△ 「時空の異邦人」シーン26 part2


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伊達 「システム・ゲージ・オール・クリア」
間宮 「システム・ゲージ・オール・クリア・チェック」
鏑木 「サイコ・メディカル・バリュー・オール・クリア」
早坂 「サイコ・メディカル・バリュー・オール・クリア・チェック」
間宮 「カウント・マイナス・エイト・セブン・シックス・ファイヴ、フォー・スリー…・」

吉山、瀬名、オペ室に滑り込む

吉山・瀬名 「ちょっと待った〜っ!!!」
間宮 「ストップ・ダウン!」
早坂 「ストップ・ダウン!」
筒井 「吉山君?!瀬名さん?!どうしてここに?!」

2人ともぜーぜー言いながら。

吉山 「ど、どしてって…その…」
瀬名 「そりゃ…一言では…」
眉村 「チーフ?トラブルですか?」
筒井 「それが、今目の前に、吉山君と瀬名さんが…」
深町 「かずきが?!」写真

サルベージ・ツーのメンバー、タイムマシンから出て来る。深町、吉山の前へ。

深町 「かずき?」
吉山 「深町…」
吉山・深町 「無事で良かった…」
深町 「え?」

伊達、鏑木、瀬名の元へ。

伊達 「大丈夫ですか?」
鏑木 「あなたが瀬名さんですよね?」
瀬名 「良かった…良かった生きてる…」
伊達 「ええ、良かったですよご無事で。」
瀬名 「そじゃなくて…君たちが…」
鏑木 「え?」
瀬名 「みかん…かぶ…」
伊達 「みかん?」
鏑木 「ほしいんですか?」
伊達 「誰かみかんを瀬名さんに!」
瀬名 「いや、違うくて…ま…いいか…」

早坂、ほんとうにみかんを持って来る。

早坂 「どうぞ。」
瀬名 「え?…ありがとう…」
眉村 「あなた達は2時間前、過去に出発して…」
吉山 「牙!あなたも無事で良かった…」
眉村 「き、牙?」
筒井 「吉山君。他のメンバーは?」
吉山 「大林さんは無事です。回収したボックスを守る為に品川に。」
深町 「ボックス回収に成功したんだな!」
吉山 「ああ。」
筒井 「間宮君、サーチングドライブを品川に。」
間宮 「了解。」
伊達 「品川からどうやって?」
吉山 「電車です。」
鏑木 「電車?」
瀬名 「高尾の駅からは走った走った。」
眉村 「良く捕まらなかったな。」
深町 「朝倉さんと津田さんは?」

吉山、首を横にふる。

吉山 「機内で爆発があって、二人とも時空間に…」
深町 「そんな…」
筒井 「なんてこと…」
眉村 「くそっ…」
吉山 「そうだ!爆発は事故じゃありません!仕掛けられたものです!」
深町 「なんだって?」
瀬名 「スパイがいるんです!すぐに調査を!」
筒井 「わかりました、早急に。」
早坂 「チーフ!警備から通信です!」
筒井 「警備?(インカムのボタンを押し)筒井です。どうしました?…え?…なんですって?ええ…そんな…もしもし?応答して下さい、もしもし?!…まずい…」
吉山 「どうしました?」
筒井 「この施設が乗っ取られたって。」
深町 「乗っ取られた?!」
筒井 「警備にもスパイがいたらしい。」
瀬名 「だから俺たちも簡単に入ってこれたのか。」
筒井 「更に、ヘリで降りて来た武装した奴らに封鎖されたと…」
眉村 「なんだって?!」

みんな、銃を抜く。

筒井 「早坂さん、ホットラインは?」
早坂 「駄目です、切断されてます。」
鏑木 「助けを呼べないってこと?」
伊達 「元々外部との通信を遮断している施設だからね。」
吉山 「くそぉ…」

(作:松本仁也/写真:はらでぃ)

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