だいぶ以前に聖路加(セイルカ)国際病院の小児科医の細谷亮太(ほそやりょうた)という先生が新聞に「子との別れ」という話を書かれていた。以前にも書いたけど「現代の医学では手を尽くしても助からない子もいる。」「親は最後まで毎日規則正しい生活をおくるようにしよう。顔を洗って歯を磨いて身だしなみを整え、勉強を続けよう。日々の充実と達成感をもたそう。」というようなことを言ってはったんを思い出すような小説。なかなかできるこっちゃない。
「死ぬまでにしておきたいことリスト」がイタリアで絵を描くことでもペルーのマチュピチュに登る事でも、そこに行くまでの交通手段も含めいつも通り働いている人の手助けなしにできない。自殺した人の遺体もほっとくわけにいかない。
(ただ高給取りのようやのに蓄えが無く、働いて賃金を受け取らないと10か月間生き延びる事ができない人がいるのに驚く)
ネットも不安定になり世界の活動がだんだんちっちゃくなっていく。 全編
「渚にて」のようなもの悲しい話やけどエピローグのじっちゃんとばっちゃんがいい。