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「大逆転裁判2 -成歩堂龍ノ介の覺悟-」攻略 >
色々ネタ
第3話での細かいネタまとめ。
- 探偵【その1】で「ホームズの部屋」の暖炉を調べると、ホームズが煙突掃除をしようとした話が聞ける。結局掃除はできなかったようで、その結果‥‥。
- 探偵【その1】で「成歩堂法律相談所」にてアイリスに腕章をつきつけると、「たまには違うのを巻いてみたら?」と提案される。龍ノ介が「たとえば?」と聞き返すと、「バウムクーヘン」を巻くよう提案されてしまうが、龍ノ介はバウムクーヘンを知らず、更にとんでもない会話が繰り広げられてしまう。
日本でバウムクーヘンが知られるようになるのは、第一次世界大戦で1914年に日本の捕虜となったドイツ出身の菓子職人カール・ヨーゼフ・ヴィルヘルム・ユーハイムが、1919年に日本でバウムクーヘンを披露したことがきっかけである。19世紀末に龍ノ介がバウムクーヘンを知らないのも無理はない。
ちなみに、第4話では、逆転裁判シリーズに関係のある、とあるネタを見ることができる。
- 探偵【その1】で、「ローザイク蝋人形館」を初訪問した時に、蝋人形を見た龍ノ介は、怪奇雑誌で読んだという話を披露してくれるが、実は他にも、「倫敦万博 実験会場」で、画面左上の気球を調べた時にも怪奇雑誌からの話として「ああいう丸いのに乗って宇宙人が攻めてくる」と語り、龍ノ介は怯える。
19世紀末で宇宙人の話といえば、1898年のイギリスの作家H・G・ウェルズによる小説「宇宙戦争」(火星人が巨大な円筒に乗って地球に攻めてくる話)が最も有名であるが、言うまでもなくフィクションであるので怯える必要はない。
余談だが、1938年には小説「宇宙戦争」がアメリカでラジオドラマ化され、現場からの電話リポートなど実際のニュース放送のような形で放送されため、全米各地でパニックが起きた‥‥という噂話があるが、これは実はただの都市伝説で真実ではないらしい。龍ノ介が怪奇雑誌の話を鵜呑みにして怯え、更にアイリスが「あとで本当のことを教えてあげる」とツッコむのは、この都市伝説を下敷きにしているのかもしれない。
宇宙戦争 (ラジオ) - Wikipedia
余談の余談だが、ホームズのパスティーシュもの(二次創作)には「シャーロック・ホームズの宇宙戦争」という作品もあったりする。
シャーロック・ホームズの宇宙戦争 - Wikipedia
- 探偵【その1】、「倫敦万博 ステージ上」でのグレグソンの「話す」の「ドビンボー博士」で、グレグソンが最後に「《死神》‥‥か。マッタク、いつまで続けるつもりなのか‥‥」と呟く。クリア後なら、真の意味がわかるだろう。
- 法廷【その1】の最初の尋問「殺人の《根拠》」の証言、「被告人は、刺した凶器を抜かずに~」をゆさぶると、「刺された刃物が出血をおさえていた」「捜査関係者にとって常識と言える知識」という話になる。
龍ノ介は思わず(寿沙都さんがいればきっと、教えてくれただろうな‥‥)とぼやくのだが、彼女が教えてくれたかどうかは‥‥第1話を見ての通りである。
- 証拠品「洋弓銃」の3D詳細で、矢をセットする場所(上部のミゾ)を調べると、龍ノ介の弓の腕がわかる。この洋弓銃があれば弓道の稽古で亜双義に勝てただろうかと龍ノ介は考えるが、亜双義がいたら一喝されたであろう。
また、寿沙都に「洋弓銃」をつきつけると、寿沙都の弓の腕前がわかる。ウィリアム・テルの真似をしたいようだが‥‥。
- 法廷【その2】では、陪審員4号が、気球に詰めるガスについて「水素の他にヘリウムなども使用される」「ヘリウム自体は爆発せず、水素と混ぜれば破壊力は変わる」と教えてくれる。
史実においては、1895年にイギリスの化学者ウィリアム・ラムゼーがヘリウムの分離に成功し、地球上で初めて生成した。ヘリウム含有ガス田の発見は1903年で、気球に詰めるほどの量のヘリウムが得られるようになったのはそれ以降である。参照:ヘリウム - Wikipedia
つまり、実際の19世紀末では、気球に詰められるほどのヘリウムは入手できなかったのである。どうやら、「大逆転裁判」世界では、史実よりも早くヘリウムが発見され実用化もできていたらしい。
- 探偵【その2】でジーナに「倫敦万博の新聞記事」をつきつけると、法廷で証言したシーンのスケッチが新聞の号外に載ったことにはしゃぐ、可愛らしいジーナの姿が見られる。ジーナファンは必見。
- 探偵【その2】、「倫敦万博 実験会場」で水晶塔の破壊された部分を調べると、龍ノ介がどうやって勇盟大学に合格できたのか知ることができるが、受験生にはあまりおすすめできない。
- 探偵【その2】で、「倫敦万博 ステージ上」で、画面左(機械の左)に見える建物を調べると、龍ノ介が苦手としている食べ物がわかる。
- 探偵【その2】、「ローザイク蝋人形館」でホームズに「ドレッバーの写真」をつきつける必要があるが、この後、「特別展示室」でホームズが出現した時にもう一度「ドレッバーの写真」をつきつけてみると、ホームズの謎推理が聞ける。龍ノ介は少しイラッとしたかもしれない。
- ドレッバーによる遺体盗掘についてのエピソードが登場するが、18~19世紀のイギリスでは実際に、解剖用の遺体が足りず、遺体盗掘が相次いでいた。具体的には以下を。
イギリスの死体盗掘人 - Wikipedia
- 法廷【その3】、(ぼくの《覚悟》は、どうなんだ。ドレッバーの“共犯者”は‥‥)で「“共犯者”はいない」を選ぶと、龍ノ介は共犯者の指摘をためらうが、寿沙都が「お腰の《狩魔》が泣いております」と、覚悟を決めるよう助言してくれる。龍ノ介はそれに対して「《狩魔》こそ、ぼくの共犯者だった」と、良い話のようでいて、ある種、問題発言をする。
- 法廷【その4】の尋問「《プロフェッサー》の蝋人形」では、日の出の時刻が重要なポイントとなる。
「処刑のあった6月17日は1年で最も日の出が早い」「午前4時40分すぎに日がさす」という発言があるが、実際、ロンドンにおける2016年の夏至(6月20日)の日の出は午前4時43分であった。参照:Summer solstice - Wikipedia
一方、寿沙都が「午前4時に“日の出”なんて、我が国では考えられませんから!」というが‥‥
質問1-11)札幌よりも京都のほうが日の出が早くなることがあるのはなぜ?札幌よりも京都のほうが日の入が早くなることがあるのはなぜ? | 国立天文台(NAOJ)
上ウェブサイトによると、寿沙都が生活していたであろう東京でも、夏至の日の出は午前4時半より少し前。
実は日本でも午前4時台の日の出は珍しくないのである。