キャスト ケイト・ブランシェット(キャロル・エアード)/ルーニー・マーラ(デパートのおもちゃ売り場の売り子テレーズ・ベリベット
「ドラゴン・タトゥーの女」)/サラ・ポールソン(キャロルの親友アビー)/カイル・チャンドラー(キャロルの夫ハージ)/ジェイク・レイシー(テレーズの男友達リチャード)
メモ 2016.2.28(土) TOHOシネマズ梅田
あらすじ
朝鮮戦争後アイゼンハワー大統領の時代、クリスマスシーズンのアメリカ・ニューヨークのデパートは裕福な人たちでごった返していた。おもちゃ売り場の売り子テレーズに、豪華な毛皮をまとったゴージャスな女性が話かける。それは4歳の娘へのプレゼントの相談。「あなたが4歳の頃、どんなお人形を持ってたの」 「あまりお人形は持っていなかったんです。」 「あなたならどんなプレゼントが欲しい?」 「レールセット(電車)」
美女キャロルが忘れていった手袋を郵便で送ったことから、キャロルの家に招かれキャロルとテレーズの交友が始まる。
それは美貌と富に恵まれながら、幸せではないキャロルの姿を垣間見る事だった。
感想
1950年代を彩るファッション、メイク、車、街並み。 カットバック(2人を交互に写す)、ズームイン、クローズアップなど(よくわかんないけど)技巧を凝らし、すべての場面が
フレームを通して観てるようで(実際そうやねんけど)絵になっているのが感じられる。テレーズをカメラマン志望に設定して、流れていく映像とはまた違う「その時を切り取り」 「無防備な生の姿を表す」
ショットがいい効果を出してた。
キャロルが夫ハージと娘の親権を争うシーンで、キャロルが「(この生活を続けると)私が私で無くなるの」 「醜い争いはさけましょう。私たちは醜い人ではないはず」 っていうセリフが記憶に残る。