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卯月八日の花
 5月8日をオツキヨウカといっている。卯月八日の訛り伝えだ。ヤマブキ、アオキ、ツバキ、紫モクレン、ヤマツツジなどを約3メートルの竿の先に括りつけ、庭に立て、豊作と無病息災を願って太陽に供える。特にヤマブキは春を告げる花として待ち焦がれる花で「八日の花」と呼ぶ。朽木村針畑地区の「卯月八日の花」。生杉の清源寺ではこの日に「花祭り」が行なわれる。近くの山や庭で採ったヤマブキやヤマフジ、チューリップ、パンジーなどでお釈迦様のお堂を飾り、潅仏会を行なう。

朽木村古屋
朽木村生杉
朽木村生杉清源寺の花祭り(5月8日)御堂の屋根はヤマブキ、チューリップ、ツバキなどの色とりどりの花びらで飾られる。

朝から曇っていたが、ちょうどこの撮影を終えた後激しい雨に見舞われた。切花に水を与えるかのように。
千団子祭り (5月16日から18日 園城寺護法善神堂 大津市園城寺町)
 16日、護法善神堂本尊で秘仏の可梨帝母姫像(鬼子母神)が開帳されル。三日間本尊は開扉され、串刺しにした千個の団子を藁つとにさして供えられる。鬼子母神は悪鬼神で、千人の子供を生んだが、他人の子供をさらって食べる女神であった。釈迦は彼女の最愛の末子を隠し戒心させた。以後、鬼子母神は子供の守護神となった。これにちなんで千個の団子が供えられる。この期間、子供の健やかな成長を願って、亀の甲羅に子供の名前を書き亀を法生池に放流させる