△ 「スパイシー・エージェンツ」シーン31


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照明、高速道路。高機動車内。下手に椅子2脚。しろが運転席。カーコが助手席。

しろ 「オスプレイが落とされた様です。」
カーコ 「え?!」
しろ 「通信も切れました。」
カーコ 「きっと大丈夫。そう簡単にやられるわけないよ。」
しろ 「右には競馬場、左はビール工場。もうすぐインターチェンジ降りますよ。」

ドンという音で下手台に、愛と鬼塚が現れる。

しろ 「おっと、来ちゃいましたね。」
「いよいよチェックメイトね。」
鬼塚 「あれ?やっぱり痺れる…」

カーコ、車の屋根に上がる。

「おっと、またまた妖怪。」写真
カーコ 「あんたの顔見ちゃうと戦いづらいわ。」
「こっちは全然。」

愛が手かざしで仕掛ける。カーコ、妖気の剣で戦う。ブオッブオッと風を切る音。

しろ 「隣の車へ!」

カーコ、隣の車の屋根(上台)に飛び移る。愛も飛び移り戦う。鬼塚が高機動車内をのぞき込む。

鬼塚 「お!今度は本物の狐さん?」
しろ 「はい。」
鬼塚 「あれ?うそ、こっちもはずれ?」
「え?」
鬼塚 「こっちの荷台にも誰もいないよ。」
「うそ?」
鬼塚 「あ、なるほど、どっちも囮だったのか。」
カーコ 「気づくの遅かったね。」
「やるね〜。96て〜ん。」
鬼塚 「探さなきゃ。」
「行こ。」

愛、高機動車に飛び移り、鬼塚と下手台からハケる。

カーコ 「待ちなさい!」
しろ 「予想より早いですね。急いで皆さんと合流しましょう。」
カーコ 「車止めて、瞬間移動よ!」
しろ 「はい。」

ブルー転。二人、下ハケ。

(作:松本じんや/写真:はらでぃ)

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