2008年11月の映画  戻る


イーグル・アイ EAGLE EYE(鷹の目)
2008年 米国 ドリームワークスピクチャーズ 118分 字幕:林完治
監督 D・J・カルーソー(「ディスタービア」
原案・脚本 ダン・マクダーモット
脚本 ジョン・グレン/トラヴィス・アダム・ライト/ヒラリー・サイツ
音楽 ブライアン・タイラー
撮影 ダリウス・ウォルスキー(「パイレーツ・オブ・カリビアン」)
キャスト シャイア・ラブーフ(ジェリー・ショー)/ミシェル・モナハン(レイチェル「M:i:V)/ビリー・ボブ・ソーントン(FBIトーマス・モーガン)/ロザリオ・ドーソン(ゾーイ・ペレス空軍特別捜査官)/マイケル・チクリス(カリスター国防省長官)
メモ 2008.11.23(日)晴れ 梅田ピカデリー
あらすじ
コピー屋の店員ジュリー(シャイア・ラブーフ)にママから電話が入る。一卵性双生児の出来のいい兄の突然の訃報。葬式から帰ってきたジュリーに、口座に高額のお金が振り込まれていたり、アパートに大量の武器が送られてきたり、携帯に謎めいた女の声で「すぐに逃げなさい」というコールが入ったり。あげくFBIにつかまり、「テロリストだろう。隠すとためにならないぞ」となぜか尋問を受けるハメに陥る。
一方、シングルマザーのレイチェル(ミシェル・モナハン)は、8歳になるひとり息子のサムを駅に見送った後、女友達とパブで羽を伸ばしていた。そこに携帯が鳴る。謎めいた女の声で「息子を無事に帰して欲しかったら言うことを聞きなさい。」と四の五の言うわさない命令口調だった。そして、恐怖の時間が始まる。
感想
ビリー・ボブ・ソーントンの特攻が見れた。 走る主人公達をはじめとしたスピーディな展開で、全編飽きさせない。かるーく楽しめる。
 
最近イギリスの「内部告発(WOWOW)」というドラマを見たんやけど、英国も米国もテロに対してナイーブというか集団ヒステリー。日本人のウチがゆるすぎるんかもしれへんけど。電車の乗客のケータイ全てに「ドアの所にいる黒い服の男は、テロリストだ」という着信が入ったシーンがよかったな。
 
「ディスタービア」が「裏窓」であり、巻き込まれてたいへんの本作は、「北北西に進路を取れ」「知りすぎていた男」だ。まあ、古い映画を見ていない人たちもいるだろうし、手塚漫画で育った者にはありがちな首謀者の正体にも、文句を言うまい。。。。そやねんけど、首謀者の行動の原因はなかなか面白かった。
 
展開が速すぎて見終わっていくつかの疑問があったんやけど、700円もしたパンフは何も答えてくれなかった(しくしく)。
 
<ばれあるかも>
「お前は何を見てたんや」という感じやねんけど、ジェリーが選ばれたのはなんで? 双子の弟だから音声が似てたの? 最後に軍人とゾーイがマザーを破壊する事で何か状況が変わったの? 何故、ふたつも爆弾が必要だったの?
最後にテクノロジーに頼りすぎましたって、反省はそれだけかよー。誤爆ちゃうかったの? 国防省長官が「次期大統領になる」って野望を抱くんかと思った。それやったら面白かったのに。
 
お薦め度★★★★1/2戻る

その土曜日、7時58分 
      Before The Devil Knows You're Dead(天国に行けますように、、悪魔があなたの死を知る前に)
2007年 米国 117分 字幕:小寺陽子
監督 シドニー・ルメット(「十二人の怒れる男」「未知への飛行」「狼たちの午後」「デストラップ・死の罠」「セルピコ」)
脚本 ケリー・マスターソン
音楽 カーター・パーウェル
撮影 ロン・フォーチュナト,A.S.C.
キャスト フィリップ・シーモア・ホフマン(兄・アンディ)/イーサン・ホーク(弟・ハンク)/アルバート・フィニー(父・チャールズ「ボーン・アルティメイタム」)/マリサ・トメイ(アンディの妻・ジーナ「いとこのビニー」)/ローズマリー・ハリス(母・ナネット「スパイダーマンのメイ伯母さん」)/アレクサ・パラディノ(ハンクの元妻・クリス)
メモ 2008.11.14(土)晴れ 梅田ガーデンシネマ
あらすじ
土曜日の朝、郊外の宝石店に強盗が入り、銃声が3発鳴り響く。その後には店員と強盗が倒れていた。
恵まれた境遇のはずの兄、弟、嫁、母、父が次々と最悪の選択を行い、列車が信号にさしかかるたびに間違った方を選択した結果、谷底に落ちる顛末となる。
感想
拝金主義というのかな。身の丈にあった暮らしができない。コツコツお金を貯める事ができない。現状に満足する事ができない。望めばなんでも手に入ると思っている。あきらめる事ができない。結果、世界でもっとも豊かで自由で可能性のある国で、破滅していく。日本も人事やない。お金につまってはいけない。