#480 中古スマホも6代目

2024/06/06

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 大手キャリアとの契約をしておらず、中古スマホを購入してMVNOで運用している自分のスマホは、更新にあたって割賦などの特段のシバリもないので、いつでも端末の乗り換えができる状態ではあるのだが、それだけに何か理由がないと更新する踏ん切りがつかないのも事実である。

 そんなわけで、現在のスマホ(5代目)も、使い始めてから2年余り、小さく軽いものでそれなりに重宝していたのだが、長く使っていると、じわじわと使いにくさを感じてきたところである。

 一つには、ROMが32Gbyteということで、だんだんと容量不足になってきたことである。Androidのバージョンが10だとシステムが12Gbyteを占め、更にインストールしているアプリが何だかんだで13Gbyteくらい占めると、その他のデータを外部記憶のmicroSDXCに逃がしたとしても、残りが数Gbyteくらいしかなく、新たなアプリを入れる余地がだんだんとなくなってきた。アプリが溜め込むキャッシュデータを、時々クリアしながら使っているが、それにも限界が来ている。

 そうした容量不足のためもあるのか、動作が時々もっさりしてきたところも気になる。ここ最近は毎日duolingoという語学学習ソフトを朝夕各1時間ずつくらいやっているのだが、15分ほどもやっているとだんだんと動作が重く反応がにぶくなり、そのたびに端末の再起動を余儀なくされるような状況であった。毎日使う上でこれはかなりのストレスである。

 また連続して使っていると、電池が減るのも早い。もともと小型の機種であるため電池容量が少な目ということもあるのだが、出先で長時間使うと残りの電池容量が心許なくなることもしばしばである。

 というわけで、壊れたわけではないのだけれども、使っていてストレスが貯まるのはあまりよろしくないと思い、もう少しスペックの高いスマホに乗り換えようと考えた次第である。

 スマホ選びの基準として、これまではずっと重量が軽いことを重視していたのだが、主にCPUの高機能化とそれを安定運用するためのバッテリーの肥大化が進み、その結果として今では重量150gを切るような機種は望むべくもなくなってきた。もはやスマホはポケットに入れて持ち運ぶものではなくなり、ストラップ式で首からぶら下げて持ち運ぶスタイルが主流になってきている。

 ここ数年はネットで適当な端末を探して購入していたのだが、久しぶりに秋葉原の中古屋を歩いて見てみると、ネット販売よりも状態のいいものが意外と安く売られていたりしたので、今回はその中から、未使用品として販売されていた機体を購入する。

 選んだのはXperia 10 IVで、docomoのモデルのSIMロック解除済み未使用品を2万8千円ほどで購入。中古スマホに2万円以上出すのは初めてである。決め手は、現在出回っている中では比較的軽量(161g)で、幅が小さくて持ちやすいこと。ROMも128Gbyteとこれまでの4倍に増え、microSDXCの容量も128Gbyteから512Gbyteに増やしたので、今のところは容量は十分である。バッテリも5000mAhあるので電池持ちもだいぶ良くなり、一日使っても25%くらいしか減っていないので、毎日充電する必要もないくらいである。

 画面が21:9と、極端に縦長(横にすると横長)なのが特徴的であるが、その分、幅広の写真を撮ることができたり、横長の動画を上下がカットされることなく見ることができたりと、メリットも大きい。

 普段は少しでも重くなるのが嫌で、スマホにカバーの類はつけないのであるが、今回は珍しく専用カバーを買ってつけている。全体を覆うシリコンカバーで、裏面中央にリングがついているので、手に持って使う場合の落下防止や、机に置いて使う場合のスタンドにもなって便利である。

 最近では10万円以上するスマホも珍しくないようだが、中古でMVNOで使う分には、私にはこの3万円弱のスマホで十分である。Androidのバージョンも14であるので、あと3年くらいは使えるといいなと思っている。


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