#407 中古スマホも3代目(設定編)

2018/05/16

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 前回のお話し。アプリの肥大化などが原因で、利用に不自由を感じ始めた中古スマホに見切りをつけ、新たな中古スマホを通販で購入したところ。

 まずは電源を入れて、言われるままにセットアップし、自宅のWifiに接続し、Googleアカウントでログイン。二段階認証を使っているので、旧端末が発行する認証コードを入れてログインする。新しい端末で認証コード発行アプリが使えるようにするために、PCでログインし、QRコードを読ませて登録する。自宅のNASへの接続アプリも同様にQRコードで設定。以前の機種ではカメラの不良のせいかQRコードの読み取りですらうまくいかないことが多かったので、それだけでも大きく改善している。

 あとはGoogle Playの「マイアプリ」にあるダウンロード履歴から、新機種でも使うアプリをダウンロードしていく。私は常用する30くらいのアプリを、なるべく1画面で探せるよう、アプリのショートカットをいくつかのジャンルごとにグループにまとめている。グループを作るには、アプリのアイコンを同じグループに入れたいアプリのアイコンにドラッグして重ねると、その2つのアプリを入れたグループができあがる。あとは名前のところをタップしてグループ名を入れればよい。

 一方で、あまり使わないプリインストールのアプリなどは、アイコンを削除するか、使わないと思えばアプリごと削除する。内蔵ROM領域は16Gbyteと、今どきの機種としては大きい方ではないが、Androidのバージョンは4.2.2なのでOSの領域はそれほど大きくなく、またアプリを保存する領域もちゃんと単一領域として使えるので、いろいろアプリを入れてもまだ十分な余裕がある。

 ある程度アプリを入れたら、旧機種からmicroSDカードとSIMを移植して、SIMについてはMVNOのAPNの情報とIP電話のSIP情報を設定する。これでMVNOでのLTE接続も可能になり、IP電話も問題なく繋がるようになった。microSDを接続すると「メディアストレージ」のスキャンが始まる。私の場合、microSDに10万枚以上の写真データなどを入れているため、過去に使っていたスマホの場合だと、再起動のたびにものすごい時間と電池と容量を食ってしまうので、望ましいくないと知りながらもこのサービスを強制終了していたのだが、今回の機種ではそこまで極端なことにはならない様子なので、デフォルトの動作に任せることにしている。

 日本語入力については、パソコンで使っているユーザー辞書をテキスト出力し、それを使って一気に単語登録する。私の場合、各種アカウントへのログインに必要なメールアドレスを単語登録している。これを辞書に登録しておくとスマホでの入力が非常に楽になる。

 更に、常用しているPCのデータファイルなどはクラウドサービスを使って複数の端末で共用しているところだが、スマホにも同期アプリを入れてこれらのデータファイル群をスマホでも参照できるようにしているので、こちらの設定も行う。以前はWifiの接続が不安定で、自宅でWifi接続中に同期させるとエラーが起きていたのだが、そういうこともなくなった。これも大きな改善である。

 あとは、サウンドの音量や、ディスプレイの設定、壁紙の選択、ロック画面からの復帰方法などの細かい機器設定をする。デフォルトの画面表示が妙に明るくて不自然なので、ナチュラルな画質にしたり、壁紙やサウンドの種類を選んだりしていくと、だんだんと自分専用の端末になっていく気がする。

 スマホのサイズが大きくなったので、これまで使っていたスマホホルダーは使えず、新しいホルダーを500円で買う。もともとiPhone6用のものであるようだが、サイズ的にはちょうどしっくり来る大きさである。ただ、ホルダからやや取り出しにくいので、引っ張りだすためのストラップもつけることにした。ちなみに私は、画面が見づらくなったり嵩張ったりすることから、液晶面保護シールやスマホカバーの類は一切つけない。所詮は中古スマホなので、機体に傷がついたりすることにはあまり頓着しないということもある。これで機器設定は概ね完了。あとはぼつぼつと調整していこう。


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