△ 「ガールズ・イン・ザ・クライシス」シーン26


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明転すると、高台にアモンが立っている。反対側の高台に校長が現れる。

アモン 「やっぱり眺めがいいなぁ、スカイツリーの上は。この夜景も今日で見納め。か。」写真
校長 「まさか、またお前に会う事になるとは思ってもいなかったよ。」
アモン 「しっかし、長い事うまく隠れてたもんだよ。メフィスト。」
校長 「娘は私が守る。」
アモン 「はははは。ホントに人間みたいなこと言うね。元、魔界の大公様が。」
校長 「結界を更に広げた。」
アモン 「知ってる。一瞬で半径10キロまで広げるとは流石だよ。逃げる間もなかったね。」
校長 「お前を閉じ込めた。」
アモン 「目的はそれだけじゃないんだろ?」
校長 「ああ。この世界の精鋭達が、娘の抹殺を決定したらしい。あいつらからも娘を守らなければ。」
アモン 「魔界、霊界、そしてこの世界まで敵にまわしても、娘を守るんだ?」
校長 「それが父親だ。」
アモン 「ははははは!!父親だって!メフィストが、ははははは!」
校長 「お前を倒す。」
アモン 「できれば無駄なドンパチは避けて、交渉で話しをつけたいんですが。」
校長 「インテリヤクザか。」
アモン 「あんたには負けませんが、無傷じゃ済まなそうですし。どうでしょう?娘さんの命を保障する代わりに…」
校長 「嘘だな?」
アモン 「ははははは。魔族にはバレバレか。」
校長 「さっさとけりを付けましょう。」
アモン 「しょうがないな。やりますか。」

雷鳴がとどろき暗転。

(作:松本じんや/写真:はらでぃ)

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