△ 「トワの宇宙」シーン12


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戦闘機、シャトルのエンジン音の中、アイが出て来る。反対側からレパードも登場。後ろから樋口も。
後のメンバーは後ろからのぞいている。

レパード 「ホーク・アイ!」
アイ 「教官!お久しぶりです!」
樋口 「少佐!」
アイ 「樋口!なんでお前が?」
樋口 「偶然拾ってもらえたんです。」
レパード 「とにかく、無事で何よりよ。」
アイ 「教官も。実は艦長から、特務の連絡を受けてまして。」
レパード 「それじゃ、あなたもカラマツの?」
アイ 「はい。ある人物を運ぶ任務だとか。」
レパード 「ええ、コードネーム『メシア』よ。」
樋口 「何ですって?!」
アイ 「メシアって!…救世主を発見したんですか?!」
レパード 「ええ。」
樋口 「じゃ、あの子がメシアなんですか?!」

トワが前へ出る。

トワ 「…愛ちゃん?…」写真
アイ 「え?」

二人お互いを見つめる。

トワ 「愛ちゃんなの?」
アイ 「…うそ…トワ…?」
トワ 「やっぱり愛ちゃんだ!」
アイ 「うそっ!うそっ!トワなの?!ホントにトワなの?!」
トワ 「愛ちゃ〜ん!」
アイ 「信じられない!どうしてトワが!」
レパード 「まさかこちらもお知り合い?」
アイ 「はい!220年来の親友です!」
ルナ 「(カメラを向けながら)何と言う事でしょう!再会が続く中、これはとんでもない偶然の再会!感動の再会!奇跡の再会!まさに神懸かっています!」
レパード 「宇宙は狭いわね。まさかホーク・アイがメシアと知り合いだったなんて。」
アイ 「メシア?まさかトワが…メシアなの?」
トワ 「なんか…そうみたい…」
リー 「感動の再会中すみません!10キロ先に敵が迫っています!」
レパード 「行くわよ。」
アイ 「教官!お願いがあります!」
レパード 「何?」
アイ 「トワを私の機に乗せて下さい!」
レパード 「インターセプターに?」
アイ 「我が隊が彼女を引き受ける事になっていますし、そちらのシャトルより安全かと。」
レパード 「…そうね。いいでしょう。」
アイ 「ありがとうございます!」
リー 「隊長。大統領の放送です!」
アイ 「大統領?!」
リー 「流します!」写真
大統領 「大統領のミツヨ・マクドネルです。降下作戦で生き残っている兵士の皆さん、至急、南部のキャスル・ロック・タウンへ向かって下さい。地球軍の救助が間に合わないため、急遽、大統領専用船ノアを降ろしました。アンドロイド軍の到達まで、リミットは残り約三時間です。皆さんの無事到着を祈ります。」
レパード 「キャスル・ロックならこのシャトルでも一時間で行けるわ。」
リー 「よし!これでこの星から脱出できるぞ!」
アイ 「私達は皆さんより少し先を飛びます。」
レパード 「了解。行きましょう。」

アイとトワ、レパード隊それぞれの機にわかれる。

(作:松本仁也/写真:はらでぃ)

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