△ 「ヴァンパイア・ブリード」シーン37


トップページ > ページシアター > ヴァンパイア・ブリード > シーン37 【公演データ

<前一覧次>

鬼太朗、ネム、登場。
ネムは携帯をかけている。

ネム 「ごめ〜ん!いや、行きたいのは山々なんだけどさ、今からミッションでさ…え?来週?どこどこ…え?もしもし?…あれ?ヤバ!バッテリー切れだ!も、肝心な所で!」

ネム、鬼太朗に

ネム 「鬼太朗!」
鬼太朗 「ん?」
ネム 「携帯貸して!」
鬼太朗 「お前さぁ…」
ネム 「いいから早く!」

鬼太朗、渋々ポケットから目玉の親父を出す。

鬼太朗 「はい。」

ネム、受け取る。

ネム 「ありがと。…」

ネム、目玉のおやじに気付く。

ネム 「だから携帯おやじじゃなくて携帯電話!!」

鬼太朗,黙って目玉のおやじをさわると,開いて携帯になる。

ネム 「…あぁ。」

ネム、納得して電話をかけながらハケる。鬼太朗も追おうとしたところにブラムが入って来る。

ブラム 「ア〜、不安ダヨォ。」
鬼太朗 「どうしたんですか?」
ブラム 「ワガハイ、平安時代カラニポ〜ン出テナイデスモノ、イコークノ文化ニナジメ〜ルカドカ…」
鬼太朗 「千年いる日本にも馴染めてないですけどね。」写真

あげぱんと海坊主が泣きながら入って来る。

あげぱん 「ぬ〜〜〜ん!!」
鬼太朗 「あげぱん!おいおい今度はなんで泣いてるんだ?」
海坊主 「なんか近くで上戸彩がドラマのロケに来るって聞いて朝から待ってたそうなんですよ。」
鬼太朗 「あ〜、来なかったんだ。」
海坊主 「いえ、来たそうなんですが…。」
鬼太朗 「え?じゃなんで?」
海坊主 「上戸彩じゃなくて綾戸智絵だったそうです。」
あげぱん 「ぬ〜〜〜ん!!」
鬼太朗 「なんだよそれ…で?なんで君まで泣いてんの?」
海坊主 「もらい泣きですう〜!」
ブラム 「ウウッ!ソレワ泣ケ〜ルネェ!」
鬼太朗 「…どいつもこいつも…行くぞ。」

鬼太朗達ハケながら。

鬼太朗 「なんでもいいけどお前手ぶらはないだろ。」
あげぱん 「ぬん?」
鬼太朗 「大事なミッションだぞ。何か無いのが?」
あげぱん 「ぬ〜ん?」

全員ハケる。

(作:松本仁也/写真:はらでぃ)

<前一覧次>


トップページ > ページシアター > ヴァンパイア・ブリード > シーン37 【公演データ