進行役を務めた林です。今回は私にとってささやかな冒険。これまで毎月やってきて、ワークショップの道順みたいなものが決まってきていました。4時間の使い方というかな。メニュー内容は毎回ちがうけど、全体の流れは毎回共通している。それはこのワークショップの無形財産です。それがあるから私はメニューを考えやすいし、参加者の方々も安心できるんだろうと思います。でもそれをあえて変えてみるというか、ちょっと自由にもなってみたいと思ったのでした。殻を破る。たまたま今回の参加者は、すでに一度はご参加くださったことのある方ばかりでした。人数もそれほど多くない。冒険する絶好のチャンスです。今回は流れが悪いかもしれないけどごめんなさい。試し試しおそるおそる進める旨をみなさんに最初に断って、午後1時にスタートです。よろしくお願いします。
こまばアゴラ劇場の主催する「ワークショップ研究会」に私は参加しています。今回試したゲームは、そのWS研で作っているプログラムから拝借してきたものです。オノマトペに関するゲームは「言葉チーム」の倉迫康史さんのプログラムから、『国のゲーム』は「プロセスチーム」の大倉マヤさんのプログラムから、それぞれ拝借しました。ありがとうございました。WS研のプログラムは、まず達成したい目標が先にあり、それに向かう最適のルートを模索して、ゲームやエクササイズを配列しています。ひとつひとつのゲーム内容はもちろん、その繋がりにも意味があります。そこから断片として、私はゲームをいくつか持ってきました。なので、それぞれのゲームの本当の意味合い(あるいは役割り)はお伝えできていないと思います。それが残念。いずれや「言葉チーム」のものも「プロセスチーム」のものも、どうぞ完成品のプログラムをご体験くださいませ。
アシスタントは阿部直樹くんです。阿部くんは俳優として、すでに数々のテレビ番組で活躍しています。俳優なのに、この「俳優を目指さない演劇ワークショップ」に興味を持ってくれて、しかも周囲のお知り合いの方々にお誘いまでかけてくれています。今回はなんとセルフ編集で、BGM用のCDまで焼いて持って来てくれました。BGMは前回、私が失敗しちゃったからねー(不用意に使ったジョン・レノンのCDが、参加者をドン引きさせてしまった。ジョンのばか)。本当にありがとう。参加者としてもアシスタントとしても、今後もぜひ! 次回のワークショップは4月26日(土曜)です。多くの方からのお申し込みをお待ちしています。初めての方も、何度も来てくださっている方も、どうぞ遠慮なさらず。土曜の午後を楽しく演劇で遊びましょう。
不等辺△劇団WS管理部 林成彦(はやしなるひこ)
はじめまして!!
ワークショップのアシスタントの阿部直樹です。
自分は前回と前々回は一参加者だったのですが、リーダー林さんの進行や雰囲気作りに感動して、今回はその極意を学ぶ(盗む?!)ために今回はアシスタントに立候補しました。ちなみに聞くところによるとアシスタントを自分から名乗り出たのは長いワークショップの歴史の中で初めての出来事だったみたいです。
今回は参加人数が6人!! しかも初参加0人?! リーダーとアシスタントを入れても8人という少人数でのワークショップでした。実際自分もアシスタントと名乗りながら人数の関係もあり大半のゲームには一参加者として加わっていました。
まぁ今回の参加者は演劇経験者もしくはワークショップ経験者なので、「濃い内容のワークショップになるだろうな」と予想してました。が、予想を遥かに超える濃〜〜〜い内容のワークショップでした(^-^;
初めてやるゲームが大半でしたが、皆さん経験者ということもあり瞬時に理解して楽しんでくれたみたいで良かったです。特にオノマトペ歩きにて「キラキラ歩く」「グツグツ歩く」は経験者ならではの濃さを発揮してくれて面白かったです。いやぁ〜キラキラ歩いてましたね〜(笑) 自分も「やわやわ歩く」ではカメラを片手に負けじとやわやわ歩きましたよ(笑) 課題としては次回以降は初参加の人もいるのでこの雰囲気にいかに馴染めるか?といったところでしょうか?
『国のゲーム』も濃かったですね〜(笑) ルールは紙に書かれた国の人になりきるゲームでいわゆる「むちゃ振り」だったのですが、そのむちゃ振りを楽しめるか?という課題も皆さん見事にクリアしてました。そしてその流れで『ねぇねぇ』のゲームへ…。『ねぇねぇ』とは誰が「ねぇねぇ」と言うと周りが「なぁに?」と聞いて「○×しようよ」と言い、周りが「いいねぇ」と言ってその行動を実行するゲームです。超わかりやすく説明すると「誰もみんな王様ゲーム」かな? いつもはテンポ良く小刻みにお題が出てそれを実行するのですが、今回は『国のゲーム』を踏まえての『ねぇねぇ』だったので、なぜかそのむちゃ振りでの国の文化に触れ合う小芝居に発展したのです。前回と前々回にはない摩訶不思議な『ねぇねぇ』でした。バナナが名産の国では「ありがとう」の挨拶も「バナナ」という設定は個人的にツボにハマりました。
そして『宇宙人』。これはいろんな意味で衝撃的でした!! このゲームは一人宇宙人を決めて、その宇宙人に決まった人は一人倒す相手を決めてその相手は宇宙人に肩を叩かれたら倒れる。倒れた人はその後は動いてもよい。それを全員目をつぶり動きまわる(宇宙人のみ目を開けて動いてよい)。その後一人ずつ証言していき誰が宇宙人で誰が宇宙人に倒されたかを当てるゲームです。もちろん宇宙人と宇宙人に倒された人は嘘の証言をしなくてはいけません。
結果から言うと宇宙人役になった方は嘘が全くつけない方だったため一発でバレてしまいました(笑) 問題は宇宙人に倒された人役でした。一人あやふやな証言をしてる怪しい人が…が、実はただそーいう素振りをしてるだけの人で正解は自分が最初に怪しいと目をつけてた人でした。全く紛らわしいぞ!!
あっという間の四時間でした。人数が少ない分どうなることかと思いましたが、皆さんが協力的で何よりワークショップを楽しんでくれたことが今回の成功の鍵だったと思います。また何らかの形でワークショップに参加したいと思いました。参加者の皆さんそしてアシスタントに採用してくれた林さんありがとうございました。
追伸
今回のワークショップBGMは私阿部セレクトによるギターとピアノによるインストナンバーでした(一部歌あり) そして全曲ヴィジュアル系(笑) 林さん勝手にBGM持ってきてしまい、すみませんでした。いつもとはちょっと違う雰囲気だったかな?
○マッサージいい!
○国旗・ナントカ人ごっこ。言ってるうちにだんだんそのウソがホントに思えてくる。またやりたい!
○宇宙人を当てるやつ、「神様」とはまた違った趣がありました。
○宇宙人! 証言をつなぎあわせていく作業がおもしろかったし、犯人を当てられてうれしかった!
○オノマトペで演じるゲームがおもしろかった。
○アシスタントのアジャさんのナイスアシストがたくさんあってヨカッタです。