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矢張政志(&天流斎マシス)

成歩堂龍一・御剣怜侍の小学校の頃からの幼馴染。
逆転裁判ナンバリングシリーズでは3作目以来の登場になる。服装こそ変わり新たなモーションも加わったが、言動、性格はほとんど変化がない。
様々なトラブルに巻き込まれやすく、このエピソードでも「事件のカゲに、ヤッパリ矢張」の異名に恥じぬ(?)活躍を見せる。
彼の行動の動機はたいてい女性であり、このエピソードでも雫のための行動がとんでもないことに。
「逆転裁判3」第5話では、絵本作家の天流斎エリスの弟子、天流斎マシスを名乗っており、現在でも絵本作家としてのペンネームに使っている。
絵の才能はあるようだが、問題作が多い。
「メイちゃんのムチムチ大冒険」という絵本がヒットしたものの、一発屋に終わっている。
作中のセリフによると、最近発表した絵本「ドキドキ! ラブハート! キューピットンの大冒険」に登場する「キューピットン」というキャラクターが若いOLにそれなりに人気だったり、結婚式で使うウェルカムボード制作も行っていてネットで好評だったり、(細々とではあるが)マシス先生のサイン会が開催されるなど、そこそこ活躍している模様。

「死んでやる! 死んでやるぞおおおッ!」

矢張の「死んでやる」発言は、彼の初登場である「逆転裁判」第1話の冒頭、

死んでやる!
もう、死んでやるぞお!

が初出である。

「メイちゃんのムチムチ大冒険」

矢張が出版した絵本のタイトル。
一応ヒットしたらしく、みぬきも知っていた。
この本のタイトルの初出は「逆転裁判3」第5話で、矢張政志は狩魔冥に「《メイちゃんのムチムチ大冒険》のモデルになってくれ」と迫っている。
また、「逆転裁判3」エンディングでは「《メイちゃんのムチムチ大冒険》で絵本界に革命を起こすんだ!」と発言している。
この絵本がいかなる内容であったのかは不明のまま。

ちなみに「逆転検事2」では、「メイちゃんのムチムチ大冒険」に続く絵本のタイトル「ハカリちゃんのカンカン大行進」を思いついているが、こちらについては触れられなかった。

「強力な助っ人」

雫を助けるため、矢張が呼んだのは御剣怜侍であった。
(真宵は、矢張が結婚するということで呼ばれたのである)
最初に成歩堂の元に逃げ込んだことといい、「逆転裁判3」第5話といい、矢張は裁判沙汰となると成歩堂と御剣ならどうにかしてくれると思っているのかもしれない。
もっとも、「仕事に私情は挟まない」御剣は、検察側として雫を追及する立場になり、雫を連れ出した矢張も捕まえてしまうのだが。

御剣怜侍の赤いスポーツカー

御剣怜侍の車については本編第5話でも少し話題にのぼったが、「ハグルマパーク 係留地」に御剣がやってきた時にその車を見ることができる。
「ハグルマパーク 係留地」に御剣が車を停めるのは僅かな期間なので、調べたい場合は御剣との会話前に行うようにしよう。
なお、この直後に真宵と「話す」で「気づいたこと」を聞くと、御剣の車はいい匂いがしたと真宵が教えてくれる。

車だけではなく

「ハグルマパーク 係留地」で破壊されたベンチを調べると、成歩堂が「これから道を歩く時は車だけじゃなくて、ベンチにも気を付けなきゃな」と呟く。
「逆転裁判4」で交通事故に遭っただけではなく、各作品でかなりひどい目に遭っている成歩堂、今後飛んでくるベンチにぶつからなければよいが。

「そのようなアレではない」

真宵を車に乗せてきた御剣に、成歩堂が「いつから真宵ちゃんの送迎係になったんだよ」と突っ込んだ際の御剣の返事。
本編第2話では「そのようなアレは困る」を真宵に横取り(?)されたが、ここでは御剣が発言している。
なお、「そのようなアレ」は、法廷2日目終盤の「メモを書いたのが被害者ではないことを示す証拠品は‥‥」でミスした時にも聞くことができる。

「どんな相手であろうと、徹底的に追求する。それが私のルールだ」

「それが私のルールだ」は御剣の口癖。初登場は「逆転裁判」第2話の、

被告人を、すべて有罪にする。
それが私のルールだ。

である。もっとも、「それが私のルールだ。」の前に付く文句は、「逆転裁判」1作目を経て変化している。

「隣のホテル」

真宵が同行中に成歩堂なんでも事務所のピアノを調べると、真宵がピアノを弾こうとするが成歩堂が止める。
その理由は「隣のホテルから苦情が来るんだよ。」
事務所の隣のホテルといえば、「逆転裁判」第2話で初登場し、その後名前を変えつつ発展したホテル・バンドーであろうか。
ただしホテル・バンドーは、事務所の「隣」というか、正確には「真向かい」にあるのだが。

落とし物

「飛行船 披露宴会場」に最初に行った時、矢張の「名刺ケース」が落ちている。
これは後に、矢張のサイコ・ロック解除時、矢張が事件の時に飛行船に乗っていたことの証明になる。
「逆転裁判3」第2話では、「天杉 優作のサイフ」を矢張が拾っている。
これは後に、矢張のサイコ・ロック解除時、矢張が事件の時に警備室にいなかったことの証明になる。

キャタツとハシゴ・その3とその4

「飛行船 披露宴会場」に最初に行った時、倒れた灯籠を調べている最中に、成歩堂と真宵がこの灯籠は牛なのかペガサスなのか言い争い、最終的にパンフレットを見て「ウシサス」であることが判明する。
真宵が「ある意味“ホンシツ”を捉えてるかもね‥‥。」と一言。

更に同じ場面で、「米倉のメモ」を調べた時に、やや的外れなツッコミをした真宵に対して、成歩堂が「真宵ちゃん。ホンシツを見ようよ。」と発言している。
本編と合わせれば、「キャタツとハシゴ」発言その3とその4、といったところか。

執事

十文字一治と初めて会った時に、真宵が彼の職業を執事と知って「現代日本にあったんだね。そんなドラマみたいな仕事。」と言うが、「逆転裁判2」第4話や、「逆転検事」第3話には、日本でありながら執事が登場している。
もっとも、どちらの執事にも真宵は会ったことがない。
(「逆転裁判2」第4話で真宵は虎狼死家左々右エ門と会ってはいるが、執事・田中太郎の時の虎狼死家とは会っていない)

「矢張のスケッチ」

本エピソードで登場する証拠品の名前だが、「逆転裁判3」第5話にも同名の証拠品が存在する。
どちらも矢張によって描かれた問題作で、絵の中で「あるもの」が飛んでいるということが裁判にて重要な手がかりとなる。
飛んでいる「あるもの」を矢張が勘違いしたことが事件をややこしくするのも同じ。
勘違いはするが、絵自体は「正しい」光景を描いているのもまたややこしい。
そして「矢張のスケッチ」が提出される裁判は彼のせいでハチャメチャになる。

「ほら、あの。エウレーカ! ってやつ。」

探偵1日目の矢張のセリフ。
「エウレーカ!」は「Eureka」のことと思われる。
ギリシャ語に由来する感嘆詞で、何かを発見・発明したことを喜ぶときに使われる。
英語版逆転検事では、御剣のボイス「これだ!」が「Eureka!」とローカライズされているが、これといって繋がりはないかもしれない。

成歩堂龍一VS御剣怜侍

本作では「遊べる! 逆転劇場 ~成歩堂龍一編~」でも見られるが、きちんとした裁判での成歩堂龍一VS御剣怜侍は前作第5話以来となる。
裁判長が弁護席と検事席の顔ぶれを見て同窓会に出席している気分だと言うが、実は「弁護席に成歩堂と真宵、検事席に御剣」という裁判はこれまで、「逆転裁判」第3話だけであった。
成歩堂VS御剣や、弁護席に成歩堂&真宵であればこれまでも何度もあったが、三人が揃うのはほとんどなかったのである。
裁判中には、かつて成歩堂VS御剣でよく聞けたセリフがあちこちで登場する(特に「ドシロウトめ」などといった、御剣から成歩堂への煽り)。
法廷1日目の「思えば私は、ヤツのあのみじめな顔をおがむために法廷に舞い戻ってきたのかもしれん。」は、なかなかの煽り文句である。御剣は少し休暇を取るべき。

ちなみに幼馴染である成歩堂・御剣・矢張が、弁護席・検事席・証人席に並ぶのは本エピソードが初となる。
成歩堂、御剣ともに矢張の滅茶苦茶な証言に振り回されてきたが、今回もまた滅茶苦茶であった。

花論議

法廷1日目、事件現場に残された花びらが議論の対象になる。
花などどれも同じと発言する御剣に対して裁判長がそれは聞き流せないと反論、成歩堂もそれに乗じて、花について「もっと勉強した方がいいんじゃないのか?」と御剣に言う。
かつて、「逆転裁判」第2話などで「ひまわりとチューリップ以外、ぼくは花の名前は知らない。」と発言したとは思えないセリフである。
この後の御剣のセリフ通り「キサマにだけは言われたくない!」である。
(念のため付け加えると、成歩堂は「逆転裁判4」でバラのことも知っていたと発言するが、この際、大したことではない)

「みんなでワイワイ」

法廷1日目、真宵が心音とみぬきを見て「昔を思い出すなあ。なるほどくんやはみちゃん。それにイトノコさん。当時はみんなでワイワイ現場で遊んでたよね。」と昔を思い出す。
「はみちゃん」は第5話にも登場した従姉妹の綾里春美、「イトノコさん」は「逆転裁判」1~4や「逆転検事」シリーズに登場した刑事の糸鋸圭介のこと。
確かに彼らの会話は時に、調査なのか裁判なのか遊んでいるのかわからないような内容でもあったが‥‥。

「‥‥‥‥矢張。ぼくは、おまえのことを信じるよ。」

矢張が殺人犯と疑われた時の成歩堂のセリフ。
「逆転裁判」1作目でも、成歩堂は学級裁判での体験から、例え何があっても矢張と御剣だけは信じ抜くと発言している。

ちなみにこの発言の少し前、
(矢張を真犯人として、告発するか?)
での選択肢、「告発する」「さすがにそれは無い」は、どちらを選んでも構わない。

「おまえの大好きなロジック」

成歩堂から御剣に向けてのセリフ。
ハッタリをかますのが得意な成歩堂にとっては、ロジックで物事を積み上げていく御剣への嫌味のようなものかもしれない。
「逆転検事」シリーズでは、御剣が主役なだけに「ロジックモード」や「ロジックチェス」といった、ロジック関連のシステムが多数登場している。

同じことを繰り返し

「タイムトラベル」の真相は、「同じ披露宴を2回繰り返した」ことにより、時間が巻き戻ったと雫が思い込んだ、ということであった。
「逆転裁判3」第3話でも、「同じ殺人事件を2回繰り返した」という似たような状況が存在する。
どちらも誰かを騙すために行われており、同じ状況の再現のために共犯者が存在する。

(今、真宵ちゃんに“あの人”の顔がダブったような‥‥)

法廷2日目、真宵が成歩堂に「ピンチの時こそ、弁護士はふてぶてしく笑わなきゃ!」と声をかけた後の、成歩堂の心の声。
“あの人”とは、「ピンチの時こそ、弁護士はふてぶてしく笑う」ことを成歩堂に教えてくれた、真宵の姉であり成歩堂の師匠、綾里千尋のことであろう。

頭をぶつけて記憶障害

法廷2日目の「来人さんのキオクショウガイのきっかけとなった出来事‥‥」でミスすると、裁判長に「これがどうなればキオクショウガイになるのです?」と尋ねられ、成歩堂は「その‥‥これに強く頭をぶつけるとか‥‥」とあやふやに答える。裁判長は更に「弁護人、本当にそうなるか、一度ぶつけてみますか?」と続ける。
「逆転裁判2」第1話で、とあるものに強く頭をぶつけられて記憶喪失になった成歩堂としては、もう二度とぶつけてほしくはないだろう。

運転手は

来人、ひかり、米倉の車の事故では「米倉が運転していた」と一般には発表されていたが、実際に運転していたのは来人であった。
「逆転裁判2」第2話でも、葉中姉妹の車の事故で、「実際に運転していた人物は違う人だった」という似たような状況が存在する。

「私が求めているのは‥‥《真実》だけだ。弁護士との議論の先にある‥‥な。」

法廷2日目終盤の御剣のセリフ。
「逆転裁判2」にて、失踪した御剣怜侍が戻ってきた第4話、御剣はこの結論にたどり着いたことを狩魔冥や成歩堂に語っている。

法の女神テミス

「逆転裁判5」第3話の舞台は法曹関係者を育てる「私立テミス法律学園」であった。
「逆転裁判5」では触れられなかったが、「テミス」の由来は本エピソードの最後の裁判長のセリフにある「法の女神テミス」からと思われる。
「テミス(Themis)」はギリシア神話の法・掟の女神。
テミス - Wikipedia

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