△ 「スパイシー・エージェンツ」シーン30


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照明、繁華街。上手から、瞬間移動させられたミー、服部、瀬名が飛び出て来る。

3人 「うわあああ!」写真
服部 「イタタタ…」
ミー 「大丈夫?」
服部 「腰痛めた。それよりどこだここは?」

瀬名、モバイルを観る

瀬名 「えっと…え?セントラルタワーズ?」
ミー 「セントラルタワーズ?」
服部 「ってまさか…」
瀬名 「名古屋だ!」
ミー 「な、名古屋?!」
瀬名 「鬼塚のやつ、なんてパワーだ…」
服部 「よし!瞬間移動だ!」
ミー 「無理だよ。」
服部 「何言ってんだ。こんな時の為に、お前の瞬間移動の力をみんなに移植したんじゃないか!」
ミー 「私の力じゃじゃせいぜい半径5〜6キロまでだよ。」
瀬名 「多摩市まで250キロ以上ある…」
服部 「5〜6キロずつ進めば…」
瀬名 「50回近く飛ばないと。」
ミー 「無理、死んじゃう…それに知ってるところにしか移動できないし…もうだめだよ…」
服部 「あれだ、グーグルマップとかで画像見ながらとかは?」
瀬名 「例えできたとしても何時間もかかります。やつらが支部施設に辿り着くまで恐らくあと1時間もかからない…」
服部 「そんな…もう…打つ手がないってことか?」
ミー 「…待って。ここ名古屋だよね?」
服部 「ああ、駅ビルだ…」
瀬名 「名古屋駅…そうか!リニアだ!」
ミー 「中央新幹線!」
服部 「東京まで40分!」
瀬名 「行きましょう!」

3人、上手にハケながら

服部 「とりあえずSuicaのチャージだ!」
ミー 「あ、私もだ!」

(作:松本じんや/写真:はらでぃ)

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