△ 「スパイシー・エージェンツ」シーン11


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上手明かりにチェンジ。マイトを銃で人質にとるスマート。スマートに銃を向けるミー。

スマート 「銃を降ろせ!こいつを撃つぞ。」
松木 「た、頼む。言う通りにしてくれ。」

ミー、銃を降ろすと見せかけてマイトを撃つ。

松木 「うっ!」

マイトが倒れ、ミー、すかさずひるんだスマートを撃つ。

スマート 「うっ!」

スマート、倒れる。全体明かり。瀬名とローズと金沢とカーコが出て来る。

瀬名 「お見事。」

スマート、松木、立ち上がる。

松木 「これ空砲だってわかってても超こえ〜!」
ミー 「撃つ方も怖いよ。」
スマート 「今回の弾は全て空砲だ。うまく使えば味方を撃つ振りができる。もちろん撃たれた演技も大事だ。」写真
ローズ 「次、同じシチュエーションで自分の超能力を使用するパターン。」
瀬名 「スタンバイシクヨロ。」
松木・ミー 「シクヨロ!」
ローズ 「スタート。」

上手明かりにチェンジ。先ほどと同じポジション。

スマート 「銃を降ろせ!こいつを撃つぞ。」
松木 「た、頼む。言う通りにしてくれ。」
ミー 「断る。」
スマート 「なに?本当に撃つぞ!」
ミー 「無理よ。」
スマート 「は?何言ってんだ?」
ミー 「だって、弾全部抜いたもん。」

ミーの手に銃のマガジン。

松木 「ナイステレポーテーション!」

全体明かり。

瀬名 「お見事。」
金沢 「すごい!」
ローズ 「次。メンバーチェンジして再び能力が使えないパターン。」
瀬名 「ミート、トマト、スタンバイシクヨロ。」
金沢・ミー 「シクヨロ!」

ミーが人質、金沢がミーのポジションに。

ローズ 「スタート。」

上手明かりにチェンジ。

スマート 「銃を降ろせ!こいつを撃つぞ。」
ミー 「お願い!言う通りにして。」

金沢、銃を降ろすと見せかけてミーを撃つ。

ミー 「うっ!」

ミー、倒れる。金沢、すかさずひるんだスマートを撃つ。ミーより速い。

スマート 「うっ!」

スマート、倒れる。全体明かり。

瀬名 「お見事。」
松木 「トマトちゃん銃さばきうまくない?」
金沢 「ありがとう。」
松木 「ミートもあの撃たれ方、チョ〜真に迫ってたんじゃね?」

ミー起き上がらない。

スマート 「ミートどうした?」
カーコ 「おかしい。」
松木 「え?」

カーコと瀬名が駆け寄る

瀬名 「まずい!今の実弾です!」
スマート 「なんだと?」
金沢 「うそ…」
松木 「マイガッ…」
ローズ 「(通信で)医療班、至急第二トレーニングルームへ!」
カーコ 「ミー!しっかりして!」

スマート、金沢の銃を受け取り調べる。

スマート 「これは…」
ミー 「ううッ…」
瀬名 「意識が戻った!」
金沢 「ミートちゃん!」

ミー、起き上がる。

ミー 「大丈夫。いたたた…」
瀬名 「大丈夫じゃないだろ!胸に弾があたったんだぞ!」

ミー、弾を取り出す。

ミー 「弾はこれです。」
瀬名 「え?!」
松木 「どうやって?この服防弾じゃないだろ?」
カーコ 「霊気ね。」
松木 「れいき?」
カーコ 「私の剣と同じ。気の塊を鉄のように硬くできる。」
瀬名 「そんな能力も使えるのか?!」
ミー 「でも近距離で撃たれるとさすがに…いててて…肋骨いったかも…」
松木 「アンビリーバボー…」
瀬名 「とりあえず医療室行こう。」写真

カーコ、ミーに肩を貸す。

金沢 「良かった…」

金沢、ホッとして崩れ落ちる。

松木 「おお、トマトちゃんもかも。」
ローズ 「マイトが連れて行って。」
松木 「喜んで。」

瀬名、ミー、カーコ、松木、金沢、上手にハケる。

ローズ 「スマート。早急に事故の究明を。」
スマート 「事故ねぇ。」
ローズ 「なにか?」
スマート 「いえ。了解です。」

スマート、中央にハケる。ローズ、ミーが去った方向を見つめ。

ローズ 「やっぱり化け物ね。」

ローズ、下手に去る。

(作:松本じんや/写真:はらでぃ)

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