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その人じゃない

法廷【その1】の尋問「《死神》の手帳」では、尋問中「たったひとつの《ムジュン》‥‥その“発言”をした人物とは‥‥!」で人物の指摘をすることになる。
正解は亜双義一真なのだが、バロック・バンジークスかジーナ・レストレードをつきつけた場合、この時のみの会話が進行し、証拠品を提出することになる。
だが、当然ながら何をつきつけても不正解で尋問に戻ることになる。
バンジークスの場合は半ば呆れられたり、ジーナの場合は龍ノ介が見習い呼ばわりされたり、なかなか面白い会話が見られる。

なお、亜双義、バンジークス、ジーナ以外の場合は同じ不正解パターンの会話になる。この時に法廷に居る、寿沙都やヴォルテックスを指摘しても独自の会話にはならない。

「やる」

探偵【その1】、「バラブロック号 廊下」ではホームズのための時間稼ぎをすることになるが、正解は「警報機」を調べること。
他でも二ヶ所、「調べる」で調べた後に、試してみるかどうか、「やる」「やらない」の選択肢が出る。
「やる」を選択すると「やってしまう」のであるが、特にペナルティはないので、正解の前に一通り見ておくのも良い。

真相の理解のために

法廷【その2】の最初の尋問「《交換殺人》」で必要なのは「つきつける」のみで、証言をゆさぶる必要はない。
だが、この尋問の最初の3つの証言をゆさぶることで、一年前、日本にて亜双義一真と慈獄政士郎の間に何があったのかがわかる。
また、最後の2つをゆさぶることで、バラブロック号で何があったのかについても説明がある。
ストーリーの理解のために、一度は見ておくことをおすすめする。

なお、お時間があれば「大逆転裁判1」第1話の終盤をプレイし直していただきたい。
無罪判決が下る寸前の裁判長(慈獄)のセリフと、それに対する亜双義のやりとりと表情に注目してみよう。
真相を知った上で改めて、ジェゼールや裁判長(慈獄)、亜双義、御琴羽教授の言動に注目してみるのも面白い。

歴史は繰り返す

第1話の犯人・豆籾平太の犯行動機は、「ジェゼール・ブレットが殺人者であるにも関わらず、日本の法で罰することや真相を発表することができないため、私的に制裁を下してやろうと目論んだ」であった。
これは第5話にて判明する、クリムト・バンジークスの最初の犯罪の動機の伏線とも言えるだろう。
なお、前作では「コゼニー・メグンダルが法で裁けないことから、私的に制裁を下すため馬車ごと炎上させて殺害」という件もあったが、これについてはクログレイが元々情報の横流しという犯罪に加担していたことで招いた悲劇であるから、やや性質が異なる。

法の限界を知っていたので裏で法に触れることをしていた者としては、国家機密を盗聴していたシャーロック・ホームズも当てはまる。
前作の第5話では、法務助士として龍ノ介を支えてきた寿沙都ですら、メグンダル事件のように事件の真相が歪められることを恐れるあまりに、逆に彼女が事件現場に手を加えてしまった。
ホームズや寿沙都の場合は、目的が上記の犯罪者たちとは全く異なっているとはいえ、目的が正義ならば法を破って良いという理屈は、もちろん通らない。
ホームズ自身も「ボクは‥‥英国政府から情報を盗む連中を、責めることはできない。」と、罪を自覚した上でやっていたと発言しているし、後悔した寿沙都は海に法律の本を投げ捨てようとまでした。

一方で、龍ノ介が法を武器に正々堂々戦ってきたこともまた事実であり、寿沙都は第5話の裁判の最後、ホームズに連絡を取る前に、「成歩堂さまは‥‥すでに、あの者の《罪》を立証いたしました。」とはっきり発言している。
その上でホームズは、法の限界で龍ノ介が窮地に陥ることを予期し、英国女王という最後の手段を用意していたのだろう。
「大逆転裁判」のテーマのひとつが『法の限界』なのであろうということが伺える。

(ホームズや寿沙都の言動の良し悪しについては、プレイヤー個々人が判断することであろう。龍ノ介はホームズのことを「《真実》の世界を見せてくれた」と評している。果たして彼らは必要悪であったのか、そもそも必要悪は必要なのか、人間が作った法律に限界があるのは当然なのだからどう改善したら良いのか‥‥といった少々哲学めいたことを考えてみるのも、また一興である)

バッドエンディング

法廷【その3】の一番最後の質問、(‥‥今、この時。ぼくがやるべきことは‥‥ただひとつ!)か、(コイツは‥‥きっと。今。この瞬間のためにあるハズだ!)でゲームオーバーになると、第5話の通常のゲームオーバー時とは異なる会話となり、有罪判決がくだされてゲームオーバーとなる。
会話以外は通常のゲームオーバーと同じであるが(法廷の扉が閉じる演出の後に、「裁判をやりなおす」「セーブデータから始める」「タイトルに戻る」が表示される)、会話自体はここでしか聞けないため、一応、バッドエンディング扱いということになるだろうか。
ここ以外の通常のゲームオーバーと比較しないと、バッドエンディングなのかどうなのか、わかりにくい演出ではある。

このバッドエンディングでは「ヴォルテックス」コールがとても怖い。

*逆転シリーズのバッドエンディングまとめはこちら

第5話いろいろ

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