#451 バンド型活動量計はますます手放せない

2022/01/09

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 2年ほど前にバンド型活動量計(Mi band4)を購入して以来、歩数カウントをしてくれたりスマホに来る通知を簡単に参照できたりアラームやイベントのリマインドなどに活用できたり睡眠の量や質をモニターできたりと、日々の生活をモニターしサポートしてくれることから、文字通り(入浴中を除いて)肌身離さず活用しているところである。

 このMi band4の2世代後の後継機であるMi band6の日本語版がしばらく前にリリースされたので、このたびそちらに乗り換えることにした。Amazonで注文したら、翌日の午前中には届いてしまった次第。Mi band4と同じく、箱に入っているのは本体(バンドつき)と充電用のUSBケーブルと簡易な説明書のみ。

 基本的にはスマホと連動して使うものであり、そのためのアプリはMi band4と同じく「Mi fit」が使える。こちらの「プロフィール」から「+デバイスを追加」を選んで指示通りに進み、デバイスとスマホを近接しておくと、ペアリングに成功する。同じ種類のデバイスでペアリングできるのは1つだけなので、古い方のMi band4はアクティベートを解除する。そのあと続けてファームウェアのアップデートなどがあるので、そのまましばらく待つ。基本的な設定(イベントやアラーム、通知の有無)などは、同じアプリ内で管理されているので、新しいデバイスにもそのまま無事に引き継がれた

 Mi band6はディスプレイの解像度も326ppiとあがり、表示領域も大きくなった。そのため文字もより大きく精細に表示されるようになり、老眼気味の眼には優しくて助かる。また、アクティビティや睡眠の履歴を本体で表示できるようになったり、アラームを本体で設定・編集できるようになるなど、本体で確認・設定できる項目が多くなっている。

 ウォーキングやサイクリングなどのアクティビティの計測においては、動きを止めると振動で知らせて自動的にポーズが入るようになった。それまではポーズを取りたい時は手動で行う必要があり、しかも再開するのを忘れたり、帰宅してしばらく停止するのを忘れたりすることが多かったので、地味にありがたい機能である。計測できるアクティビティの数は30種類にも及ぶようになったが、使わないものが多ければ、メニューを編集してよく使うものだけ第一階層に表示するように編集することもできる。

 Mi band4になかった新たな機能として、SpO2(動脈血酸素飽和度)やストレスレベル、PAI(Personal Activity Intelligence)などの、健康管理に役立つ指標の計測機能がある。SpO2などはここでも紹介したとおり、COVID-19の流行ですっかりお馴染みとなった指標であるし、PAIというのは、 心拍数を分析して、独自のアルゴリズムによってより長く健康な生活を送るために必要な活動量を数値化したシステムなのだそうである。人生折り返しを過ぎた身としては、残りの人生を健康に過ごすためにも、こういう数字は気にしないよりは気にした方がいいのだろうと思う。

 また、従来は本体をバンドからはずしてクレードルに接続して充電しなければいけなかったところが、Mi band6ではマグネット式で接続する端子になったので、バンドからいちいち本体を外さなくてもよくなった。機能が増えて複雑な計測を常時行う分、従来よりも充電間隔が短くなったこともあり、これもありがたい改善点である。

 そんなわけで、相変わらず入浴中と充電時以外は肌身離さずつけているMi band6であり、一日8000歩という目標は、Mi band4購入時から始まって700日以上継続しているところである。ただ残念なことに、計測データを管理するMi fitというアプリが、最近のアップデートによってバグを入れてしまい、目標の連続達成記録やPAIの計算値を正しく表示してくれなくなってしまった。コスパにすぐれた大変優秀なスマートバンドであるだけに、大変残念なことであり、一日も早い改善を求めるところである。


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