△ 「ヴァンパイア・ブリード」シーン19


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照明が変わる。ドール、ネム出て来る。

ドール 「お姉ちゃんが眠り猫だね。」
写真 ネム 「ええ。あなたが人形使いのドール?」
ドール 「そろそろ一緒に遊ぼうか?」
ネム 「のぞむところよ。」
ドール 「やっと出番だよ。ピ〜〜ック!」

ピック登場

ピック 「ピ〜〜ック!」
ネム 「なるほど、影を操るってわけね。」
ドール 「ピック、挨拶は?」
ピック 「ピピピピック。(はじめまして)」
ドール 「はじめまして。」
ネム 「はじめまして。」
ドール 「やっちゃえ!」

ピック、ネムに襲いかかる。

ドール 「お姉さん気をつけてね。影には催眠術効かないからぁ。」

戦いはほぼ互角。

ネム 「なかなかやるじゃない。ペンギンさん。」
ピック 「(照れながら)ピ〜ック。」
ドール 「ポロ〜〜ッ!」

ポロ登場

ポロ 「ポロポロ〜ッ!」
ネム 「お、今度はねすみさん?」
ドール 「はいご挨拶。」
ポロ 「ポポポポポロ。」
ドール 「はじめまして。」
ネム 「はじめまして。」

ネム対ピック、ポロの戦い。今度もほぼ互角。

ドール 「お姉さんもなかなかやるじゃない。」
ネム 「まあね。」
ドール 「ジャジャ〜ッ!」

ジャジャ登場

ジャジャ 「ジャジャ〜ッ!」
ネム 「ありゃ、山猫さんもですか?」
ドール 「はい…」
ネム 「挨拶はいいから。」
ドール 「あっそ。」

ジャジャ残念そう。

ドール 「やっちゃえ!」写真

ネム、さすがに3対1はきつそう。

ネム 「一ついい?。」
ドール 「なぁにぃ。」
ネム 「この子達催眠術効かないのよね?」
ドール 「うん。」
ネム 「でも君には、効くんだよね?」
ドール 「…おっと…」
ネム 「じゃ、行きますよ。」

ネム、パワーアップして三人と渡り合い、かき分けてドールを追い詰める。

ネム 「お待たせ。」

ネム、ドールに術をかけようとした瞬間、フラッシュライトで目をつぶされる。

ネム 「きゃあ!」
ドール 「わーい!引っかかった引っかかったぁ!」
ネム 「目が!目が見えない!」

しゃがみこむネムを影三匹が囲む。

ドール 「さあ、お姉さん。呪文を下さいな。」
ネム 「…やなこった。」
ドール 「みんなぁ!」

影三匹、ネムを斬る。

ネム 「うあっ!。」
ドール 「さあどうする?今度は死んじゃうよ。…ん?何この匂い?」
ピック 「ピックピック!」
ドール 「え?煙?まさか火事?」

突然、炎が走る。

ドール 「あちちち!!」

次に冷気が

ドール 「さむっ!さむっ!」

あずき、夏子、登場。

あずき 「ネム姉さん!」
ネム 「あんたたちどうして?」
夏子 「いいから!こっちへ!」

あずき、夏子、ネムを連れ去る。

ドール 「くっそぉ!逃がすもんか!」

ドールと影達、追って去る。

(作:松本仁也/写真:はらでぃ)

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