2017年12月の映画  戻る


勝手にふるえてろ 
2017年 117分 日本
監督・脚本 大九明子(おおくあきこ)
原作 綿矢りさ(わたやりさ)
主題歌 黒猫チェルシー「ベイビーユー」
出演 松岡茉優(江藤良香(ヨシカ))/渡辺大知(ニ(黒猫チェルシーVo))/石橋杏奈(月島来留美(くるみ))/北村匠海(イチ(DISH//))
メモ 2017.12.28(木)シネ・リーブル梅田
あらすじ
経理の仕事をしているヨシカ24才は10年越しの片思いをしていた。片思いの相手は中学の同級生の「イチ」
脳内恋愛は中毒となり彼女の生活の半分を侵食している。そこに会社の営業部の男がヨシカに告白する。現実では初めてこくられた!
勝手に営業部の男を「ニ」と名付ける。この夢子ちゃんな女ヨシカにもこのままではいけない(かもしれない)という常識がかすかに残っていた。
「一目でいいから、今のイチに会って前のめりに死んでいこうと」思いたちヨシカは正月に同窓会を開くことを画策する。米国に渡った元同級生の名を騙って。
感想
「ニ」がいいやつなのか惚れっぽいだけの男なんかわからんけど、映画はお話と語り口が面白かった。赤い付箋ねえ。。。結界なのか? ジェリコの壁なのか。 お話は妄想系で狂ったように突如ミュージカルに変わる。
 
私の若い時は「一番手の男と結婚するより二番手との結婚の方が幸せになれる(要するに想うより想われる方がいい。男は追われるより追う方が好き)」って神話があったけど、今も変わらず。
おすすめ度★★★★戻る

ミックス。
2017年 120分 日本
監督 石川淳一
脚本 古沢良太
出演  新垣結衣(富田多満子)/瑛太(萩原久)/広末涼子(吉岡弥生)/真木よう子(富田華子)
メモ 2017.12.21(木)TOHOシネマズ梅田
あらすじ
自分の夢を娘にかなえさせる!の母に卓球のスパルタ教育をされていた多満子(たまこ)は母の死によって解放されあっさり卓球を捨てる。それから15年多満子は平凡なOLとなっていた。そこに現れたのは少女時代の王子様。しかし、奇跡は起こらずあえなく失恋おとぎ話は終わる。故郷に帰った多満子は、昔なじみに励まされ卓球に戻り男女混合ダブルス「ミックス」に挑戦を始める。
感想
ちょっと恥ずかしいところもあるけれど、王道の「ガールミーツボーイ」物。
この映画で語りたいことはふたつ。広末涼子はどこかうまい。
もうひとつはお母さん役の真木よう子。この笑顔ひとつないエキセントリックな演技に笑った。
 
試合で3位だった多満子に母は怒鳴る
   「卓球なんかやめちまえ!」
     「え〜ん、辞めたい〜」(多満子)
       「お前の意見は聞いてないっ」 
 
しかしみんなピンポンうまいなあ。特撮なんかな。
おすすめ度★★★1/2戻る

オリエント急行殺人事件 
2017年 114分 米国
監督 ケネス・ビラマー
脚本 マイケル・グリーン
原作 アガサ・クリスティ
キャスト ケネス・ブラナー(エルキュール・ポアロ)/ジョニー・デップ(ラチェット)/ジョシュ・ギャッド(秘書・マックイーン)/デレク・ジャコビ(執事・マスターマン)/レスリー・オドム・Jr(ドクター・アーバスノット)/デイジー・リドリー(家庭教師メアリ・デベナム「スターウォーズ/最後のジェダイ」)/ウィレム・デフォー(ハードマン)/ジュディ・デンチ(ドラゴミロフ公爵夫人)/オリヴィア・コールマン(コック・ヒルデガルデ・シュミット)/ペネロペ・クルス(ピラール・エストラバドス)/マーワン・ケンザリ(車掌ピエール)/ルーシー・ボーイントン(エレナ・アンドレニ伯爵夫人)/セルゲイ・ポルーニン(アンドレニ伯爵)/マヌエル・ガルシア=ルルフォ(マルケス)/トム・ベイトマン(重役ブーク)/ミシェル・ファイファー(ハバード夫人)
メモ 2017.12.14(火)大阪ステーションシティシネマ
感想
雪山を疾走する汽車がダイナミック。豪華で贅沢なオリエント急行で起こる殺人事件。
舞台は整った。楽しみました。
 
ただ「オリエント急行殺人事件」は4作目やねんけど、この作品も不満が残る。
アガサ・クリスティの描くアメリカ人って「陽気であたりかまわず大声でしゃべりまくる単純人種」であり、そのクリスティ作品のすべてがこの作品のためのフックやったん!
という原作を読んだ時の驚きがないの。
はっきり言ってハバート夫人が不満。ミシェル・ファイファーが単細胞に見えるか? (ローレン・バコールも)  重い。重たい。
このお話の要やろ? 原作の解釈が間違ってんちゃう? と思うのよねえ。。。
おすすめ度★★★1/2戻る

ローガン・ラッキー LOGAN LUCKY
2017年 119分 米国
監督 スティーヴン・ソダーバーグ
脚本 レベッカ・ブラント
キャスト チャニング・テイタム(ジミー・ローガン)/アダム・ドライヴァー(クライド・ローガン)/ライリー・キーオ(メリー・ローガン)/ダニエル・クレイグ(ジョー・バング)/ヒラリー・スワンク(FBI)/セス・マクファーレン/ケイティ・ホームズ(ジミーの元妻)
メモ 2017.12.9(土)大阪ステーションシティシネマ
あらすじ
「カントリー・ロード」が似合うウエスト・バージニアには運に見放されたローガン一家がいた。
ある「鍵」を偶然手に入れた長男のジミーはチャンス到来と勝負にでる。