△ 「スパイシー・エージェンツ」シーン10


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ミー 「いよいよ基礎訓練も大詰め!みんなエンジンかかってきました!」

上底以外の教官も全員出て来る。上手明かり。スマートがサンダーに銃を向ける。

サンダー 「え?ちょっと待ってスマート君。」写真

スマート、サンダーに迫り、サンダーは後ろに下がって行く。

サンダー 「じょ、冗談はやめたまえ!なんのつもりじゃ!」
スマート 「動くな。惜しかったなマイト。中々いい演技だが、サンダー会長はそこまで間抜け面じゃない。これで裏をかいたつもりか?」

後ろから銃を構えた本物の松木が現れる。

松木 「いえいえ。裏の裏をかきました。」

スマート、ホールドアップ。

スマート 「なるほど、能力を使ったふりね。中々スマートじゃないか。」
松木 「あざす!」
サンダー 「(スマートに)てめ今間抜け面っつったな。」

下手明かりにチェンジ。

瀬名 「刃物は偽物だけど、金属だから注意して扱ってくれよ。あ、ちなみに羽阿弥教官は気で作った見えない剣を操るからもっと気をつけて。」

麻美が刀、カーコが見えない剣で戦いながら出て来る。入れ替わりに瀬名がハケる。2人戦いながら

カーコ 「まだまだね、ミー…じゃなくてミート。」
ミー 「やめてよもう。」
カーコ 「もっと本気出しなさい。」
ミー 「でも妖気の剣相手に刃物なんかじゃとても…」
カーコ 「あ、ちなみに私が妖怪ってのは内緒らしいよ。」
ミー 「正体ばらしても誰も信じないって。」
カーコ 「ま、そうだろね。さあ来いミート!私から一本も取れなかったら罰として!」
ミー 「罰として?」
カーコ 「おでこにひらがなで「にく」って書く!」
ミー 「させるかああああ!」

二人、上手へ。下手台明かりにチェンジ。納谷と早乙女が手旗信号をやっている。

納谷 「電子機器を操れるだけじゃないぞ!モールス信号に手旗信号!暗号系ならなんでも来い! 」写真
早乙女 「意外と体力あるじゃない、カイト!」
納谷 「アイドルの追っかけは体力が勝負なんだ!」
早乙女 「あ、やっぱそっち系の人?」
納谷 「うおおおおおお!」
早乙女 「なんか違うのになってるよ!落ち着こうか?!カイト落ち着こうか?!カイトおお!!」

(作:松本じんや/写真:原田智史)

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