2004年5月の映画  戻る


グッバイ、レーニン!

ドイツアカデミー賞9部門受賞 ベルリン国際映画祭<嘆きの天使>賞
2003年 ドイツ 121分 
監督・脚本 ヴォルフガング・ベッカー
脚本 ベルント・リヒテンベルク
撮影監督 マルティン・ククラ
音楽 ヤン・ティルセン
セットデザイン ローザー・ホラー
衣装デザイン アンヌ・ブラウマンマン
出演 ダニエル・ブリュール(アレックス)/カトリーン・ザース(アレックスの母・クリスティアーネ)/チュルパン・ハマートヴァ(恋人ララ「ルナ・パパ」「ツバル」)/マリア・シモン(アリアネ)/フロリアン・ルーカス(友デニス)/ブルクハルト・クラウスナー(アレックスノ父・ルーベルト)
メモ 2004.5.28 梅田ガーデンシネマ
あらすじ
アレックスは母クリスティアーネ、姉アリアネと姉の娘の4人でベルリン暮らし。父親は10年前に家族を捨て西独に亡命した。母が言うには西独にいい人ができたから、らしい。それ以来母は東ドイツと結婚して今に至る。毎日民衆のため国のために陳情を行い表彰までされている。しかし時は移り1989年。東独では民主化運動が高まる。アレックスがデモに参加して警官に捕まったのを偶然目撃した母は心臓発作で倒れ、昏睡状態に。母はベルリンの壁の崩壊も知らずに眠りつづけ8ヵ月後目覚めた。
感想
空を飛びながら「グッバイ」するレーニンがシュールだった。ぽろっと不覚にも涙がこぼれるシーンもあった。
以下ねたばれ
母のために東独を存続させつづける息子は次第にエスカレートしてマスメディアを作り上げる。そして子供の頃の英雄を担ぎ出して理想の国家まで作り上げるのである。母はラスト祖国東独ではなく息子に向かって「すばらしいワ」と言うのである。
 
子供は国の宝っていうのかな、そんな事を感じてしまったな。国を分断されるってどんな気持ちかな。日本国も長い間沖縄をアメリカに取られアメリカは沖縄を浮沈空母扱いしていた。沖縄が日本の国に返還された時は嬉しかった。母は事あるたびに「戦中戦後と沖縄の人たちが気の毒だ。袂をわかって独立した方がいい。」って言うけど、さぼてんは日本の国にいてほしい。さぼてんはゼネコンで働いている。ゼネコンは設計、生産の技術屋だけでなく、事務方、自社だけでなく協力会社との総合力でなりたっている。国っていうのも様々な人の力・総合力で成り立っているもんなんだ。国民あっての国であり、国あっての国民なんだ。誇りのもてる日本国であってほしい。(君が代を歌う人数とか歌声の力強さで愛国心をはかるってか。ばかばかしいと思わないのか。あほちゃうか)
おすすめ度★★★★1/2
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ホーンテッド・マンション Haunted Mansion

2003年 米 88分 ディズニー映画
監督 ロブ・ミンコフ(「ステュアート・リトル)」
脚本 デイブィッド・バレンバウム
撮影 レミ・アデファラシン ASC
特殊効果  ジェイ・レッド/ソニー・ピクチャーズ・イメージワークス
音楽 マーク・マンシーナ
衣装 モナ・メイ
出演 エディ・マーフィ(ジム・エヴァース)/マーシャ・トマソン(サラ・エヴァース)/マーク・ジョーンズ・ジェフリーズ(マイケル)/アリー・ディヴィス(メーガン)/テレンス・スタンプ(ラムズリー)/ナサニュエル・パーカー(エドワード・グレイシー)/ジェニファー・ティリー(マダム・リオッタ)/ウォーレス・ショーン(エズラ)/ディナ・ウォーターズ(エマ)
メモ 2004.5.8 梅田ブルク7
あらすじ
ホーンテッド・マンション・・・・・ 1671年に建てられたこのお屋敷に栄耀栄華の最中悲劇が襲う。それからなが〜い間呪われて封印されていたお屋敷に不動産屋が呼ばれる。「エヴァース夫人おひとりで」というご招待だったが、家族サービスと金儲けを一挙にと欲張りに二兎を追う夫のエヴァースが一家4人で尋ねてみれば、すごい廃墟だ。おばけがでそう・・・・(でるんですけど)。
感想
予告編を見た人は誰しも思ったはず・・・・「テレンス・スタンプって、、、、、 ピーター・カッシング亡き後、クリストファー・リー亡き後(こらこら)、、、、その伝統を受け継ぐ覚悟なのだな。ご立派」と。いやあ、いいよ、いいよなー。ただちょっとお上品過ぎて。いまいちまだ路線に迷いが見えるな。もっともっとアクが強くなあれ〜強くなれ〜。圧倒的な存在感をみせたれ。
 
おしゃべりな生首・ジェニファー・ティリーがぴったんこ。これからは「ジェニファー・ティリーって?」って聞かれたときに「ホーンテッド・マンションのほらあのしゃべりの水晶玉」っていえるよな。これからは「『バウンド』のレズビアン」とか「『ブロードウェイと銃弾』のほら頭から声だす大ダイコン女優」とか「『コード』でヴィンセント・ギャロをみじん切りしていた人」とか言って(**)ってされなくてすむもんな。