核になるメンバーは詩人の木下杢太郎、北原白秋、吉井勇、画家の石井柏亭(はくてい)、山本かなえ、森田恒友(つねとも)
与謝野鉄幹、与謝野晶子、森鴎外の後の若手芸術家たち。
会では料理と共に謎が出され、百家争鳴となるが謎を解くのはいつも「第一やまと」の女中あやの であった。
そう、アイザック・アシモフの「黒後家蜘蛛の会」の形式だそうです。
「浅草十二階の眺め」は江戸川乱歩の小説に出てくる浅草十二階「凌雲閣」が舞台だった。
いっぱい調べて趣向を凝らし幻想的なお話とは思うんですが、、、、
「黒後家蜘蛛の会」に比べ、、、あんまりミステリしていない。多彩な作者が今書きたくて書いた小説なんやろな と思う。
六作の中では
「白光」を読んだこともあって、「ニコライ堂の鐘」がよかった。