沖縄ツーリング

2000.04.30.Sun.

　翌朝は６時頃起床。前日の徹夜走行の疲れは完全に解消していた。昨日、埠頭の近くのコンビニで買ったパンを食い、朝食とする。
　外の天気はまぁまぁ。しかし、今日は丸一日船の上。やる事無いので暇である。やはり沖縄は遠いのだなぁ。太平洋を見ながらそんな事を考える。
　まぁ時間はたっぷりあるし。折角だから清水さん、同じコンパートメントになったＸＲ乗りの荒川さん共々、高田さんに沖縄のポイントを教えてもらって行く先を考える事にした。しかし、いざ沖縄に着いてからどうしようと考えてみると途方に暮れてしまう。今回は何も考えずに、本当に勢いだけで沖縄行きを決めたので何にも調べていなかったのだ。一応、観光雑誌は買っておいたのだが、ホントに観光ライクな所しか載っていなくてオイラのような放浪旅をしたい向きの役に立ちそうな情報は載っていなかった。
　しかし、高田さんの持っていた本は違った。(株)林檎プロモーション刊の「沖縄・離島情報」という本で、沖縄を巡る際に重要なフェリーや飛行機の時刻表が詳しく載っている。宮古島か石垣島には行ってみたいと漠然と考えていたので、フェリーはあるのか高田さんに訊いてみると行きの便は飛龍が那覇に入港する日の晩にあるが、帰りの便がゴールデンウィーク中には無いとの事。これには驚き。前述の離島情報を借りて調べてみると、確かに石垣港発、那覇行きの便は5/1～11まで欠航になっている。ゲー、どうしよう！？　とオタオタしていると、どうしても行きたければ飛行機という手もあると教えてくれる。成る程それは全然考えていなかった。流石にその場合はバイクを那覇空港に置いて行く事になるが、バイクの駐車料は安いので数日置いておいても大丈夫のようだ。そこで飛行機と離島間の船を調べて、離島行きを検討する。その結果、宮古島に寄るのは日程的に辛そうなので、石垣島と八重山諸島をメインに回る事を決める。その中でもオイラが特に目を留めたのは西表島。西表山猫で有名な島だが、オイラは南の島の秘境というイメージを抱いていたのでまさか自分が行けるなど考えもしなかったのだ。離島情報を見ると、そこでカヌーツアーがあるという。マングローブを見ながらカヌーで河を遡るというのが、冒険気分を味あわせてくれるのではないかと思ったのだ。これでまたまた勢いづいたオイラは、石垣行きの飛行機の便、石垣から離島行きの船便の時間と連絡先、それから各離島での宿泊施設の住所電話番号を片っ端から持ってきたノートに写させてもらった。
　それにしても、高田さんに教えてもらわなかったらフェリーでバイクごと離島に渡った時点で立ち往生してしまうところだった。Thanks! 高田さん。
　他にも、沖縄本島でのキャンプ場やビーチを教えてもらったのだが、途中気分が悪くなってくる。流石に船酔い気味のようだ。ベッドに戻って少し横になることにした。
　夕方頃、目が覚める。気分は大分良くなった。案内所で船の位置を確認すると、足摺岬沖を通過するところらしいので甲板に出る。右手に陸地が見え、断崖の先っぽに白い灯台が見えた。見覚えのある地形。確かに足摺岬である。一昨年の夏の四国ツーリングを思い出す。高知の人達は、明るく気さくで親切な人ばかりだった。四国には是非、もう一度行ってみたいと思っている。
　日が暮れる頃になると小雨が降り出したので、中に入った。部屋に戻ると、皆はテレビを見ていた。ＮＨＫＢＳで、ちょうどＧＰの中継が始まるところだった。すっかり忘れていたが、今日はスペインＧＰの決勝の日だった。今年のＧＰはケニー・ロバーツとスズキＲＧＶΓが調子良くてかなり期待しているので、オイラもテレビを見ることにする。１２５の決勝が終わったところで、時間はPM7:00過ぎ。食堂が閉まってしまうので、とりあえず皆で夕食を食べに行く。食堂で窓の外を見ると雨が降っている。風が吹きすさび、雨が窓に叩きつけられている。かなり天候が悪いようだ。九州は大雨らしいのだが、沖縄は大丈夫だろうかと心配になる。沖縄は内地より一ヶ月早く梅雨入りするとの事なので、丁度これからだ。雨は勘弁して欲しいなぁ。
　天候のことで心配になっても腹は減るもので、夕飯をしっかりたいらげると部屋に戻ってＧＰ観戦の続きとなった。丁度２５０のレースが終わって、５００の決勝が始まるところだった。本番前のウォームアップランでマックス・ビアッジが転倒する。ヤマハの看板背負ってるんだから、しっかりして欲しいもんだ。因みにオイラは、スズキとヤマハ贔屓です。昨年の半ばにドゥーハンが引退するまで、ホンダばかり勝っていたのがつまらないというのもあるが、ケビン・シュワンツとウェイン・レイニーのファンだったので、いまだにスズキ、ヤマハを応援しています。この２メーカーの市販車が好きというのもある。
　で、５００の決勝はというと……、途中で寝てしまって結果は見てませんでした。結果は後日「RIDING SPORTS」でも見ればいいや(^^;
　結局、翌朝まで熟睡してしまいましたとさ。

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2000.04.30.Sun.
翌朝は６時頃起床。前日の徹夜走行の疲れは完全に解消していた。昨日、埠頭の近くのコンビニで買ったパンを食い、朝食とする。　外の天気はまぁまぁ。しかし、今日は丸一日船の上。やる事無いので暇である。やはり沖縄は遠いのだなぁ。太平洋を見ながらそんな事を考える。　まぁ時間はたっぷりあるし。折角だから清水さん、同じコンパートメントになったＸＲ乗りの荒川さん共々、高田さんに沖縄のポイントを教えてもらって行く先を考える事にした。しかし、いざ沖縄に着いてからどうしようと考えてみると途方に暮れてしまう。今回は何も考えずに、本当に勢いだけで沖縄行きを決めたので何にも調べていなかったのだ。一応、観光雑誌は買っておいたのだが、ホントに観光ライクな所しか載っていなくてオイラのような放浪旅をしたい向きの役に立ちそうな情報は載っていなかった。　しかし、高田さんの持っていた本は違った。(株)林檎プロモーション刊の「沖縄・離島情報」という本で、沖縄を巡る際に重要なフェリーや飛行機の時刻表が詳しく載っている。宮古島か石垣島には行ってみたいと漠然と考えていたので、フェリーはあるのか高田さんに訊いてみると行きの便は飛龍が那覇に入港する日の晩にあるが、帰りの便がゴールデンウィーク中には無いとの事。これには驚き。前述の離島情報を借りて調べてみると、確かに石垣港発、那覇行きの便は5/1～11まで欠航になっている。ゲー、どうしよう！？　とオタオタしていると、どうしても行きたければ飛行機という手もあると教えてくれる。成る程それは全然考えていなかった。流石にその場合はバイクを那覇空港に置いて行く事になるが、バイクの駐車料は安いので数日置いておいても大丈夫のようだ。そこで飛行機と離島間の船を調べて、離島行きを検討する。その結果、宮古島に寄るのは日程的に辛そうなので、石垣島と八重山諸島をメインに回る事を決める。その中でもオイラが特に目を留めたのは西表島。西表山猫で有名な島だが、オイラは南の島の秘境というイメージを抱いていたのでまさか自分が行けるなど考えもしなかったのだ。離島情報を見ると、そこでカヌーツアーがあるという。マングローブを見ながらカヌーで河を遡るというのが、冒険気分を味あわせてくれるのではないかと思ったのだ。これでまたまた勢いづいたオイラは、石垣行きの飛行機の便、石垣から離島行きの船便の時間と連絡先、それから各離島での宿泊施設の住所電話番号を片っ端から持ってきたノートに写させてもらった。　それにしても、高田さんに教えてもらわなかったらフェリーでバイクごと離島に渡った時点で立ち往生してしまうところだった。Thanks! 高田さん。　他にも、沖縄本島でのキャンプ場やビーチを教えてもらったのだが、途中気分が悪くなってくる。流石に船酔い気味のようだ。ベッドに戻って少し横になることにした。　夕方頃、目が覚める。気分は大分良くなった。案内所で船の位置を確認すると、足摺岬沖を通過するところらしいので甲板に出る。右手に陸地が見え、断崖の先っぽに白い灯台が見えた。見覚えのある地形。確かに足摺岬である。一昨年の夏の四国ツーリングを思い出す。高知の人達は、明るく気さくで親切な人ばかりだった。四国には是非、もう一度行ってみたいと思っている。　日が暮れる頃になると小雨が降り出したので、中に入った。部屋に戻ると、皆はテレビを見ていた。ＮＨＫＢＳで、ちょうどＧＰの中継が始まるところだった。すっかり忘れていたが、今日はスペインＧＰの決勝の日だった。今年のＧＰはケニー・ロバーツとスズキＲＧＶΓが調子良くてかなり期待しているので、オイラもテレビを見ることにする。１２５の決勝が終わったところで、時間はPM7:00過ぎ。食堂が閉まってしまうので、とりあえず皆で夕食を食べに行く。食堂で窓の外を見ると雨が降っている。風が吹きすさび、雨が窓に叩きつけられている。かなり天候が悪いようだ。九州は大雨らしいのだが、沖縄は大丈夫だろうかと心配になる。沖縄は内地より一ヶ月早く梅雨入りするとの事なので、丁度これからだ。雨は勘弁して欲しいなぁ。　天候のことで心配になっても腹は減るもので、夕飯をしっかりたいらげると部屋に戻ってＧＰ観戦の続きとなった。丁度２５０のレースが終わって、５００の決勝が始まるところだった。本番前のウォームアップランでマックス・ビアッジが転倒する。ヤマハの看板背負ってるんだから、しっかりして欲しいもんだ。因みにオイラは、スズキとヤマハ贔屓です。昨年の半ばにドゥーハンが引退するまで、ホンダばかり勝っていたのがつまらないというのもあるが、ケビン・シュワンツとウェイン・レイニーのファンだったので、いまだにスズキ、ヤマハを応援しています。この２メーカーの市販車が好きというのもある。　で、５００の決勝はというと……、途中で寝てしまって結果は見てませんでした。結果は後日「RIDING SPORTS」でも見ればいいや(^^; 　結局、翌朝まで熟睡してしまいましたとさ。
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