#406 中古スマホも3代目(購入編)

2018/04/12

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 今の世の中、四半期ごとに新しいモデルのスマホが各キャリア・各メーカーからリリースされ、Androidのバージョンも8になろうかという時代に、私はいまだに数年前のスマホをMVNOで運用していたりする。

 自分の場合、文字入力においてはまだまだPCのフルキーボードの方が圧倒的に早い(あるいはスマホでの入力に慣れていない)ので、おのずと文書作成や情報収集などはPCの方に重きを置く一方、スマホに依存する割合が相対的に軽くなり、スマホにそこまでの能力や性能を求めていないというのが実情である。

 そんなわけで私の場合は、スマホは携帯性に最大の力点を置き、これまで使っていたのは重さ95gというAndroidスマホの中では最軽量の部類に入るSO-05Dという機種を中古で買って、この3年ほど使っていた。しかしながら、Google系のものをはじめとして、アプリがバージョンアップしていくにつれ、内蔵ROMの残り容量を圧迫するようになり、最近は「アップデートに必要な容量がありません」などと言われるようになってしまった。そもそもこの機種は、内蔵ROMが8Gbyteと、それほど大きくない容量しか持っていないにもかかわらず、その小さい領域をなぜか更に2分割して管理しているため、ただでさえ狭いアプリ保存用のストレージ領域がますます狭くなってしまい、すぐに一杯になってしまうのである。

 それ以外にもこの機体は、カメラのピント合わせがおかしいせいか、QRコードがうまく読めなかったり、写真を撮ってもなんとなくぼんやりしていたり、Wifi接続をしていると時々高熱を発して電池を激しく消耗したりと、いろいろと問題が露見してきていたところである。もともとが中古で入手したものだったので、多少の難点や不具合があるのは仕方なしとして目をつぶり騙しだまし使っていたものの、だんだんに不便や不満を感じるようになり、ただでさえ使用頻度の少ないスマホなのに、力不足や不具合のため、ますます使う場面が減っていたところであった。前に述べたように、スマホの場合これだけコモディティ化してしまっていると、かつて使っていたHP200LXとかアドエスのように、機種そのものに対する愛着は薄く、乗り換えることにはあまり抵抗感はない。MVNOでの運用だとキャリアの2年縛りなどとも無縁なので尚更である。

 そんなわけで、もうちょっとましなスマホが欲しいと思うようになり、買い替えを決意した次第である。過去のものまで加えるとこれまで何百もの機種がリリースされている中から、だいたい以下のような基準でもって新たな機種を選択する。

 と言った基準で選んだのは、4年くらい前のモデルであるSH-02Fであった。重さ122gで4.5インチ、画面解像度はフルHD(1080×1920)ある。昨今のスマホであればもっと高スペックなものが主流であることは十分承知の上だが、スマホにそこまでの性能を求めていないので、これで十分なのである。

 ちなみに、何故Androidのバージョンの条件を敢えて5未満としているのかというと、以前に持っていたnexus7が次々バージョンアップしていった結果、Android5になった途端に動作が重くなってしまったことから、OSのバージョンは低く抑えてパフォーマンスを落としたくないということがあったからである。キャリア提供の機種にありがちなのであるが、Androidのバージョンアップには対応していない場合が多く、自分にとってはむしろ都合がいい。

 実際の機体の入手は、中古の機体を売買しているサイトから入手した。Bクラス(多少の傷や汚れがある)というものであったが、税抜き5千円以下という値段にひかれて、ダメでもともと買ってみたものの、液晶面は無傷であったので、なかなかの拾いものであった。

 そんなわけで、新たな機体を廉価で購入してみたところ、早速旧機種からの移転を開始する(続く)。


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