△ 「宇宙海賊とヒミツの星」シーン4


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字幕「銀河連合特務捜査室」
明転すると中央サスに、特務捜査官TとRの2人。指令の声(声のみ)。

指令 「エージェントT。」写真
「はい。」
指令 「エージェントR。」
「はい。」
指令 「宇宙海賊キャプテン・スライスの抹殺と、奴の陰謀の阻止。銀河の平和は君たちの腕にかかっている。」
T・R 「はい。」
指令 「指示は都度、モバイルに送る。必ず消去するように。」
T・R 「了解。」
指令 「健闘を祈る。」

サスから中央が少し明るい照明に変わる。

「大丈夫?」
「何が?」
「キャプテン・スライス。奴に関わったエージェントは一人も帰って来ていない。」
「ビビッてるかって?ハハハハ、今までの奴らと僕らじゃ全然格が違うよ。今からワクワクする。自分こそどうなの?」
「久々の大仕事。腕が鳴るわ。」
「そうこなくっちゃ。」

2人のモバイルに着信音。

「お、さっそく指示だ。」
「まずは当初の作戦通りね。」
「今回の偽名も来たよ。」
「私はテル・マツモト。」
「僕はロー・マツモト。」

お互いを指さし

「ロー。」
「テル。」
2人 「宜しくお願いします。」
「あ、今回の服装も来た。」
「え?なにこの服装。西部劇風?」
「ロシア風?」
「二人の統一感が全然ない。」
「ま、どうでもいいわ。で、二人の関係は…姉と弟。」
「え〜っまた?」
「いいんじゃない?やりなれてるし。」
「そりゃそうだけどさ、上の人たち忘れてんのかな?僕が女だって事。」
「かもね。さ、準備準備。」

T、ハケる。R、ハケながら。

「たまにはお嬢様とかやりたいよな。…無理か?」

音楽がかかり、Rハケ、暗転。

(作:松本じんや/写真:はらでぃ)

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