△ 「ガールズ・イン・ザ・クライシス」シーン4


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中央からアモン登場。

アモン 「タウロス。」写真

タウロス登場。

タウロス 「おう。」
アモン 「メア。」

メア登場。

メア 「は〜い。」
アモン 「ペリルが人間界に逃げ込んだのは間違いない。見つけて来い。」
タウロス 「アモン。せっかく道ができたのになぜ総攻撃をかけねえ?」
アモン 「残念ながらあっちにもめんどくさい連中がいてね。能力者やら、もののけやら。」
メア 「そいつらに会ったらやっつけていいんだよね?」
アモン 「もちろん。ただ、まだあまり派手には動くな。」
メア 「楽しみ〜!」
アモン 「だが一番めんどうなのは、人間に味方する魔族がいるってことだ。」
タウロス 「ペリルか?」
アモン 「あいつはまだ使える。別のやつだ。」
メア 「え?もしかしてデビルマン?」
アモン 「ま、そんなようなもんだ。」
メア 「うわ〜!めっちゃ楽しみ〜!」
タウロス 「てめえも危険だなメア。」
メア 「なんで?」
タウロス 「人間の文化に興味を持ち過ぎだ。」
メア 「勉強熱心なだけです〜。」
アモン 「タウロス!メア!」
タウロス 「なんだ?」
アモン 「渡した物はちゃんと持ったか?」
メア 「(しおりを手にする)「侵略のしおり」でしょ?持った〜!」
タウロス 「俺は(自分の頭を指差し)ここに全部入ってる。」
メア 「うそだあ。」
タウロス 「うそじゃねえ!」
メア 「じゃあ問題。現地についたらまず?」
タウロス 「人間の姿になる。」
メア 「人間に出会ったら?」
タウロス 「人間の振りをする。」
メア 「魔族だってばれたら?」
タウロス 「ぶち殺す。」
メア 「バナナはおやつに?」
タウロス 「入らねえ。」
メア 「おお、やるじゃんバカのくせに。」
タウロス 「なんだとこらあ!」
アモン 「くれぐれも!…慎重にな。」
タウロス 「わかってる。」
メア 「じゃ、行ってきま〜す!」

タウロス、メア、去る。

アモン 「さて、次の準備だ。」

アモン、去る。照明変わる。

(作:松本じんや/写真:はらでぃ)

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