2025年7月の映画  戻る
ラブ・イン・ザ・ビッグシティ 
2024年 韓国 118分 
監督 イ・オニ
原作 パク・サンヨン
キャスト キム・ゴウン(ジェヒ)/ノ・サンヒョン(フンス)
メモ 2025.7.30(水)テアトル梅田
感想
はじめて男女のルーム・シェアを見たのは『フォー・ウェディング』(1994)やったかなあ。あれはびっくりした。
と思いだしながら見る。
本作の男と女は恋人やないから10年仲良く続くし、恋人ではないから一生は一緒にはいられへんねんな。
 
前半はええねんけどラストが・・・。ジェヒは両親と疎遠であのラストになるのか。うーん。わからない。
だんだん韓流ドラマになっていく。ここを突破しないと、『パスト ライブス/再会』の域には達しない。と思う。
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IMMACULATE 聖なる胎動 IMMACULATE(イマキュレイト 純潔)
2023年 米国/伊 89分 
監督 マイケル・モーハン
撮影  エリーシャ・クリスチャン
キャスト シドニー・スウィーニー(シスター・セシリア)/アルバロ・モルテ(助祭)
メモ 2025.7.23(水)テアトル梅田
あらすじ
シスター・セシリアは信者が減り故郷の教会が閉鎖になったため、イタリアの助祭に誘われはるばるアメリカからイタリアにやってきた。
感想
こういう映画が作られるってのはキリスト教にはなにかとっても抑圧されたものがあるのか。それともこういう映画が作れるってのは自由なのか、私にはわかりません。
ただ「教皇選挙」で描かれてたけど、カトリックでは女の人ってのはしもべのそのまたしもべやねん。
この映画では器やった。でもおとなしい器ではなかった。すごかった。
 
シスター・セシリア役のシドニー・スウィーニーって方は、映画「恋するプリテンダー」では水着姿やったり夜会服やったり露出度が大きく多くかなりのゆたかな胸でした。
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ストレンジ・ダーリン STRANGE DARLING
2023年 米国 97分 
監督・脚本 JT・モルナー
撮影 ジョヴァンニ・リビシ
キャスト ウィラ・フィッツジェラルド/カイル・ガルナー
メモ 2025.7.17(木)T・ジョイ梅田
感想
冒頭「場所はオレゴン」「35ミリフィルムでの撮影」 「六章からなる」 と表示され
いきなり「第三章」が始まる。
そういう系の映画かーしっかりみてないと置いてかれるーと緊張が走る。
映画が始まるとなんだか1970年代みたいな作り。
煙草をスパスパし、携帯はほとんど登場せず、現れた調理の場面はこれでもかってくらい油分、糖分、ソーセージ、玉子たっぷり、ノー野菜でヘルシーの欠片もないねん。
パンケーキの上に蜂蜜をたらし、ブルーベリージャムてんこ盛り、さらにホイップクリームをかける、たまげた。ソーセージを炒めた油でパンケーキを作る。たまげた。
お話にはふたり組が登場する場面がいくつもあって、それには理由があり、ラストに繋がっていくという脚本が面白い。
というのは、ふたりの内ひとりは死に、もうひとりは生き残るの
↑の絵を思いついて映画を作り始めたと監督さんが言われてました。実家の家業はお化け屋敷創りとか。
 
驚きは控えめながら 映像も展開も役者さんもたいしたもんです。
曲は「ラブ・ハーツ」 撮影はドラマ「スニーキー・ピート」の俳優ジョヴァンニ・リビシだそうです。
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フォーチュンクッキー FREMONT フリーモント
2023年 米国 91分 
監督 ババク・ジャラリ
脚本 カロリーナ・カヴァッリ/ババク・ジャラリ
キャスト アナイタ・ワリ・ザダ(ドニヤ)/グレッグ・ターキントン(医者)/ジェレミー・アレン・ホワイト(「一流シェフのファミリーレストラン」)
メモ 2025.7.9(水)テアトル梅田
あらすじ
アフガニスタンで米軍の通訳をしていたドニヤはタリバンから逃れ、今は米国サンフランシスコ近く中国人街のフォーチュンクッキーを作る工場で働いて8か月。
米国にたどり着けなかった同僚、置いてきた家族、米国に来ても家父長制のアフガニスタン人などなどで眠れない。
感想
孤島ものミステリ(クローズドサークル)は、出尽くしたと思っても新しいアイデアで小説を書く人がいる。
同じようにアキ・カウリスマキが描き切ったと思っても、また新しいストーリーを考える人がいる。
ドニヤに語りかける工場の社長、アフガン食堂の店長、加えてドニヤにセラピーをする医者
お医者は睡眠薬が欲しいだけのドニヤにはじめは迷惑そうやったのに、ドニヤに感化され愛読書のジャック・ロンドンの「白い牙」の話を語る。小さい頃から居場所が見つかりにくかったひとみたいに。
どっちが患者やねん になっていく。(ミイラ取りがミイラになった のか)
人の世は誰もが良くも悪くもほかの人の影響を受けるねんな。
 
船は港にいると安全だ。でも港を出ないと船ではない
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メガロポリス MEGALOPOLIS
2024年 米国 138分 
監督・脚本 フランシス・フォード・コッポラ
キャスト  アダム・ドライヴァー(カエサル)/ジャンカルロ・エスポジート(キケロ市長「ブレイキング・バッド」)/ナタリー・エマニュエル(市長の娘ジュリア)/オーブリー・プラザ(ワオ)/シャイア・ラブーフ(カエサルの従兄弟クローディオ)/ジョン・ヴォイト(カエサルとクローディオの祖父)/タリア・シャイア(カエサルの母)/ジェイソン・シュワルツマン/ローレンス・フィッシュバーン(運転手)/ダスティ・ホフマン
メモ 2025.7.7(月)大阪ステーションシティシネマ
感想
映画館で予告編を見て、未来都市みたい、フリッツ・ラング監督『メトロポリス』と題名も似ているしリメイクなのかなと思ったので、観てみる。
『メトロポリス』は遥か昔に復刻版を見たんやけど、どこの映画館で観たのか思い出せない。松竹のピカデリーやったか三番街シネマ123やったか・・・。
『メトロポリス』に似ているような似ていないような『イントレランス』もあったような気もするし『ベン・ハー』やし
という豪華絢爛映像の洪水。
巨大な像が崩れる、小さな花束が宙に停止した、雲が月をとっちゃうなどなどちゃめなシーンもあり観ててとっても楽しい。
 
コッポラ家はアメリカ映画界のセレブ一族やと思うし、上からみたいなところはあるけど、監督は今言わないとっ て思いはったんやね。
D・B・スウィーニーも見れた。
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