出演 佳山明(ユマ)/神野三鈴(お母さん)/大東駿介(介護士)/渡辺真起子(風俗嬢)/板谷由夏(編集長)/尾美としのり(叔父さん)/渋川清彦(ポン引き)/石橋静河(理学療法士)
メモ 2020.3.3(火)大阪ステーションシティシネマ
感想
性は、まあ、秘め事なんやろうけど、
ないことになっているような「障がい者の性欲」をお話にからませ、脳性まひの23歳の女性が自らを奮い立たせ母親の庇護から脱出し外の世界へと車椅子で歩み始める姿を描く。
母ひとり子ひとりのお母さんは、心配のあまりほんとは娘を
目の中に目の届くところに置いておきたい。
それでも、娘ひとりで外出させる。それなりの勇気を出してはるねん。気持ちわかるわ。
そやねんやけど、娘の好奇心と成長のスピードは加速する。時がきたんやね。追いかける長い手はないねん。これは母親の子離れの話でもある。
主人公のユマはオーディションで選ばれた方だそうです。
カメラの前でも自然体でお母さんが部屋に入ってきた途端、内心のどきどきを隠し外面は何食わぬ顔でPCのエロ画面を切り替えるシーンがうまかったなー。
HIKARIという監督さんは米国在住の方だとか。
障がいっていっても千差万別。
ユマの障がいは「ジョゼと虎と魚たち」のジョゼ(池脇千鶴)の様かな。湯船から出ることができない。
障がい者の性は
「そこのみにて光輝く」でも少し描かれてた。
以前読んだんやけど、ほんまかわからへんねんけど「ラブドールがあって、障がいのある息子と私は救われました」って話を読んだな。
ユマの仕事のコミックと言えば、今年とうとう一線を越え電子コミック・書籍を読み始める。
自分が決壊しないようにそろりそろりと足を踏み入れたところ、
世事にうとい私は日本にこんなにきれいな絵が書ける作家さんが、こんなにたくさんいてはるのにびっくり。コミケも大盛況やもんね。ユマ頑張れ!