シーンを作る際にしっかりと「K」を意識することが大事。「K(空気)」があってこその「Y(読めない)」ですものね。今回の3つのケースのうち、卒業式と病院の2つはその場で求められる「K」が比較的わかりやすそう。人間関係というよりは環境的な要因が強く作用しそうです。ということはファミレスが、課題としては最もやりがいのあるケースだったのかなぁ。人間関係によるデリケートな空気作り。というかな。
私が思うに「常識はずれ」と「KY」は違いますよね。「常識」は数え切れないくらい多くの人々によって共有されるもの。それに対して「KY」というとき、そのKを共有しているのは、もっともっと人数が少ない気がします。数えられる程度。その場にいる人。単にそのグループのなかで共有されているにすぎないものだと思うんです。なのでそのグループ内のKが、むしろ一般的に見れば「常識はずれ」だったりすることもありうる。そのKを読めない人のほうがむしろ傍からは好もしく見えることもありうる。ありえますよね。そういうグロテスクさや皮肉な感じみたいなものも、シーンから感じ取れたらおもしろいですね。極端なものじゃなくね。
私はこまばアゴラ劇場の主催する「ワークショップ研究会」に参加していまして、この『KY』は研究会メンバーの野村優美さんのアイデアです。着眼点がひじょうにおもしろかったので、私も野村さんのアイデアに相乗りすることにしました。「KY」はもっと詰めてみたい。この言葉が流行遅れになってもね。ワークショップでもたぶんまたやると思います。おもしろいから。
アシスタントは古木友香理さんです。最近の常連さん。今回も本当は参加をご希望だったところ、無理にお願いしてアシスタントをやっていただきました。ありがとうございました。またぜひ参加者としても、よければアシスタントとしても、おいでくださいね。今後もよろしくお願いします。ご参加くださったみなさん、お疲れさまでした。ありがとうございました。ぜひまた遊びにいらしてください。次回のワークショップは3月23日(日曜)を予定しています。「俳優を目指さない演劇ワークショップ」です。2001年2月のスタート以来、8年目に突入しています。次回で通算57回目です。ますます精進します。ますますパワーアップします。どうぞお楽しみに!
居酒屋でうちあげをしている最中に雪が降り始めました。予報通りでした。ファミレスで古木さんとの反省ミーティングを終えるころには、もうケッコウ足元が危険な感じ。私は自転車です。慎重に自転車を走らせる。でも気持ちはすっごく充実しています。会場から家まで30分ほどかけて自転車で帰る、このときの気分は何物にも変えがたいです。まして今夜は雪ですしね。幸せだなぁ。今年も一年、この「帰り道」を味わうのが楽しみです。私だけじゃなく、参加者のみなさんにも素敵な帰り道を味わっていただけますように。2008年もよろしくお願いします。多くの方のおいでを願っています。どうぞ一日お付き合いください。
不等辺△劇団WS管理部 林成彦(はやしなるひこ)
アシスタントを務めさせていただきました古木です。
私は、昨年4回ほど参加させていただいたのですが、アシスタントのお話をいただいたときには何だかすごく(私でいいのかなって)驚き、(少しでもお手伝いができるなら、と)嬉しかったです。
同じ場所、同じリーダー、いくつかの同じ活動でも、参加者やその「とき」によって、毎回がらりと雰囲気が変わるこのワークショップが私は大好き。
まさに「一期一会」だと思っています。
今回の個人的ヒットは、紙のタワーを建てるってやつ。演劇とは直接関係ないのかもしれないけど、人と人との繋がりっていう意味では何となく通じるところがある気がするし、今度どこかでやってみよう!って思いました。
それと、「いい話」。あれは個人のキャラが出て、観客としては面白い♪
自分がやるときはいつもドキドキなのに、今回はアシスタントの特権で観る方に回っちゃったのでゆっくり観劇気分。今度自分がやるときの課題も見つけられた気がしました。
そして圧巻は「KY」ですよね。この言葉の難しさを改めて思い知らされました。
今回は、若い初めての人達とベテランで常連の方々とのバランスがよくて、アシスタントの私はほとんど写真を撮りながら楽しんだだけって感じだったですけど、良い経験になりました。
こういう機会を与えてくださった林サン、助けてくださった参加者の皆様、ありがとうございました。
また、参加させてくださいね。
☆古木 友香理☆
○始め方がとても素敵でした。
○塔を作るのは楽しかった。
○KY。この言葉自体いろいろ論議のある言葉であるが、それを笑えるゲームにしてしまうとは新鮮な驚きであった。
○演技をするために大切なことをたくさん学んだ気がします。
○皆さんが活き活きしていたと思う。
○爽やかで空気が軽くなるような林さんが素敵でした!
○とても親切で、知らない人たちばかりだった会場を一気になごませてくれたことに感動しました。
○こういった形で知らない方々と接することが滅多にないので楽しかったです!
○素晴らしい企画で、また機会があったら参加したいと思います。