#483 ワイヤレスイヤホン増殖中

2024/09/14

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 私個人としては、6年くらい前から使い始めたワイヤレスイヤホン。同じ頃にこんな調査をしたという話も記事にしたところだが、その頃はまだそれほど普及していなかったのが、今では電車の中や街中の人を見ても、使っている人の方が多数派となっている気がする。

 これだけ普及しているので、実際のところ価格も競争原理に基づきだいぶ廉価になっており、今や百円ショップでも(もちろん100円よりは高いが)売っていたりする。大抵はケースが充電器の役割も果たしており、ケースをUSB等で充電しておけば、ケースの充電器により4〜5回充電して繰り返し使える。

 マイクの機能もついているものがあるので、イヤホンをしていてば、ハンズフリーで電話できたりオンライン会議に参加できたりするのは大変ありがたい。スマホとワイヤレスイヤホンがあれば、移動中でもオンライン会議に参加できるので、文字通り場所を選ばずテレワークができる。

 最近のものは、ケースから取り出すと、あらかじめbluetoothでペアリングしている機器に接続し、すぐに使えるようになる。そしてケースに戻して充電モードになれば、接続が解除される。ただ、ケースに戻した時に、電極との接続が不十分な場合は接続が解除されず、たとえばスマホで電話した時に、スピーカーとマイクが意図せずイヤホンに接続されていて、相手との会話がうまくいかないこともあるので、注意が必要である。

 電話の際の応答や切断、音楽再生時の再生や一時停止や曲送りや曲戻しも、イヤホンのある部分をタッチすることでコントロールできたりする。もっとも、1回タッチするべきところを2回タッチしてしまったりするなど、うまくコントロールできないこともよくある。私の場合は、この辺のコントロールをバンド型活動量計で操作することもできるので、再生や一時停止以外の操作はそちらに頼るようにしている。

 ワイヤーがないため、断線などのリスクもないので、製品寿命もワイヤードなイヤホンよりも長い。したがって、一度買ったものは比較的長く使える。最近まで使っていたイヤホンも、ケースのバッテリーがヘタレてくるまで2年くらいは使っていた。本体そのものはまだ使えるものの、充電頻度が高くなるのは煩わしいところでもあるので、高いものでもないし、新しいものを購入する。

 私の場合は、スマホで英語のPodcastを聞いたりduolingoをやったりという用途が全体の半分以上を占めるので、音質などはあまり重要視していない。マイクがついていて、ケースで充電できて、防水機能があれば十分である。その程度のものは、先にも述べたように、百円ショップでも売っているので、その一つを1000円で購入してみる。

 ケースも小型だし、耳にもちゃんとフィットする感じで良いかと思ったのだが、屋外で使っていると時々音切れがあるのと、マイクがいまいちちゃんと音声を拾ってくれないので、こちらは屋内でイヤホン専用機として使う感じにして、もう一つ、Amazonで廉価なものを購入する。今度のものは、充電量などをディスプレイ表示してくれるし、音切れも少なくマイクもちゃんと音を拾う。タッチセンサーによる再生や一時停止などの操作時にクリック音を出してくれるとわかりやすくてベターなのだが、今のところそれ以外は特に問題ない。

 というわけで、今は充電の甘くなった従前のイヤホンのほかに、新しく買ったものを加えて3つのワイヤレスイヤホンがある。こうなってくると、例えばメインのものは一番よく使うスマホ用に、それ以外のものはPC用にと、それぞれペアリングを使い分けるという使い方もできる。外に音漏れすることなく会議や音楽鑑賞、Podcastを密かに行うことができるので、快適なワイヤレスイヤホン生活を送ることができている。


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