2024/12/13
大手キャリアと契約せず、中古スマホをMVNOで運用している私であるが、妻と息子はY!mobileと契約している。もともと妻がWillcomのPHSを使っていた時代から契約しているところ、それがY!mobileとなって、PHSサービスが終了して、携帯電話からスマホへと更新してからも引き続き契約している次第である。家族割引が効くこともあり、息子の分もそちらでまとめて契約している。
妻のスマホは5年くらい前に更新したもので、それまでは所謂ガラホ(Androidを搭載したガラケー)を使い続けていたところだが、さすがにいろいろとサポートされない機能も出てきたので、5年くらい前に普通のスマホに更新したものである。
最初のうちは特に問題なく使えていたものの、いかんせんストレージが32Gbyteしかなかったため、今やAndroid OSがその半分近くを占めるようになり、アプリやデータに使える容量が不足してきて、いくつかのアプリを諦めないといけない状況になってきた。加えて5年も使っていれば、バッテリーも劣化してきて、頻繁に充電をしないといけない状況になってきた。そこで、そろそろスマホ自身を更新したらと勧めた次第である。
自分のスマホを更新した時にも話したように、主にバッテリの大容量化に伴い、スマホの重量については5年前よりも重くなるのは仕方がない。Y!mobileが提供しているAndroidのラインナップはそれほど多くはないのだが、その中で比較的軽量であり、ストレージにも余裕があり、値段もお手頃なものを選択し、オンラインショップで注文すると、翌日には本体とSIMが送られてきた。
オンラインショップで注文すると、事務手数料(3850円)が無料になるかわり、移行にかかる作業は自分でやらないといけない。手順としてはまず、現行機種のSIMから新しいSIMへの回線移行を専用サイトから行う。手続きしてから15分ほども待つと、回線移行手続きが終了し、新しいSIMで通話が可能になる。
次に新しいSIMを新しいスマホに挿入し、セットアップを行う。古いスマホから新しいスマホへの各種データ(アカウント、アプリ、各種設定)の移行は、両方がType-CのUSBケーブルが必要となるらしい。ケーブルがない場合は、WiFiやBluetoothを使って接続することになるが、そこの接続に若干手間取った上、接続してからもデータの移行に結構時間がかかった。
最後に、メールやLINEのアカウントやデータ移行を行うのであるが、PHSの時代から使っていた妻のスマホでは、MMS(Multimedia Messaging Service)という、キャリアメールのアドレスを利用して、チャット形式でメッセージのやり取りができるサービスも使われていたりして、そちらのログについては移行をサポートしていないようである。いろいろ試した結果、MMSのログのバックアップとリストアの機能はあるようなので、旧スマホでログのバックアップを取ったあと、そのバックアップをアーカイブし、大容量ファイル転送サービスを使って新スマホに転送したあとリストアしたら、無事に新スマホにMMSのログを復元できた。
旧スマホにインストールしていたアプリは、設定移行により新スマホにも自動的にダウンロードされたのだが、さすがに個々のアプリの設定までは引き継がれないので、それらは改めてログインしたり設定したりする必要がある。画面に表示させるアプリのアイコンの再配置や、各種の音設定やセキュリティの設定についても改めて行う必要がある。手間ではあるものの、私自身は、そういう細かい再設定を行うことが、新たなスマホに親しんでいく通過儀礼だと思っている。
新しいスマホ用の帳面型カバーもAmazonで見繕って注文したのだが、こちらの方は中国あたりからの輸入品なのか、届くのに1週間くらいかかった。届くまでは、私が使っている100均のスマホ入れを貸していたのだが、やはり届いたカバーに付け替えた方が使いやすいとのこと。
しばらく使っていたところ、「電源が切れない」と妻から言われたので調べてみたところ、電源ボタンの長押しがGoogleアシスタントの起動に割り当てられていた。マニュアルを見て、設定>ジェスチャーから通常の電源管理に切り替える。
細かいトラップはあったものの、データの移行もほぼ問題なく完了し、大きな不都合もなく快適に使えているようなので、お値段も1万円以下と破格に安かったし、良い買い物ではなかったかと思っている。