2010年9月の映画  戻る


トイ・ストーリー3 TOY STORY 3
2010年 米国 103分
キャスト ウッディ/バズ・ライトイヤー/ジェシー/ミスター&ミセスポテト・ヘッド/レックス/ハム(ブタの貯金箱)/スリンキー・ドッグ/セージ /ハンナ/アンディ/リトルグリーンメン
メモ 2010.9.17(金)梅田ブルク7
あらすじ
ウッディやバズ・ライトイヤーと楽しく遊んでいたアンディも17才。大学に行くためのしたくをしている真っ最中。僕たちはどうなるの?一緒に行けるの? 屋根裏部屋? それともそれとも、捨てられるの!!
ゴミと一緒に捨てられるなら、「第二の人生を」と一行が選んだ行き先は、託児所。しかし、そこのイモムシ組のかわいい仲間たちは、心優しいレックスよりあんたたちが怪獣やろというとんでもない連中で、破壊の帝王。まさにモンスター。その上、おもちゃ仲間には恐怖の支配がしかれ、捕虜収容所も真っ青の監視下、脱走者には恐ろしい制裁が待ち受けていた。
感想
借金をしてまで「物を買おう!」というアメリカ人の旺盛な購買力により支えられていた、日本の輸出。
そのアメリカが「リユース」(再使用)の時代にはいっていくんや。(日本はこれからどうしたらええん!)
という感慨を持って見ていた。地球のため、大量生産大量消費の時代は終わった、終わらせないといけないという決意を、ピクサーに観たっ(ような気がする)。
 
一番の見所は、堅物のバズが設定を変えられて、スペインの色男になるところ。「セニュリータ」とかスペイン語しゃべってんだよ。誰が考えはっったのか。チエ者だと思う。そして、さぼてんがファンのリトルグリーンメン(緑色の三つ目のエイリアン)が、みなのお役に立つんだ(初めて・・・と思う)。ここもUFOキャッチャーの景品だった前身が生かされている、心憎い演出。ピクサーの総力をあげての作品。
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特攻野郎Aチーム THE MOVIE
2010年 米国 118分 FOX
監督・脚本 ジョー・カーナハン(「スモーキン・エース/暗殺者がいっぱい」「NARC」)
脚本 ブライアン・ブルーム/スキップ・ウッズ
撮影 マウロ・フィオーレ
キャスト リーアム・ニーソン/ハンニバル(ジョン・スミス大佐)/ブラッドリー・クーパー(女たらしのフェイス「ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い」)/クイントン・“ランペイジ”・ジャクソン(B.A.)/シャールト・コプリー(パイロットのマードック)/ジェシカ・ビール(ソーサ「幻影師アイゼンハイム」)/パトリック・ウィルソン(リンチ「ハードキャンディ」
メモ 2010.9.10(金)TOHOシネマズ梅田
あらすじ
軍の伝説化していた「特攻野郎Aチーム」は、 罠にはめられ別々の刑務所送りとなる。
脱走し、身の潔白をはらし真相を追求するチームであった。
感想
信じられないくらいナニでアレな狂ったヘリコプターの操縦士、マードックが、いいな。ヘリで逃げるシーンが最高! 高圧線に接触しただけで墜落するシロモノと同じとは、信じらんない。
そやねんけど、面白いねんけど、インパクトの大きさは前半で終わってしまった。大男の”恐怖症”がいまひとつ笑えないのも一因と思う。かくもコメディは難しい。
真相を知って「こりゃ、たまげた」という面々に、「いやぁ、そうなん? しょっぱなから・・・あやしいやろ」とツッコんだのは、ウチひとりではないと思う。
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スター・トレック
2009年 米国 126分
監督 J・J・エイブラムス(M:i:III)
脚本 ロベルト・オーチー/アレックス・カーツマン
撮影 ダン・ミンデル
キャスト クリス・パイン(ジェームズ・T・カーク)/ザカリー・クイント(スポック)/エリック・バナ(ネロ)/ゾーイ・サルダナ(ウフーラ)/カール・アーバン(レナード・“ボーンズ”・マッコイ)/ブルース・グリーンウッド(船長クリストファー・パイク)/ジョン・チョー(スールー)/サイモン・ペッグ(スコッティ)/アントン・イェルチン(チェコフ)/レナード・ニモイ 未来のスポック/ウィノナ・ライダー(アマンダ・グレイソン)
メモ 2010.9.5(日)WOWOW
あらすじ
「USSエンタープライズ号」の若きカーク、スポック、マッコイ、スコット、スールー、ウーラ、チェコフの冒険物語。
寿命が尽きかけているロミュラン星は、ブラックホールになってしまった。結果、星にいた妻と子を失ったロミュラン(ロムラン)人のネロは、炭鉱船とともにブラックホールに吸い込まれる。そして時空を超え再出現したのは、数十年前(およそ50年前か))の世界だった。それもこれも、ロミュラン星を大爆発させないため、ブラックホールに飲み込ませたバルカン(ヴァルカン)人のスポックのせいだとネロは恨み復讐を誓っていた。
再出現したところでネロは、出くわした連邦軍を攻撃し、カークの父は命を落とす。
そのどさくさで生まれ、十数年後、力をもてあましていたカークと、ハーフに苦しんでいる優等生のスポックはエンタープライズ号で出会う。
感想
面白かった。2度も見てしまった。
「宇宙大作戦」の頃よりみんな若造で、むちゃな奴らで、映画が若々しさがいっぱいだった。スポックとマッコイが「宇宙大作戦」のスポックとマッコイの性格そっくりで笑う。特にスポックは、ちょっとした仕草も似てて、俳優さんの努力にびっくり。よりいっそう優雅になってんだよ。
ウーラ(ウルーラ)とスポックってそんな関係だったの。とか、バルカン星はなくなったの?とか、カークがそんなに向こう見ずでやんちゃな奴だったなんて。と昔の記憶との違いに戸惑っていたら、ウィキによると「本作に登場する若いカークやスポックは旧シリーズに登場したカークやスポックと完全に同一の人物という訳ではなく、異なる量子現実に存在するもう一人の彼らである。」というパラレルワールドらしい。
 
特に書いておきたいのは、科学技官チェコフ役のアントン・イェルチンって役者さん。ロシア語なまりの英語で「僕ならできる! 僕ならできる!」とわめきながら走って、ハイスピードでバルカン星へ落ちていくカークとスールーの座標を暗算し、船に転送した人。最近では「ターミネータ4」でカイル(ジョン・コナーの父)役してた。さぼてんが最初に注目したのは、「ハフ Huff 〜ドクターは中年症候群」っていうアメリカのドラマで、ドクターの息子のバード役をしていた時。この「ハフ」ってドラマは、グウィネス・パルトローのお母さんのブライス・ダナーやら、オリバー・プラットが出ているめちゃめちゃなドラマで、2シーズンで打ち切りになったらしいが、実に辛口の面白いドラマだった。話広げすぎて、まとまりつかんようになったんちゃうかと思う。アントン・イェルチンは、子役から出ていて、モーガン・フリーマンの「スパイダー(2001)」では、誘拐された上院議員の娘ミーガンの同級生のロシア大使の息子役やった黒髪がくるくるの子。からは大きくないんやけど、いい役者になって欲しい。脇でいろんな映画に活躍して欲しい。
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