以下の八つの道です。
叡智 / 智慧
1. 正見 :Right View(Samma-ditthi)/ 正しく理解する
2. 正思惟:Right Thought(Samma-sankappa)/ 正しく考える
行動の規律 / 戒律
3. 正語 :Right Speech(Samma-vaca)/ 正しく話す
4. 正業 :Right Action(Samma-kammanta)/ 正しく行動する
5. 正命 :Right Livelihood(Samma-ajiva)/ 正しく生活する
心の規律 / 禅定
6.
正精進
:Right Effort(Samma-vdyama)/ 正しく努力する
7.
正念
:Right Mindfulness(Samma-sati)/ 正しく気づく
8. 正定
:Right Concentration(Samma-samadhi)/ 正しく集中する
仏道修行者が必ず修めるべき三つの基本的な修行項目に、戒学(かいがく)、定学(じょうがく)、慧学(えがく)があります。
これは三学(さんがく)と呼ばれています。
この戒 ・定 ・慧の三学は、修行のプロセスなので、修習の順番が重要のようです。
戒(戒律)
によって身・口・意(しんくい)、身(行動)・口(言葉)・意(言葉)が清らかになり、禅定に入りやすくなる。
定(禅定)を修めることで、慧が得られる。
慧(智慧)を修めることで、煩悩が排され、解脱が得られる。
平たく言えば、日常をきちんと生きていれば、心が散漫にならず、物事を正しく見ることができ、それによって、悟りに近づき、悟れる、ということではないかと思います。
修学の順番が重要にもかかわらず、サティパッターナ・スッタでは「智慧」の説明から始まっています。