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照明、高速道路。高機動車内。下手に椅子2脚。しろが運転席。カーコが助手席。
しろ 「オスプレイが落とされた様です。」
カーコ 「え?!」
しろ 「通信も切れました。」
カーコ 「きっと大丈夫。そう簡単にやられるわけないよ。」
しろ 「右には競馬場、左はビール工場。もうすぐインターチェンジ降りますよ。」
ドンという音で下手台に、愛と鬼塚が現れる。
しろ 「おっと、来ちゃいましたね。」
愛 「いよいよチェックメイトね。」
鬼塚 「あれ?やっぱり痺れる…」
カーコ、車の屋根に上がる。
愛 「おっと、またまた妖怪。」
カーコ 「あんたの顔見ちゃうと戦いづらいわ。」
愛 「こっちは全然。」
愛が手かざしで仕掛ける。カーコ、妖気の剣で戦う。ブオッブオッと風を切る音。
しろ 「隣の車へ!」
カーコ、隣の車の屋根(上台)に飛び移る。愛も飛び移り戦う。鬼塚が高機動車内をのぞき込む。
鬼塚 「お!今度は本物の狐さん?」
しろ 「はい。」
鬼塚 「あれ?うそ、こっちもはずれ?」
愛 「え?」
鬼塚 「こっちの荷台にも誰もいないよ。」
愛 「うそ?」
鬼塚 「あ、なるほど、どっちも囮だったのか。」
カーコ 「気づくの遅かったね。」
愛 「やるね〜。96て〜ん。」
鬼塚 「探さなきゃ。」
愛 「行こ。」
愛、高機動車に飛び移り、鬼塚と下手台からハケる。
カーコ 「待ちなさい!」
しろ 「予想より早いですね。急いで皆さんと合流しましょう。」
カーコ 「車止めて、瞬間移動よ!」
しろ 「はい。」
ブルー転。二人、下ハケ。
(作:松本じんや/写真:はらでぃ)
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