果的にはとても良かった。たった三日で沢山の思い出が出来たし、出会いもあった。思い入れも深くなった。　程なく高速艇が動き出し、港を離れる。西表島が徐々に小さくなって行く。さよなら西表。ありがとう西表。いるか再び行くからなぁ！（ＢＧＭは『悲しいときはいつも』 by松田博幸）　３０分ほどで、高速艇は石垣島の離島桟橋に着いた。おお、賑やかだ。人が沢山居いるところなんて久しぶりだよ（ォイ　で、今日はどうするかと言うと、ツーリングですよツーリング！　オイラは沖縄ツーリングに来たんだから。　でもサンダーエースは那覇空港に置いたまんま。じゃあどうするかと言うと、実は昨日のうちに石垣のレンタルバイク屋に電話して、予約をしておいたのだ。これも「沖縄離島情報」に載ってました。因みに西表島では東荘の前の郵便局の公衆電話を使いました。　離島桟橋で携帯でレンタルバイク屋に電話する。おお、携帯が使えるよ(^^; 　レンタルバイク屋は車で迎えに来てくれるとの事。程なくして一台のバンが迎えに来た。レンタルバイク屋は離島桟橋からちょっと離れていたが、車で５分程度だった。　免許証を見せて書類に書き込み、バイクを受け取る。バイクはホンダのマグナ２５０。因みに、ここのレンタバイク屋（名前はオート・ランド）で扱ってる２５０ｃｃ以上のバイクはマグナとボルティ。マグナを選んだのは何となく。　石垣島を一日で一周するつもりだったので、時間は６時間。16:00頃戻ってくればいい。レンタル料は \5,000。ま、こんなものか。　石垣島の見所が書かれた地図を貰い、オススメの場所を教えてもらって出発。まずは離島桟橋に戻った。着替えとかの荷物を入れたデイバッグが邪魔だったので、安栄観光のコインロッカーに預ける為。その後、離島桟橋の近くのプリマートというスーパーに入り服を探す。なんでかというと、今着ている服が半袖のＴシャツで、日焼けを避ける為に薄手で長袖のシャツが欲しかったから。既に西表で腕と顔は強烈に日焼けして、真っ赤っかになって痛かったのだ。\955で黒い長袖のシャツを買い、それを着たところで今度こそ出発準備完了。平久保崎に向かって走り出した。　街中を抜け、Ｒ３９０で海沿時計回り反対に平久保崎へ向かう。つーかそれしか道はない(^^; 　初めは車も結構走っていたが、石垣市街を抜けたらあっという間に車は疎らになった。大里の辺りは緩やかな上り下りが連続し、信号も殆ど無いので快適に走ることが出来る。　それにしても、今日は本当にツーリング日和だ。沖縄に来てから一番天気が良い。何度も書いたから飽きたかもしれないが、本当に空も海も蒼い。蒼いったら蒼い！　空ってこんなに蒼かったんだ！　そして、マグナ。これが結構良いじゃないの。オイラはホンダのバイクってあまり好きな方ではない上、ローアングルのバイクにはあまり興味がないのだが、コイツには目から鱗がポロリだね。決してピークパワーがあるわけではないけれど、９０度Ｖツインはフラットなトルク特性で、低回点からでも全然ストレスを感じない。２５０とは思えない十分な力量感がある。暴力的な加速はないが、低回点でもアクセルを開ければ加速してくれるので、シフト回数を少なくできる。車体は至って素直で特に意識して粗さしなくても操作しなくても、リアのトラクションだけでコントロールできる。コーナーでは曲がりたい方向を見て、気持ち腰を沈めるだけでスイーっと曲がれる。これはレプリカのように常にバイクを意識して走るのではなく、風を感じながらゆったりと走る事に特化されている。それでいて「バイクで走る」事はしっかり感じられるのだ。そう、ここ石垣島のようにどこまでも広がる空と海を一杯に感じながら走る事がもっとも適しているのだ。石垣島専用バイクと呼んであげよう！　今まで知らなかった走りの世界を満喫しながら、平久保崎を目指す。　途中の野原崎で止まって一休みする。展望台に立って海を見るとどこまでも蒼！　水平線で空と海が一つになってとけている。最高。この景色を見に来たんだよオイラは！　惜しむらくはサンダーエースで来られなかった事か。　再び平久保崎崎を目指す。が、途中、玉取崎展望台という看板を見つけてまた寄ってしまう。まぁ、急ぐ訳じゃないし。で、ここは寄って良かったです。野原崎以上に眺めが良くて感動！　思わず立ちつくしてしまった。天気が良い日なら、ここは絶対オススメ。玉取崎からの景観。海も空も蒼い！　再び走り出して、今度こそ平久保崎を目指す。伊原間を過ぎて県道206号に入り、安良岳の辺りでコーナーが多くなり、ちょっとワインディングっぽくなる。コーナーを楽しみつつも、その向こうの海に目を奪われてしまう。サンダーエースで来てたら海に飛び込んでたカモ(-_-; 　石垣市街から、一時間ちょっとで平久保崎に到着。ここは傾斜のきつい丘陵のようになっていて、牛が放し飼いにされている。九州の都井岬とちょっと似てるかも。何となく地の果て感漂ってて良いです。そして、岬の突端に立ったときの景色が絶景。マヂ感動！　他の観光客に取ってもらった写真がコレ。平久保崎にて。我ながら爽やかな笑顔じゃん(^^; 　「悲しいときはいつも」を口ずさみながら、しばしこの景色に見入る。　平久保崎を後にして、伊原間に戻る。途中、「海へ出る鍾乳洞」という看板を見つけた。鍾乳洞ハンターのオイラが見逃す筈もなく、当然の如く突入。鍾乳洞の名前はサビチ洞で入場料は \700。しかし鍾乳洞自体は大したこと無かった。鍾乳洞の出口が浜辺に出るってのが売り。看板そのまんまじゃん。でも、浜辺は綺麗で良かったです。思わず旅行会社のパンフレットに載っていそうな写真を撮ってしまったり。　鍾乳洞を戻ると、入り口の売店に寄った。流石にのどが渇いたから。で、買ったのはパッションフルーツジュース。ウマい。やっぱ気に入ったよ。　サビチ洞を後にし、伊原間で右折して県道79号を行く。この道は海沿いの高いところを走っていて、遠くまで海を見渡せる。道はアップダウンがあり、デッカイ海を望みながら豪快に走る事が出来る。バイクで走るのには一番のオススメポイント。　暫く行くと、「天然ヤシ群生地」という看板が目に入ったのでそちらに行ってみる。そのまんま天延ヤシが生えてるところ。山の斜面で登ると結構時間がかかりそうなので、一番近い群生ポイントまで行って引き返してきた。　再び県道を行く。　で、この辺りまですっかり失念していたのが昼飯。この時点で既に14:00をまわっていた。適当な食堂でもあったら入ろうと思っていたのだが、なかなか見つからない。そうこうしているうちに、パイン食べ放題のパイナップル園の辺りまで来てしまった。流石にパイナップルで昼飯ってのも何なので、そのまま走り続ける。　御神崎まで来た時には、既に食欲もなくなっていた。御神崎は鉄砲百合が沢山咲いていた。南国の日差しの下で、眩しいくらいに白い大輪の花と蒼い海のコントラストが見事だ。こんな写真も撮ったりして。　石垣島には○○崎というのが多いが、天気が良ければどこも景色が良い。やっぱり海が綺麗だからだね。　名蔵湾沿いに南下して、八重山民俗園に寄る。ちょっとは観光ライクなとこにも寄ってみようと思ったんで。園内では昔ながらの八重山地方の民家を移築している。因みに、トップページのバックの青空は、ここで撮った民家の写真を切り取って使用してます。更に因みに、今回持ってきたデジカメは出発直前に買った物で、取扱説明書まで忘れて来てしまった。つまりロクに使い方知らない状態でテキトーに撮ってもあんな蒼色になるくらい鮮やかな空です。　八重山民俗園を出てきた頃には、時間は15:00を過ぎていた。もうどこかによる時間もないので、このまま石垣市内を目指した。レンタバイク屋に直行。と、その前にガソリンスタンドで満タン給油しないとね。しかし燃費の事全然考えてなかったけど、無給油で石垣島一周できました。この時の燃費はリッター当たり３８キロ。うわスゲー。流石ホンダの２５０だ。　レンタバイク屋でバイクを返却して、車で離島桟橋まで送ってもらう。あー、久しぶりにツーリングしたよ。しかも絶好のツーリング日和に、絶好のロケーションを走った。後半はちょっと急ぎ足だったが満足である。　安栄観光のコインロッカーから荷物を回収した後、今夜の宿を探す。ホテル、旅館、民宿全てが離島桟橋に集まっているので、探すのは苦労しなかった。「沖縄離島情報」を見て、適当な安い宿に電話する。一発でＯＫ。離島桟橋の裏にある松屋旅館というところ。名前から旅館ライクなところを想像していたのだが、ビルを改装した安いビジネスホテルみたいなところだった。ま、屋根と布団さえあれば何でもオッケー。安いしね（素泊まり\3,000）。　チェックインした後、荷物を部屋に置いて出かける。まだ日が高いから桟橋周辺を散歩する。近くに公設市場というのがあったので、そこへ行く。市場としてはこじんまりとしているが、街の規模を考えればこんなところだろう。公設市場の中の石垣島特産品販売センターへ行く。ここで実家や会社へのお土産を一通り買って、宅急便で送った。　その後は特に目的もなかったので、何も考えずにブラブラと散歩。漁港のあたりまで行って、石垣港ターミナルのあたりでボケーっと海を見ていた。　その後は宿に戻り、少し横になった。しかし、何気なくつけたつけたテレビでサンダーバードがやっていてビビる。よく見たらＣＳじゃん。なんと丸々一日サンダーバードを放送していて、思わず見入ってしまった。　腹が減ってきたところで再び外出する。時間は19:00を過ぎていたが、まだ西の空が明るい。日が長くって良いね。　夕飯にはこちらの名物を食べたかったので「沖縄・離島情報」で店を探した。「磯」という店で八重山の郷土料理が食べられるそうだ。しかし行ってみてメニューを見たら結構な値段。ここは向かいの飲み屋風の店で夕食をとることにした。　飲み屋風とと思ったら、まんま飲み屋だったのだ。カウンターに座って一品料理をいくつか頼む。ゴーヤチャンプルにグルクン唐揚げに刺身、それから泡盛。沖縄名物として有名なゴーヤチャンプルは、ゴーヤと卵を混ぜて炒めるだけなので、味付けで結構変わるものかも。それぞれの家庭の味があるんだろう。オイラは結構気に入った。それから泡盛がうまい。口当たりが良くてクイッとイケるんだが、アルコール度は高いので飲み過ぎに注意かな。食事を終えて店を出て、ほろ酔い加減でそこいらをちょっと散歩してから宿に帰った。　シャワーを浴びてからサンダーバードを見ていたら、いつの間にか寝ていた。
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