#284 ネットで図書館をさらに利用しまくる

2008/05/27

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 私が住んでいる自治体の図書館では、資料の検索や予約がネット経由でできて、貸出延長などもできて便利便利、という話は以前にしたところである。

 私が住んでいる自治体はそれなりに人口の多い自治体でもあり、11箇所にある図書館の所蔵資料を合計すると、150万点にもなるとのことである。しかしながら、それだけの資料が所蔵されているとは言っても、残念ながら自分が欲しいと思った資料が所蔵されていないということはやはりある。

 しかし最近は、近隣の自治体の図書館でもこのような所蔵資料のネットでの検索・予約環境を整備しているようであり、さらに、それら近隣自治体の図書館の全資料を対象に横断的に検索するページまで存在している。住んでいる自治体の図書館に所蔵されていない資料であっても、調べてみると別の自治体の図書館には所蔵されていたりする

 どの自治体の図書館のページでも、資料の予約の仕組みはだいたい同じようにできているようで、利用者番号とパスワードと連絡用のメールアドレスを登録し、受取先の図書館を指定すれば、資料が用意され次第、メールでお知らせしてくれる。同じ自治体内の図書館であれば、どこに所蔵されているものでも指定した図書館まで回送してくれるし、返却についても、自治体内の別の図書館に返却してもよいことになっている。

 このあたりの自治体の図書館が特別そうなのかどうかは知らないが、必ずしもその自治体に在住・在勤している者でなくても、登録さえすれば図書館の利用(貸出・予約)はできるようである。調べてみると、私の通勤途中にある駅からほど近いところにある図書館もいくつかあり、しかも平日ならそれなりに遅い時間まで開いてくれている。

 ということでここ最近、私の自治体内の図書館にない資料を借りるために、私の住む自治体以外の2つの自治体の図書館について、利用登録を行ったところである。一つは駅から徒歩1分ほどのビルの上にあり、平日は22時まで開いている。もう一つも駅から5分ほど歩いたところにあり、やはり20時まで開いている。仕事がそれほど遅くならなければ、どちらも帰宅の途中に立ち寄ることができる。住んでいる自治体の最寄の図書館が、自宅から徒歩20分くらいのところにあり、週末に子供と散歩の途中くらいにしか行く機会がないのと比較すると、むしろ通勤途中に立ち寄れるこれらの図書館の方が利用しやすい。

 そんなわけで、これまで借りることのできなかった書籍やCDなど、予約しまくっては、帰宅途中に図書館に寄って借りたり返したりしまくっているところである。それにしても、3つの自治体の図書館で同時期に資料を借りていると、どこで何を借りていていつまでに返さなくてはならないか、うっかりするとわからなくなってしまう。そのようなことにならないように、私の場合は、PCの画面上に表示できる付箋ソフトを利用して、現在借りている資料と借りた先と返却期限をリストにして管理している。

 新しく利用するようになった図書館の一つは、1階部分が吹き抜けになっていて、2階部分からその吹き抜けを通して1階部分全体を眺めることができる。階下に並ぶ書棚の列と、そこに並ぶ膨大な数の本を眺めていると、自分の興味や知識の範囲は本当に微々たるものであることを痛感する。こんなにも多くの本を自由に読める環境があるのだから、時間のある限りもっといろんな分野の本を読み、自分の視野を広げる努力をしなければとつくづく思う。


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