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明転するとダブの廊下。宇崎、曽田、大久保がキョロキョロしながら出て来る。
曽田 「どこの施設だここ?」
宇崎 「位置的にはオーパビルの真下辺りか?」
大久保 「地下シェルターっぽいですね。」
曽田 「こんな所にそんなもんあるなんて聞いた事もないぞ。」
別のハケから麻耶と御厨が出て来る。
御厨 「ほとんど寝ないで頑張ってたようだな。」
麻耶 「いくら天才でも、オーバーワークですよ。」
曽田 「あ、誰かいる。」
宇崎、曽田、大久保が駆け寄る。
宇崎 「すみません!」
麻耶、御厨驚く。
麻耶 「え?」
御厨 「消防士?」
麻耶 「なんでここに?あ、あれは…」
麻耶、顔をそむける。
宇崎 「多摩消防署桜ヶ丘出張所のものです。」
曽田 「先程爆発のような衝撃があったと思いますが、我々、それに巻き込まれまして…すぐに上と連絡を取りたいんですがここからは可能ですか?」
麻耶 「あ、はい…」
大久保 「フゥ、良かった。」
御厨 「(小声で)どうする?」
麻耶 「(小声で)想定外…」
宇崎 「あれ?あなた…めぐみの上司の…」
麻耶 「あ、どうも…」
大久保 「あ、そちらは市役所の…」
御厨 「あ、どうも…」
宇崎 「あの、この場所って…」
麻耶 「ご説明致しますのでこちらへ…」
宇崎 「ありがとうございます。」
御厨 「(小声で)いいのか?」
麻耶 「(小声で)しょうがないでしょ…」
麻耶、御厨、消防士3人を連れてハケる。
(作:松本じんや/写真:はらでぃ)
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